巨人(★1対4☆)ヤクルト =リーグ戦21回戦・東京ドーム=
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ヤクルト
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巨人
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勝利投手:小川 泰弘(7勝5敗0S)
(セーブ:石山 泰稚(3勝2敗28S))
敗戦投手:メルセデス(5勝3敗0S)

本塁打
【巨人】田中 俊太(1号・4回裏ソロ)

  DAZN
◆ヤクルトは1点を追う6回表、バレンティンの適時二塁打で同点とする。そのまま迎えた8回には、バレンティンと大引の適時打などで3点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、先発・小川が8回1失点の好投で今季7勝目。敗れた巨人は、打線がつながりを欠いた。

◆巨人が、試合前に北海道胆振東部地震の被災地救援への募金活動を行った。 上原浩治投手(43)菅野智之投手(28)小林誠司捕手(28)石川慎吾外野手(25)の4選手が約10分間募金を呼びかけ、集まった多くのファンとハイタッチを行った。菅野は「被害の大きさをニュースで知り、ショックを受けました。僕たちのこうした活動が被災された方々の少しでもお役に立てればいいと思います。本日、ご支援いただいた方々に感謝申し上げます」とコメントした。 集まった義援金は全額、社会福祉法人「読売光と愛の事業団」に寄託され、被害が甚大だった自治体で復興支援に充てられる。

◆ドラフト5位ルーキーの田中俊太内野手が、プロ初本塁打を放った。 4回2死、カウント3-1からヤクルト小川の外角高めの144キロ直球をたたいた。打球は大きな弧を描き、左中間席最前列へ届いた。うれしいプロ1号が先制ソロに。二塁ベース付近で打球を確認し、驚いた表情を見せたが、ベンチでは笑顔で祝福を受けた。「カウントが3-1だったので、思い切って打ちにいきました。しっかりと捉えられましたが、まさか入るとは思いませんでした。次の打席もしっかり頑張ります」と謙虚にコメントした。

◆巨人アレックス・ゲレーロ外野手(31)が初めて右翼守備に就いた。「6番左翼」で先発出場したが、3点を追う9回表の守備からシートを変更。8回に右翼亀井に送られた代打阿部が一塁に入り、一塁の岡本が左翼、左翼のゲレーロが右翼となった。試合前の守備練習で右翼の位置で打球を受けるなど、準備をしていた。 守備機会は訪れなかったが「1度もないよ。野球人生で初めてやったよ」と人生初の右翼守備だったと振り返った。

◆巨人がヤクルト小川に7連敗を喫した。3回まで毎回安打で得点圏に走者を進めるなど、立ち上がりから好機をつくるも、あと1本が出ない。4回に田中俊の1号ソロで先制したが、6回に同点に追いつかれ、8回に3点を勝ち越された。 直後の攻撃で2死一、二塁と攻め立て、代打阿部で勝負したが空振り三振に倒れた。苦手右腕を攻略できずに借金は4となった。 高橋由伸監督(43)は「リードして試合を進めないといけない。『なんとか』というのは、次じゃなくて今日もそのつもりでいったんですが、結果が出なかった」と振り返った。

◆ヤクルト小川泰弘投手(28)が、8回129球を投げて6安打1失点8奪三振と好投し、巨人戦7連勝を飾った。 直球は最速150キロをマークし、カットボール、チェンジアップなどの変化球も有効になった。打線が勝ち越した直後の8回2死一、二塁のピンチでは、代打阿部をフルカウントから145キロの直球で空振り三振に打ち取った。 「緊張したけど初戦を何とか取れて良かった。粘って投げることができました。全員が1球1球に集中して、全力でやっていきたい。真っすぐが走らないとカットも生きない。真っすぐがそこそこいっていたのが良かった」と言った。 小川淳司監督(61)は「初戦は大きな意味を持つ。取ったことで、明日からの2試合が大事になる。残り試合はすべての試合が大事」と引き締めた。

◆背中の張りで2試合欠場し、3試合ぶりにスタメン復帰した青木宣親外野手が、2安打をマークした。 3回には右手に死球を受けたが「大丈夫」と、ベンチで治療を受けて一塁へ向かった。 1-1の8回無死一塁からは、セーフティーバントのサインが出たがファウルになった。直後に左前打でチャンスを広げた。 「決められなかったけど、結果的に一番いい形でつなぐことができて良かった。何とか食らい付く気持ちだった」と言った。8回に3点を奪って勝ち越すと、9回にも左前打を放ちマルチ安打をマーク。 「今日勝たないと、アウェーですし。ライアンが頑張っていたので(8回は)点数を取ればという状況だった。(5回に)バレンティンで追い付いたのも大事。いい形で攻めることができた」と手応えを感じていた。

