オリックス(★3対6☆)楽天 =リーグ戦23回戦・大阪ドーム=
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楽天
0000001506801
ORIX
0001200003702
勝利投手:森原 康平(1勝0敗0S)
(セーブ:松井 裕樹(4勝7敗5S))
敗戦投手:山本 由伸(4勝2敗1S)

本塁打
【楽天】銀次(5号・8回表3ラン)
【オリックス】ロメロ(23号・4回裏ソロ),中島 宏之(5号・5回裏ソロ)

  DAZN
◆楽天は2点ビハインドで迎えた8回表、1死満塁からウィーラーの適時打で同点とする。さらに続く好機で銀次の3ランが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、2番手・森原が今季初勝利。敗れたオリックスは、2番手・山本が5失点とつかまり、痛い逆転負けを喫した。

◆オリックス中島宏之内野手(36)が5回、チーム2点目となる5号ソロを放った。 先頭の打席で相手先発の楽天辛島の直球をとらえ、左中間スタンドに運んだ。「いい感じで捉えることができました。追加点のほしいところやったからね。打ててよかったです!」とダイヤモンドを1周後、ベンチではじけるような笑顔を見せた。

◆オリックスのステフェン・ロメロ外野手(29)が4回、5試合ぶりのアーチを放った。 4回2死から楽天先発の辛島のカーブを捉え、左翼スタンド上段へ先制の23号ソロ。「打った瞬間だったね。相手投手は、どんどんストライクを取りに来ていたので、積極的に打ちに行った。東明が頑張っているし、先制することができてよかったよ」と力投する先発右腕を援護した。

◆オリックス若月健矢捕手(22)がチーム3点目の適時打を放った。2点リードの5回1死一、三塁で、三遊間を破るタイムリー。 「なんとかランナーをかえそうという気持ちだけでした。東明さんを楽にさせたかったので、追加点を取れてよかったです」と、3試合ぶりの適時打で、好投する先発右腕への援護点をたたき出した。

◆楽天が2点を追う8回にオリックスのセットアッパー山本を攻め、ウィーラーの同点適時打、銀次の決勝3ランで逆転勝ちした。 殊勲の銀次は試合後、1ストライクから2球目のフォークを見送れたことが、今季5号の決勝アーチを打てたターニングポイントだったと説明した。 「フォークを見逃せたのがたぶん1番大きかった。相当落ちるので、自分の中でゾーンを少し上げて。フォークを1球ぱっと見送れたのがホームランにつながりました」。 落ちる球を見切られた山本は3球目以降、直球を投げるしかなくなった。銀次は打者有利のカウント3-1からど真ん中の148キロ直球を右翼スタンドへ運んだ。 平石監督代行も「よく低めのフォークを我慢してくれて。有利なカウントになっておっつけにいかず、しっかりスイングできたのが良かった」とたたえた。 楽天は現在、来季をみすえた戦いにシフトチェンジ。若手中心の起用が続いている。そんな中でも30歳の銀次は連日スタメンで奮闘中。「若手に声をかけることも大事だし、その中で自分もしっかり結果を残さなきゃいけない。常に周りは見ています」と責任感を口にする。 実は5号は自己最多。銀次は照れながら「来年はもっと打てるように頑張ります。クリーンアップを打っている以上、長打は絶対条件。来年はもっと長打を意識していきたい」と笑顔を見せた。

◆オリックスが痛恨の逆転負けを喫した。 4回にロメロの23号ソロで先制し、5回には中島の5号ソロと若月の適時打で2点を追加。先発の東明も7回1失点と好投し、3-1でセットアッパーの山本をマウンドに送り出した。 だが山本は先頭の楽天今江に中前打を打たれ、続く田中、八百板に連続与四球で満塁。島内は空振り三振に取ったが、ウィーラーに同点打。銀次に決勝3ランを浴びた。20歳シーズンに限れば、95年平井正史(現オリックス1軍投手コーチ)の53試合を超える節目の54試合目の登板で、2敗目を喫した。 「低めのフォークを見送られた。それでもなんとかしないといけなかったんですが、ボールが先行すると苦しい。でも切り替えて、次頑張ります」と懸命に前を向いた。 5失点で降板し、ベンチに戻った20歳を出迎え、ねぎらったのは東明。2勝目が消える結果になったが「こういうときもありますから」と失意のセットアッパーを思いやった。

