日本ハム(★4対8☆)オリックス =リーグ戦22回戦・札幌ドーム=
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ORIX
20020210181310
日本ハム
00011010141110
勝利投手:西 勇輝(9勝12敗0S)
敗戦投手:マルティネス(10勝9敗0S)
  DAZN
◆オリックスは初回、ロメロと中島の適時打で先制する。その後は、6回表に若月と宗の適時打、7回には小田の適時打などで着実に追加点を挙げた。投げては、先発・西が5回2失点と試合をつくり、今季9勝目。敗れた日本ハムは、最終回に無死満塁の好機をつくるも及ばなかった。

◆オリックスのステフェン・ロメロ内野手が先制タイムリーを放った。1回1死二塁から日本ハム・マルティネスの初球147キロをレフト前に転がした。 ロメロは「宗、福田がつないで作ったチャンスだったし、なんとかランナーをかえすために、野手の間を抜く打球を打ちたいと思っていた。高めに来たボールをきっちりと打ち返すことができたよ」と振り返った。

◆日本ハムの先発ニック・マルティネス投手(28)が、6回途中を8安打6失点で9敗目を喫した。 1回に3安打を浴びて、いきなり2失点。得点圏に走者を背負ってから踏ん張りきれず、試合を作れなかった。すでに10勝を挙げているチームの勝ち頭は「今日はストレートの制球が悪かったです。結果的に苦しいピッチングになってしまったし、大事な時に高めに浮いたストレートを捉えられてしまいました」と、反省しきりだった。

◆オリックス西勇輝投手が5回2失点で9勝目も左脇腹付近の負傷で降板した。4回守備で一塁ベースカバーに入った際に痛めた。5回を投げ終えて降板。試合中は病院には行かずにアイシングなどの治療を行った。 西は「次は大丈夫です。(首脳陣と)話し合って無理はしないということになりました。中継ぎの方には申し訳なかった」と厳しい表情だった。

◆日本ハムの中田翔内野手(29)が9回無死満塁から、1シーズンのプロ野球最多記録にあと2本と迫る中犠飛を放ち、今季100打点目をマークした。 相手は昨季まで同僚だったオリックス増井。高めの151キロを外野へはじき返し、一矢報いた。 シーズン13本目の犠飛で原辰徳(巨人)らのレジェンドを抜き、単独歴代2位に浮上も「自分のことはどうでもいい。勝たないと、おもしろくない」と表情は険しかった。

◆福良チルドレンが躍動した。オリックスは2点リードの4回に9番若月が左前適時打を放つと、1番宗は中犠飛で追加点。6回にも2人がタイムリーを放ち、2日連続2桁安打となる13安打8得点の快勝を導いた。 福良監督は手塩にかけて育ててきた若手の活躍にご満悦。「活発でしたね。宗が(塁に)出ているのが大きいんじゃないかな」と22歳のリードオフマンをたたえた。

◆日本ハム中田翔内野手(29)が、2年ぶりに100打点に到達した。5点を追う9回無死満塁で放った中犠飛で自身4度目の節目を刻み、犠飛のシーズン最多記録には、あと2本に迫った。この日は16日で芸能界を引退した安室奈美恵さん(40)の曲を選手が登場曲に使用したが、平成の歌姫の力を生かせず、手痛い連敗を喫した。再び自力優勝の可能性は消滅。今日17日に西武が勝てば、勝敗に関係なく優勝マジックが点灯する。 敗戦ムード漂う土壇場で、最大の盛り上がりを演出した。5点を追う9回無死満塁。中田が「You,re my sunshine」に乗って、打席に入った。オリックス増井の2球目。高めの直球151キロを振り上げ、100打点目のメモリアルな中犠飛につなげた。糸口をつかみかけたが、後続は続かず。中田は「簡単に言うとボロ負け」と、手痛い連敗に打ちひしがれた。 節目の一打より、重くのし掛かる敗戦だった。大台到達は自身2年ぶり4度目。今季13犠飛で歴代最多に、あと2本とした。「自分のことは、どうでもいい」と切り捨て「ただの負け。チームがこういう状況なので、やるしかない」と目を血走らせた。栗山監督は「しっかり投打かみ合って、バランス良く戦っていけるように頑張ります」と足元を見つめ直した。 旋律は、悲しげに響いた。16日で芸能界引退した安室の曲を、出場14選手が登場曲に使用。被災した北海道民を勇気づけようという演出で、西川や大田らが選曲に携わった。完封負けから一夜明けた、この日。計45曲のメドレーが流れた。攻撃時はコンサート会場のような盛り上がりを見せたが、名曲に乗せた快音を響かせることは出来なかった。 首位攻防戦の裏で、追撃音を強く奏でるはずだった。西武、ソフトバンクの3連戦中に白星を積み重ね、優勝争いへ迫るはずだった。だが、まさかの連敗で再び自力優勝の可能性が消滅。今日17日、西武は勝てば優勝マジックが点灯する。主砲は「考えるとか、レベルの低い話じゃない。やるしかない」。逆転優勝への道が絶えない限り、進み続ける。【田中彩友美】 ▼中田が9回に犠飛を放ち、2年ぶり4度目のシーズン100打点。100打点以上の回数は王(巨人)の14度が最多だが、日本ハムで4度は大杉、小笠原を抜く球団新記録。また犠飛は今季13本目で、シーズン最多の70年大杉(東映=15)に次ぐ単独2位。