◆巨人キラーぶりは健在だった。ヤクルト小川泰弘投手(28)が巨人を8回6安打1失点に抑え、今季7勝目を挙げた。球団では川崎憲次郎らに並び史上5人目となる巨人戦7連勝。クライマックスシリーズ進出を争う直接のライバルをたたき、チームの勝率を5割に戻した。 思わずほえた。3点勝ち越した直後の8回2死一、二塁。小川は7球目の145キロ直球で、代打阿部のバットに空を切らせた。普段、感情をあらわにしない男が響かせた気合の咆哮(ほうこう)。「あそこは絶対に出し切らないといけないところ。フルカウントの苦しい投球になりましたけど、何とか抑えられてよかった」とマウンドから一転、静かにうなずいた。 1ゲーム差で迎えた3位巨人戦。順位の行方を左右しかねないカード初戦を前に、高ぶりを感じていた。「大事な時期に、この順位で戦えているのはやりがいがある。毎試合、意味のあるものになっている。チームに勢いをつける投球をしたい」。 その決意をボールに込めた。「緊張していた」という1回。1死一、三塁のピンチを迎えるも、後続を真っ向勝負で抑え込んだ。4番岡本は2球目に145キロで内角をえぐり、最後は外角低めのカットボールで空振り三振。続く亀井は146キロで詰まらせて左飛に封じ、波に乗った。 決意は球速にも表れた。2回先頭のゲレーロを見逃し三振に切った外角直球は150キロをマーク。前日10日に「150とか、なかなか出ないですけど...。でも明日は150出します!」と"予告"していた。「まあまあ走っていた」と淡々と振り返ったが、自己最速まであと1キロと迫る1球で、チームを鼓舞した。 今季最長の8回を1失点に抑え、巨人戦は自身7連勝。キラーぶりを見せつけた。「プロ入りする前から対戦したいチームはジャイアンツ。そういうのもあって負けたくない気持ちが強い。それが、こういう結果になっていると思う」と振り返る129球だった。 3位とのゲーム差を2に広げ、チームは勝率5割に復帰。「1球1球がチームの成績を左右する。自分の役割をさらに果たせるように、チームを支えられるように頑張っていきたい」と引き締めた。残り20試合、全て正念場。覚悟を持って、腕を振る。【佐竹実】

◆巨人はメルセデス、ヤクルトは小川が先発した。巨人は三回、二死走者なしから田中俊が左翼席へプロ初本塁打を放ち、先制した。ヤクルトは六回、一死一塁でバレンティンが中堅フェンス直撃の適時二塁打を放ち1-1とした。  巨人は先発のメルセデスは六回まで1失点と力投。ヤクルトも小川が1失点と踏ん張った。

◆巨人のドラフト5位・田中俊太内野手(25)=日立製作所=が四回、プロ初本塁打となる先制の1号ソロを放った。  「8番・二塁」で先発した田中俊は、0-0の四回二死。ヤクルト・小川の外角高めの直球を強く叩き、左中間へほうり込んだ。広島・田中広輔内野手を兄に持つ即戦力ルーキーは、「カウントが3-1だったので、思い切って打ちにいきました。しっかりと捉えられましたが、まさか(スタンドに)入るとは思いませんでした」とコメントした。

◆ヤクルトは終盤の集中打で巨人に競り勝った。1-1で迎えた八回にウラディミール・バレンティン内野手(34)の適時打など5安打を集中し3点を奪って勝ち越し。そのまま逃げ切って勝率を5割に戻した。先発の小川泰弘投手(28)が8回6安打1失点の好投を見せ、今季7勝目(5敗)を挙げた。  巨人はメルセデス、ヤクルトは小川が先発した。巨人は三回、二死走者なしから田中俊が左翼席へプロ初本塁打を放ち、先制した。ヤクルトは六回、一死一塁でバレンティンが中堅フェンス直撃の適時二塁打を放ち1-1とした。  ヤクルトは八回、一死二、三塁とすると、相手の捕逸の間に走者がかえり、勝ち越し。なおも一死三塁からバレンティンの中前適時打、さらに一死一、三塁とし、大引の左前適時打で4-1とした。  巨人は八回、二死一、二塁のチャンスで代打・阿部を送ったが、空振り三振に倒れた。ヤクルトは九回、抑えの石山が無失点とし試合を締めた。  試合後、小川は「すごい緊張したが、なんとか(勝利を)取れてよかった」と笑顔。「ストレートがまずまず走っていた。変化球を織り交ぜながらうまく投げることができた」と投球を振り返った。八回のピンチでは「3点差あったので、開き直って腕を振っていった。結果的に無失点で良かった」と強気の投球で勝利を引き寄せた。

