1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 6 | 8 | 0 | 1 |
ORIX | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 7 | 0 | 2 |
勝利投手:森原 康平(1勝0敗0S) (セーブ:松井 裕樹(4勝7敗5S)) 敗戦投手:山本 由伸(4勝2敗1S) 本塁打 |
◆楽天は2点ビハインドで迎えた8回表、1死満塁からウィーラーの適時打で同点とする。さらに続く好機で銀次の3ランが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、2番手・森原が今季初勝利。敗れたオリックスは、2番手・山本が5失点とつかまり、痛い逆転負けを喫した。
◆オリックス中島宏之内野手(36)が5回、チーム2点目となる5号ソロを放った。 先頭の打席で相手先発の楽天辛島の直球をとらえ、左中間スタンドに運んだ。「いい感じで捉えることができました。追加点のほしいところやったからね。打ててよかったです!」とダイヤモンドを1周後、ベンチではじけるような笑顔を見せた。
◆オリックスのステフェン・ロメロ外野手(29)が4回、5試合ぶりのアーチを放った。 4回2死から楽天先発の辛島のカーブを捉え、左翼スタンド上段へ先制の23号ソロ。「打った瞬間だったね。相手投手は、どんどんストライクを取りに来ていたので、積極的に打ちに行った。東明が頑張っているし、先制することができてよかったよ」と力投する先発右腕を援護した。
◆オリックス若月健矢捕手(22)がチーム3点目の適時打を放った。2点リードの5回1死一、三塁で、三遊間を破るタイムリー。 「なんとかランナーをかえそうという気持ちだけでした。東明さんを楽にさせたかったので、追加点を取れてよかったです」と、3試合ぶりの適時打で、好投する先発右腕への援護点をたたき出した。
◆楽天が2点を追う8回にオリックスのセットアッパー山本を攻め、ウィーラーの同点適時打、銀次の決勝3ランで逆転勝ちした。 殊勲の銀次は試合後、1ストライクから2球目のフォークを見送れたことが、今季5号の決勝アーチを打てたターニングポイントだったと説明した。 「フォークを見逃せたのがたぶん1番大きかった。相当落ちるので、自分の中でゾーンを少し上げて。フォークを1球ぱっと見送れたのがホームランにつながりました」。 落ちる球を見切られた山本は3球目以降、直球を投げるしかなくなった。銀次は打者有利のカウント3-1からど真ん中の148キロ直球を右翼スタンドへ運んだ。 平石監督代行も「よく低めのフォークを我慢してくれて。有利なカウントになっておっつけにいかず、しっかりスイングできたのが良かった」とたたえた。 楽天は現在、来季をみすえた戦いにシフトチェンジ。若手中心の起用が続いている。そんな中でも30歳の銀次は連日スタメンで奮闘中。「若手に声をかけることも大事だし、その中で自分もしっかり結果を残さなきゃいけない。常に周りは見ています」と責任感を口にする。 実は5号は自己最多。銀次は照れながら「来年はもっと打てるように頑張ります。クリーンアップを打っている以上、長打は絶対条件。来年はもっと長打を意識していきたい」と笑顔を見せた。
◆オリックスが痛恨の逆転負けを喫した。 4回にロメロの23号ソロで先制し、5回には中島の5号ソロと若月の適時打で2点を追加。先発の東明も7回1失点と好投し、3-1でセットアッパーの山本をマウンドに送り出した。 だが山本は先頭の楽天今江に中前打を打たれ、続く田中、八百板に連続与四球で満塁。島内は空振り三振に取ったが、ウィーラーに同点打。銀次に決勝3ランを浴びた。20歳シーズンに限れば、95年平井正史(現オリックス1軍投手コーチ)の53試合を超える節目の54試合目の登板で、2敗目を喫した。 「低めのフォークを見送られた。それでもなんとかしないといけなかったんですが、ボールが先行すると苦しい。でも切り替えて、次頑張ります」と懸命に前を向いた。 5失点で降板し、ベンチに戻った20歳を出迎え、ねぎらったのは東明。2勝目が消える結果になったが「こういうときもありますから」と失意のセットアッパーを思いやった。
◆オリックスは勝利の継投が崩れ、逆転負けした。 3-1の8回に投入した山本が先頭今江に中前打、さらに2四球と乱れ、1死満塁からウィーラーに同点打。銀次に決勝3ランを浴びた。山本は今季登板54試合目。20歳シーズンに限れば95年平井正史の53試合を超えた。その節目で、セットアッパー転向後最多5失点で2敗目。「低めのフォークを見送られた。それでもなんとかしないといけなかったんですが、ボールが先行すると苦しい。切り替えて、次また頑張ります」と反省点を見据えた。