◆オリックスが快勝した。一回、ロメロと中島の適時打で2点を先制。四回に若月の適時打などで2点を加え、六回には若月と宗の2者連続適時二塁打で突き放した。西は5回2失点で9勝目。日本ハムはマルティネスが誤算だった。

◆日本ハムは2試合連続で投手陣が崩れて完敗した。マルティネスが六回途中で降板すると救援陣も耐えられず計8失点。15日と合わせて29安打と圧倒された。  首位西武とのゲーム差は7・5にまで広がり、自力優勝の可能性が再び消えた。栗山監督は「目いっぱいやるしかない。試合を支配し切れていないのはこちら(監督)の責任」と厳しい表情だった。 マルティネス(9敗目) 「直球の制球があまり良くなかった。しっかり投げられなかった。悔しい」

◆オリックスの西が5回2失点で9勝目を挙げ、2年ぶりの2桁勝利にあと1勝に迫った。ただ、四回のベースカバーの際に左脇腹付近に違和感を覚え、五回終了後に降板。「中継ぎに申し訳なかった。次の試合には問題ないと思う」と笑顔はなかった。  4-0の四回2死から連打を許してピンチを招いて失点。脇腹に違和感を抱えていた五回には西川に適時二塁打を浴びた。「この点差だったら長いイニングを投げられた」と悔しさをにじませた。 福良監督(四回に左脇腹付近に違和感を覚えながらも五回まで投げた西に) 「五回は心配だった。よく投げたんじゃないですか」 ロメロ(一回に先制の左前打) 「宗、福田がつないでつくったチャンスだったし、野手の間を抜く打球を打ちたいと思っていた」 若月(四回に適時打、六回には適時二塁打を放ち) 「打たないと試合に出られない。継続できるようにしていきたい」 宗(六回に適時二塁打) 「少し詰まったが、外のボールをしっかりと打ち返すことができた」

◆日本ハムの中田は3-8の九回に犠飛を記録し、2年ぶりの100打点に到達した。今季の犠飛も13本に伸ばし、パ・リーグでは1975年の佐々木(近鉄)を抜いて単独2位に浮上した。プロ野球のシーズン最多記録は70年の大杉(東映)が持つ15。  チームが完敗したために中田は「自分のことはどうでもいい。チームが勝つために何をすべきか」と悔しさを押し殺すように話した。

◆日本ハムは選手が打席に入るときや、投手が登板するときの登場曲に、全て安室奈美恵さんの楽曲を使用した。「平成の歌姫」と呼ばれ、一時代を築いた歌手の引退に合わせた粋な演出で球場を盛り上げた。  1992年生まれの西川は「昔の曲はあまり知らないけど、僕が大きくなってからも歌を出している。次に何が流れるのかなと思っていた」と笑みを浮かべた。

◆オリックスの福田が六回、二塁内野安打でヘッドスライディングした際に左手を負傷して七回の守備から退いた。札幌市内の病院で検査を受け、左手親指付け根の関節の「内側側副靱帯損傷」と診断された。球団によると17日以降に出場選手登録から外すか決める。

◆西は5回2失点(自責1)で9勝目(12敗)。2年ぶり5度目となる2桁勝利に王手をかけた。ただ、四回の守備で一塁カバーに入った際に、左脇腹を負傷。五回でマウンドを降り、「自分のミス」と悔しさもにじませた。  痛めた箇所は次回登板には支障がないもようで「次は大丈夫だと思います。無理をして、次いけないよりは、と話し合って(降板した)」と10勝目を見据えていた。

◆全選手がこの日引退した歌手・安室奈美恵の楽曲を登場曲に使用したが、投打の歯車がかみ合わず2連敗。首位・西武とのゲーム差は7・5に広がり、自力優勝の可能性が消滅した。中田は九回の中犠飛で球団史上初となる4度目の100打点をマークしたものの「自分のことはどうでもいい。切り替えどうこうではなく、やるしかない。勝ちたい」と唇をかんだ。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
75502 0.6
(↑0.003)
(-)
16710
(+8)
599
(+5)
171
(+1)
119
(+1)
0.274
(↑0.001)
4.4
(-)
2
(-)
ソフトバンク
68541 0.557
(↓0.005)
5.5
(↓1)
20594
(+5)
507
(+8)
181
(-)
73
(+1)
0.268
(↑0.001)
3.95
(↓0.04)
3
(-)
日本ハム
66563 0.541
(↓0.004)
7.5
(↓1)
18530
(+4)
518
(+8)
130
(-)
80
(-)
0.253
(↑0.001
3.8
(↓0.03)
4
(-)
ORIX
59665 0.472
(↑0.004)
16
(-)
13490
(+8)
514
(+4)
93
(-)
86
(+1)
0.242
(↑0.001
3.66
(↑0.01)
5
(-)
ロッテ
54653 0.454
(↓0.004)
18
(↓1)
21468
(+1)
522
(+3)
62
(-)
112
(+1)
0.252
(↓0.001)
3.96
(↑0.01)
6
(-)
楽天
52723 0.419
(↑0.004)
22.5
(-)
16460
(+3)
528
(+1)
117
(+1)
60
(-)
0.242
(↑0.001)
3.87
(↑0.02)