◆巨人のメルセデスは過去2試合で計13回を投げて無失点と得意だったヤクルト戦で初黒星を喫し、今季3敗目となった。1-0の六回にバレンティンに同点二塁打を浴びると、八回は先頭打者の坂口と青木に連打を浴びて降板した。  七回までは1失点。「基本的には低めに投げることができた」と上々の内容だったが、打線の援護に恵まれなかった。 巨人・村田ヘッド兼バッテリーコーチ(逆転負けに) 「打てなかった。それに尽きる」

◆背中の張りを訴えていたヤクルトの青木は3試合ぶりに戦列に戻り、2安打を放った。「影響なくできた」と明るい表情で話した。  1-1の八回無死一塁でセーフティーバントを失敗して追い込まれた。「何とか食らい付いていこうと思った」とメルセデスの変化球を左前に運び、好機をつくって勝ち越し劇を演出した。「結果的につなぐことができてよかった。今日は勝たないことにはと思っていた」と満足げに話した。 バレンティン(六回に同点二塁打を放ち、八回には貴重な追加点を挙げる適時打) 「これまでは(不調が続き)自分を見失っていたところもあった。自分のできることをしようと思った」 小川監督(2位を争う巨人との3連戦に先勝し) 「初戦を取ったのは大きな意味を持つ」

◆バレンティンが2安打2打点で今季115打点とした。六回に同点の中越え二塁打、八回一死三塁からはたたきつけて中前適時打。「(八回の)アダメスは良いシンカー、シュートがあるので内野フライに気をつけた」とチーム打撃が光った。9月は打率・125と不振だった。「失っていたものがあったのは確か。できること以上は求めず、できることに集中した」と納得顔だった。

◆背中の張りから3試合ぶりに先発復帰した青木が4打数2安打1得点。日米通算2200安打とした。同点の八回無死一塁では、芸術的な左前打で勝ち越し機を演出し、「良い形でつなぐことができてよかった。ライアンが踏ん張っていたからね」と笑顔。三回には右手小指に死球を受けたが「大丈夫。影響はなかった」とうなずいた。

◆八回に大城の捕逸で決勝点を献上し、本拠地で5連敗。高橋監督は「ミス? それもそうだけど、早く次の1点を取る努力をしないといけなかった」と打線に注文をつけた。メルセデスは七回まで1失点と粘っていたが、八回に暗転。小川に7連敗でゲーム差は2に広がり、指揮官は「ずっとやられっぱなし。きょうもその(攻略する)つもりだったけど、結果が出なかった」と悔やんだ。