◆オリックスのロメロが0-0の四回に23号ソロを放った。2死無走者で辛島が投じた初球の108キロのカーブを振り抜くと、打球は左翼上段席後方の壁にまで届いた。 これで7試合連続安打と調子を上げている。「打った瞬間だったね。相手投手はどんどんストライクを取りにきていたので、積極的に打ちにいった」と振り返った。
◆楽天の森原が好救援で今季初勝利を挙げた。0-3の六回1死二、三塁でマウンドに上がると、白崎を空振り三振、代打小島を遊直に仕留めて得点を許さなかった。続投した七回も2三振を奪って三者凡退に終わらせると、直後に味方が逆転し「勝ちが付くっていうのはやっぱりうれしい」と白い歯をのぞかせた。 150キロを超える速球が持ち味の2年目の右腕。ピンチの場面で起用した平石監督代行は「三振を取れるので森原に託した。よく期待に応えてくれた」と賛辞を贈った。 辛島(六回途中まで3失点) 「悪くはなかった。3点目がいらなかった。詰めが甘い」 田中(新人王を争う山本と対戦し四球) 「最近はいつも平常心だけど、あの打席はぎらっとした。絶対に塁には出ようと思っていた」
◆オリックスの山本が3-1の八回に登板し、1死しか奪えず今季ワーストの5失点と打ち込まれて逆転を許した。「低めのフォークボールをしっかり見送られて、そこで何とかすべきだったが、ボール先行になってしまった」と反省した。 先頭打者の代打今江に中前打を許すと、2者連続四球で満塁。1死後にウィーラーに同点の2点適時打、続く銀次に痛恨の3ランを浴びた。福良監督は「四球を出すピッチャーではないが」と首をかしげた。 福良監督(打線に) 「強いて言えば六回。(点が入れば)全然変わっていたと思う」 中島(五回に5号ソロ) 「いい感じで捉えることができた」 東明(7回1失点で2勝目を逃し) 「ゲームをつくれたというのは良かったと思う」
◆20歳のセットアッパー、山本が打たれて逆転負け。3-1の八回に登板するも、一死満塁からウィーラーに中前へ同点2点打、銀次には勝ち越しの3ランを浴びた。8試合連続無失点中だったが、1/3回をリリーフ転向後ワーストとなる5失点で今季2敗目。福良監督は「きょうは制球が出来ていなかった」と渋い表情を浮かべつつ「うちの勝ちパターンですからね」と変わらぬ信頼を寄せた。 7回1失点も後続が打たれ、今季2勝目を逃したオリックス・東明 「先頭打者を抑えることを意識した。リズムよく投げられたと思うが、最後の連打は反省しなければいけない」
◆勝負強い5番打者の一振りで勝負を決めた。同点に追いついた八回、一死一、二塁で銀次が右中間席に飛び込む決勝の5号3ラン。13年目で自己最多となった一発を「完璧です」と自画自賛した。「中軸を打っている以上、長打は絶対条件。来年はもっと打てるように意識する」と貪欲に話した。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 |
78 | 50 | 2 | 0.609 (↑0.003) | M9 (↑1) |
13 | 737 (+12) | 608 (+4) | 179 (+3) | 120 (+1) |
0.276 (↑0.001) | 4.37 (-) |
2 (-) |
ソフトバンク |
70 | 55 | 1 | 0.56 (↑0.004) | 6.5 (-) |
17 | 602 (+3) | 517 (-) | 182 (-) | 73 (-) |
0.267 (-) | 3.93 (↑0.04) |
3 (-) |
日本ハム |
67 | 58 | 3 | 0.536 (↓0.004) | 9.5 (↓1) |
15 | 542 (+4) | 539 (+12) | 132 (+1) | 84 (-) |
0.252 (↓0.001) | 3.88 (↓0.07) |
4 (-) |
ORIX |
60 | 68 | 5 | 0.469 (↓0.003) | 18 (↓1) |
10 | 500 (+3) | 527 (+6) | 95 (+2) | 91 (-) |
0.242 (↓0.001) | 3.68 (↓0.02) |
5 (-) |
ロッテ |
54 | 68 | 3 | 0.443 (↓0.003) | 21 (↓1) |
18 | 472 (-) | 536 (+3) | 64 (-) | 113 (-) |
0.25 (↓0.001) | 3.95 (↑0.02) |
6 (-) |
楽天 |
54 | 73 | 3 | 0.425 (↑0.004) | 23.5 (-) |
13 | 476 (+6) | 538 (+3) | 120 (+1) | 61 (-) |
0.241 (-) | 3.86 (-) |
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