◆オリックスは勝利の継投が崩れ、逆転負けした。 3-1の8回に投入した山本が先頭今江に中前打、さらに2四球と乱れ、1死満塁からウィーラーに同点打。銀次に決勝3ランを浴びた。山本は今季登板54試合目。20歳シーズンに限れば95年平井正史の53試合を超えた。その節目で、セットアッパー転向後最多5失点で2敗目。「低めのフォークを見送られた。それでもなんとかしないといけなかったんですが、ボールが先行すると苦しい。切り替えて、次また頑張ります」と反省点を見据えた。

◆オリックスのロメロが0-0の四回に23号ソロを放った。2死無走者で辛島が投じた初球の108キロのカーブを振り抜くと、打球は左翼上段席後方の壁にまで届いた。  これで7試合連続安打と調子を上げている。「打った瞬間だったね。相手投手はどんどんストライクを取りにきていたので、積極的に打ちにいった」と振り返った。

◆楽天の森原が好救援で今季初勝利を挙げた。0-3の六回1死二、三塁でマウンドに上がると、白崎を空振り三振、代打小島を遊直に仕留めて得点を許さなかった。続投した七回も2三振を奪って三者凡退に終わらせると、直後に味方が逆転し「勝ちが付くっていうのはやっぱりうれしい」と白い歯をのぞかせた。  150キロを超える速球が持ち味の2年目の右腕。ピンチの場面で起用した平石監督代行は「三振を取れるので森原に託した。よく期待に応えてくれた」と賛辞を贈った。 辛島(六回途中まで3失点) 「悪くはなかった。3点目がいらなかった。詰めが甘い」 田中(新人王を争う山本と対戦し四球) 「最近はいつも平常心だけど、あの打席はぎらっとした。絶対に塁には出ようと思っていた」

◆オリックスの山本が3-1の八回に登板し、1死しか奪えず今季ワーストの5失点と打ち込まれて逆転を許した。「低めのフォークボールをしっかり見送られて、そこで何とかすべきだったが、ボール先行になってしまった」と反省した。  先頭打者の代打今江に中前打を許すと、2者連続四球で満塁。1死後にウィーラーに同点の2点適時打、続く銀次に痛恨の3ランを浴びた。福良監督は「四球を出すピッチャーではないが」と首をかしげた。 福良監督(打線に) 「強いて言えば六回。(点が入れば)全然変わっていたと思う」 中島(五回に5号ソロ) 「いい感じで捉えることができた」 東明(7回1失点で2勝目を逃し) 「ゲームをつくれたというのは良かったと思う」

◆20歳のセットアッパー、山本が打たれて逆転負け。3-1の八回に登板するも、一死満塁からウィーラーに中前へ同点2点打、銀次には勝ち越しの3ランを浴びた。8試合連続無失点中だったが、1/3回をリリーフ転向後ワーストとなる5失点で今季2敗目。福良監督は「きょうは制球が出来ていなかった」と渋い表情を浮かべつつ「うちの勝ちパターンですからね」と変わらぬ信頼を寄せた。 7回1失点も後続が打たれ、今季2勝目を逃したオリックス・東明 「先頭打者を抑えることを意識した。リズムよく投げられたと思うが、最後の連打は反省しなければいけない」

◆勝負強い5番打者の一振りで勝負を決めた。同点に追いついた八回、一死一、二塁で銀次が右中間席に飛び込む決勝の5号3ラン。13年目で自己最多となった一発を「完璧です」と自画自賛した。「中軸を打っている以上、長打は絶対条件。来年はもっと打てるように意識する」と貪欲に話した。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
78502 0.609
(↑0.003)
M9
(↑1)
13737
(+12)
608
(+4)
179
(+3)
120
(+1)
0.276
(↑0.001)
4.37
(-)
2
(-)
ソフトバンク
70551 0.56
(↑0.004)
6.5
(-)
17602
(+3)
517
(-)
182
(-)
73
(-)
0.267
(-)
3.93
(↑0.04)
3
(-)
日本ハム
67583 0.536
(↓0.004)
9.5
(↓1)
15542
(+4)
539
(+12)
132
(+1)
84
(-)
0.252
(↓0.001)
3.88
(↓0.07)
4
(-)
ORIX
60685 0.469
(↓0.003)
18
(↓1)
10500
(+3)
527
(+6)
95
(+2)
91
(-)
0.242
(↓0.001)
3.68
(↓0.02)
5
(-)
ロッテ
54683 0.443
(↓0.003)
21
(↓1)
18472
(-)
536
(+3)
64
(-)
113
(-)
0.25
(↓0.001)
3.95
(↑0.02)
6
(-)
楽天
54733 0.425
(↑0.004)
23.5
(-)
13476
(+6)
538
(+3)
120
(+1)
61
(-)
0.241
(-)
3.86
(-)