◆セ・リーグ2位のヤクルトは11日、3位・巨人との21回戦(東京ドーム)に4-1で勝ち、勝率5割に復帰した。先発した小川泰弘投手(28)が8回6安打1失点の力投で、7勝目(5敗)を挙げた。巨人戦での先発では2016年4月30日から7連勝で、球団では1998-99年の川崎憲次郎以来、19年ぶりの記録。Gキラーの活躍で、巨人に2ゲーム差をつけた。  まさに、エースの投球-。小川が巨人打線に真っ向勝負を挑んだ。4-1の八回二死一、二塁。代打・阿部を直球で空振り三振に仕留め、ほえた。8回129球を投げ、6安打1失点で7勝目。2、3位直接対決の第1ラウンドを制した。  「(八回は)出し切らないといけない場面。大事な一戦ということは分かっていた。一球一球、攻めることができた」  巨人キラーの名に違わぬ投球だった。巨人戦の先発は2016年4月30日から7連勝。球団では川崎憲次郎以来、19年ぶりだ。「プロに入る前から対戦したいと思っていたチーム。負けたくないという思いは強い」。小さい頃にテレビで見ていた巨人を翻弄した。  その頃から、夢に向けてすべてをささげてきた。「小学校に入る前から夢はプロ野球選手でした。小学生のときにはもうプロテインを飲んでいました」と笑う。上背は1メートル71だが、幼少期から鍛え抜かれた体から繰り出す剛球で押し込んだ。  リーグ2位なら、クライマックスシリーズ・ファーストステージを本拠地で開催できる。敗れれば順位が入れ替わる3位・巨人との3連戦の初戦を前に、小川監督はナインを鼓舞した。  「残り21試合。もう一回、最後に『執念』を持って戦おう」  雄平が下半身のコンディション不良で欠場という不測の事態の中、選手は言葉通り『執念』を体現した。1-1の八回、背中の張りから3試合ぶりに先発復帰した青木がつないだ。無死一塁で出たセーフティーバントのサインは決まらず追い込まれたが、左前打。さらに山田哲が二ゴロで進めた一死二、三塁から、バレンティン、畠山、大引の3連打が飛び出し、3点を勝ち越した。  指揮官は「青木のバントはファウルになったけれど、その後しぶとくつないでくれた。みんなの思いが得点につながった」とうなずき、「それも小川の投球があったからこそ」とチーム一丸を強調。エースを中心とした『執念』で、ライバルを2ゲーム差に突き放した。 (横山尚杜) 小川の力投にヤクルト・田畑投手コーチ 「粘り強く投げてくれた。今は結果がすべて。先発が頑張ってくれて、ありがたい」 小川をリードしたヤクルト・中村 「すべての球種をまんべんなく使うことができた。勝負球にも、カウント球にもなった」

◆江本 「巨人のアキレス腱(けん)だよ。こんなシーンを何度、見たか。リリーフの制球が効かず、試合を壊す。駄目だと思ったらすぐ代えんといかんのに、それもしない」  相川 「八回のヤクルトの攻撃ですね。アダメスの乱調も大きな要因ですが、無死一、二塁で二ゴロを打った山田哲も評価したいと思います。外角甘めの真っすぐで、強振したくなるところ。ヒット性のゴロで進塁打。意味のある凡打で3点につなげました」  江本 「逆に巨人は、終盤に試合を作れない以上、打ち勝つしかないのに、小川に対して、先頭バッターが出塁したのは2度だもの」  相川 「八回裏の攻撃などは、ヤクルトと対照的でした。無死二塁で、最もつなぎ役であるべき2番の重信が空振り三振。主軸で、かつトップクラスの山田哲がみせた打撃と、差が出てしまいました」  江本 「確かにヤクルトバッテリーは、きちんと対策を練ってはいたよ。岡本をはじめとした主軸に、インハイとアウトローの対角線で、厳しく攻めていた」  相川 「前半はチェンジアップをほとんど使わず、坂本勇に真っすぐを5球続けたり...。後半に向けて伏線を張り、うまくアクセントをつけていました」  江本 「あと、しつこいようだけど、石山の投球を見たら、ヤクルトの方が後ろがいいと痛感した。巨人がヤクルトを追い抜くのは、しんどいかもよ」

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
72502 0.59
(↓0.005)
M9
(-)
19636
(+4)
570
(+5)
163
(-)
77
(-)
0.266
(-)
4.17
(↓0.01)
2
(-)
ヤクルト
61611 0.5
(↑0.004)
11
(↑1)
20576
(+4)
602
(+1)
117
(-)
63
(-)
0.269
(-)
4.41
(↑0.03)
3
(-)
巨人
60643 0.484
(↓0.004)
13
(-)
16567
(+1)
525
(+4)
133
(+1)
58
(-)
0.26
(↓0.001)
3.91
(↑0.02)
4
(-)
阪神
54621 0.466
(↓0.004)
15
(-)
26480
(+6)
513
(+7)
74
(+2)
61
(-)
0.255
(-)
4
(↓0.03)
5
(-)
DeNA
55652 0.458
(↑0.004)
16
(↑1)
21492
(+5)
571
(+4)
152
(+1)
69
(+1)
0.253
(-)
4.33
(-)
6
(-)
中日
58692 0.457
(↑0.005)
16.5
(↑1)
14553
(+7)
587
(+6)
88
(+2)
56
(-)
0.265
(-)
4.34
(-)