阪神(-雨天中止-)DeNA =リーグ戦22回戦・阪神甲子園球場=
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DeNA
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阪神
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勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
◆DeNAのルーキー東克樹投手(22)が12勝目を目指す。 ドラフト制後、新人左腕の最多勝利数は80年木田(日本ハム)の22勝だが、セ・リーグでは67年江夏(阪神)02年石川(ヤクルト)の12勝が最多。東が2人に並べるか。

◆阪神金本知憲監督は26日のDeNA戦(甲子園)が雨天中止となり、残り14試合の一戦必勝を宣言した。「全部必死で勝ちに行っていますから」と強調した上で、短期決戦ぐらいの気持ちで、という問いにも「ずっと、その気持ちでいますよ」と力を込めた。 今回のDeNA戦は現状10月10日に組み込まれる可能性が高い。この日はCSファーストステージ開幕日となる同13日の3日前になる。規定では、CSに進出する3チームはファーストステージ開幕2日前の上位3位までと決まっている。今後も2試合以上ノーゲームがあった場合、阪神は全日程を消化しないまま順位を決定する可能性がある。1試合でも早く順位を上げておく必要があるだけに、早めに勝利を積み重ねておきたいところだ。

◆先発予定だったDeNAの東は27日にスライド登板せず、3位で並んでいる巨人との28日の直接対決に回ることが濃厚となった。  現在11勝5敗でセ・リーグ新人王の有力候補となっている。巨人戦は19日の前回登板では六回まで完璧に抑えるなど、5戦全勝と抜群の相性を誇る。菅野との投げ合いが見込まれ「接戦になる。先に点を取られず、粘り強く長い回を投げたい」と意気込んだ。

◆14連戦の初戦が中止となり、阪神の金本監督は「もう天気はしょうがないよ」と苦笑いを浮かべた。先発予定だった岩田はスライドせず、27日のDeNA戦(甲子園)はメッセンジャーが先発する。  残り試合が少なくなったこともあり、抑えのドリスら勝ちパターンの継投を担う救援投手の起用について「登板日(の間隔)が空いていたら、ちょっと無理してビハインドでいってもらうこともあるかも」と話した。

◆DeNAのドラフト1位・東克樹投手(22)=立命大=が、28日の巨人戦(東京ドーム)で先発することが濃厚になった。先発予定だった26日の阪神戦(甲子園)が雨で中止となったため、5戦5勝の巨人キラーが、当面のライバル相手に先発する。  「体調が良かったので、投げたかったんですけどね」と東。切り替えて見据えたのは、日本球界を代表する右腕との対決だ。「巨人に投げるとすれば菅野さんが相手だと思う。平良が投げ勝っているので、それに続いていけたらいい」。同い年の平良が15日に菅野に投げ勝ったことを刺激に、好投を誓った。  同率で3位に並ぶ巨人との今季最終戦。「3位争いしているし、気持ちの余裕はないかな」。クライマックスシリーズ(CS)出場へ重要な一戦。新人左腕の力で、白星をもぎ取る。 (湯浅大) 12連戦の6戦目となるはずだった阪神戦の中止にDeNA・ラミレス監督 「試合をやったとしても、ひどいグラウンドコンディションだった。中止のおかげで中継ぎ陣も休める」 27日の阪神戦(甲子園)で約1カ月ぶりに先発するDeNA・ウィーランド 「楽しみな気持ちでいっぱい。この時期はミスを少なくすることが重要」

◆阪神は26日、DeNA戦(甲子園)が雨天で今季19度目の中止となり、14連戦初戦から足踏み。10月13日からのクライマックスシリーズ(CS)前に順位を決定するために、試合ができる日がついに「あと1日」となった。谷本修球団副社長兼球団本部長(54)はセ・リーグから「ダブルヘッダーも検討してほしい」と打診があったことを明かした。阪神がダブルヘッダーを戦うとなれば、1993年以来、25年ぶり。同副社長は「(週末には)台風(24号)も来ていますしね。相談を受けても、連盟がどう差配するかです」と思案顔だった。

◆我、敗れたり...。3年連続で広島の独走Vを許した阪神・金本知憲監督(50)は26日、鯉の強力打線に脱帽した。打倒王者を目指し、若虎の底上げを図ったが、まだ道半ば。クライマックスシリーズ(CS)での再戦を目指して、残り14試合全力で戦う。  広島で現役時代をともにした緒方監督が3連覇。金本監督は現実を受け止めるしかなかった。  「(広島は)相変わらず打線がつながるというかね。逆転勝ち、何点リードしても、ドンドンドンドンつなげてくる」  皮肉にも虎は開幕から貧打ばかり...。「とにかく打って打って勝つチームだから。それを押さえ込むしかないよね」  投手力に自信はあった。今季に限ってはノーチャンスではなかったと認めた。  「今年は(広島は)リリーフにスキがあるかな...と思ってて、そこがつけいるスキがね、チャンスあると思ったけど」  今季の対戦は10勝13敗(10月2日からマツダスタジアムで最後の2連戦)で4年連続負け越し。大幅に負け越しているヤクルトや巨人と比べれば健闘しているといえるが、選手層の厚さを含め、まだまだ発展途上。力の差を痛感した。  「真っすぐへの力」-。打倒・広島対策は、はっきりしていた。指揮官は「ちゃんとデータに出ている」とも。だから昨秋のキャンプから野手にはスイング数、ウエートトレも強化した。ところが、期待していた若虎が開幕から相次いで不振。攻撃力の差は埋まらなかった。  昨季は2位だったが、現在5位に沈む。CS圏内の3位DeNAとは2・5差。天候不良の影響で14連戦と日程は厳しいが、可能性がある限りで、一つでも上を目指していく。 (阿部祐亮)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
78552 0.586
(↑0.003)
優勝
(↑1)
8691
(+10)
615
(-)
172
(-)
84
(+1)
0.265
(↑0.001)
4.12
(↑0.03)
2
(-)
ヤクルト
68642 0.515
(↓0.004)
9.5
(↓1)
9617
(-)
637
(+10)
124
(-)
65
(-)
0.267
(↓0.001)
4.21
(↓0.03)
3
(-)
DeNA
63692 0.477
(-)
14.5
(↓0.5)
9543
(-)
623
(-)
172
(-)
71
(-)
0.252
(-)
4.32
(-)
3
(-)
巨人
63695 0.477
(-)
14.5
(↓0.5)
6594
(-)
551
(-)
141
(-)
60
(-)
0.255
(-)
3.79
(-)
5
(-)
阪神
58692 0.457
(-)
17
(↓0.5)
14544
(-)
570
(-)
83
(-)
67
(-)
0.256
(-)
4.05
(-)
6
(-)
中日
61762 0.445
(-)
19
(↓0.5)
4586
(-)
643
(-)
95
(-)
59
(-)
0.265
(-)
4.42
(-)