西武(☆6対2★)ロッテ =リーグ戦22回戦・メットライフドーム=
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ロッテ
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西武
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勝利投手:今井 達也(4勝4敗0S)
敗戦投手:種市 篤暉(0勝2敗0S)

本塁打
【ロッテ】福浦 和也(1号・4回表ソロ)

  DAZN
◆西武は2-2で迎えた4回裏、森の適時打で勝ち越しに成功する。続く5回には、栗山と中村の連続適時打でリードを4点に広げ、試合を優位に進めた。投げては先発・今井が6回2失点で今季4勝目。敗れたロッテは打線が10安打を放つも、3併殺打とつながりを欠いた。

◆アイドルグループ「仮面女子」のメンバー猪狩ともか(26)が9日、西武-ロッテ22回戦(メットライフドーム)で車いす姿で始球式を行った。マウンドの手前から投球し、2バウンドで捕手のグラブに収まった。 「感無量という感じです。全然届かなかったので、それは悔しいですけど、またチャレンジさせていただければと思います」 4月に強風で倒れた看板が直撃する事故で脊髄を損傷。両下肢まひとなり、車いす生活を送る。メットライフドームでの始球式は約1年ぶりで、球場中から拍手がわき起こった。 「本当にたくさんの方々が待ってくれていたと感じました。仮面女子のファンだけではなくて、野球ファンの皆さんがお帰りというムードで迎えてくれたので本当にうれしかったです」 昨年の始球式はワンバウンドになり「4月に事故にあってしまった後も、もう1回リベンジしたいという思いは変わりませんでした」と練習を積んできた。 「とにかく車いすで投げるのが初めてのことなので最初は5メートルすら飛ばなかったけど徐々に練習して。飛ぶようにはなりましたけど、キャッチャーまでは届かなかったです」 この日は、各選手のサインが書き込まれた炭谷のユニホームを贈られた。 「(炭谷には)たくさん愛を頂きました。終わった後にもわざわざ来てくれて『ナイスピッチングでした』と言ってもらいました。本当にいい方。応援したいです。入院中もずっとラインオンズの試合を見ていて、今年は絶対に優勝してほしいです」

◆西武が9安打で6点を奪い、勝利した。先発の今井達也投手は6回8安打4四球で2失点と苦しみながら4勝目を挙げた。 課題だった立ち上がりは1回を3者凡退に抑えたが、3回に3四球を出すなど安定感を欠いた。8安打を許し「自分でピンチをつくってしまった。慎重になりすぎた」と反省した。 辻発彦監督は「初回はすごくいいピッチングで0点に抑えたが、ランナーを出してフォアボールもあった」と課題を挙げた。

◆西武の「山賊打線」は、ノー本塁打でも強かった。12球団2位タイの163本塁打を誇る打線が、9安打で6点を奪い、ロッテに打ち勝った。 3回は2死から中前打で出塁した2番源田が二盗でチャンスを広げ、浅村が右前適時打を放った。4回は森の適時二塁打で勝ち越し、1点リードで迎えた5回は栗山と中村の連続適時打で3点を奪った。スピード&パワーの攻撃で、プロ初勝利を狙ったロッテ種市を打ち崩した。 ここまで本塁打が出なかった36試合は15勝21敗と分が悪かった。9月に入ってノー本塁打の試合は2連敗。そんな負のデータを払拭(ふっしょく)し、嶋打撃コーチは「ホームランが出ない試合もある。その時に足を絡めて点を取ったり、バリエーションある攻撃ができるのがうちの強み。栗山、中村も打つべき人が打ってくれた」と言った。 5回は1死満塁から、5番栗山が左翼フェンス直撃の2点適時打を放った。「何とか1点取って、おかわりが調子いいので任せようと思った。あいつは気持ち悪いぐらい打っている」と、つなぐ気持ちで打席に立った。6番中村も「クリに続けて良かったです」と35歳コンビで突き放した。 この日、球団最速(05年以降)の主催62試合目で観客動員150万人を突破した。10年ぶりの歓喜へ期待は高まるばかり。辻監督は「うちは負けないことだけ。負けなければゲーム差は縮まらない」と言った。豪快な1発だけではなく、大技、小技を織り交ぜ、目の前の1勝を追い求めていく。【前田祐輔】

◆右翼ポール際へ吸い込まれる打球を見届けると、ロッテ福浦和也内野手(42)は少し驚いたような表情を浮かべて悠々とダイヤモンドを回った。「少しバットの先だったからどうかなって感じだったんだけど。ホームランなんて久しぶり。マグレだよ(笑い)」。4回に西武今井の直球を捉えた一時同点ソロは15年4月9日以来、実に3年半ぶりのアーチとなった。 目前に迫る通算2000安打へ、猛チャージをかけている。2回1死一塁でもスライダーを拾う中前打。今季2度目の複数安打で大台までマジック「4」に迫った。「まだまだ」と慎重な姿勢は崩さないが「監督が使ってくれる。ここまで来たら調子がどうとか言ってられないでしょう」。 42歳と9カ月。若手と同じ土俵で戦うため、準備とケアに誰より時間をかけてきた。グラウンドに出る前から約1時間のストレッチ。本拠地なら試合後もトレーニングを欠かさず、打撃映像は多角的にチェックする。「やれることはやったほうがいい」。その日の"宿題"はすべて片付けて帰る。若手や監督、コーチ陣が帰った後、ようやくウエートルームから出てくることはざらにある。 やっぱり偉業到達はホームがいい。「プロで最初のヒットがマリンだった。1000本目もマリン。千葉で達成できたら最高ですね」。15日からは本拠地8連戦。「最高」が現実味を帯びてきた。【鎌田良美】 ▼42歳8カ月のロッテ福浦が15年4月9日オリックス戦以来の本塁打。ロッテで42歳以上の本塁打は50年若林忠志(42歳5カ月)78年野村克也(43歳1カ月)17年井口資仁(42歳9カ月)に次いで4人目。相手投手の今井は20歳4カ月。年齢差22歳以上の本塁打は、15年に和田一浩(中日)が23歳3カ月差の田口麗斗(巨人)から打って以来。パでは11年山崎武司(楽天)と菊池雄星(西武)の22歳7カ月差以来になる。

◆ロッテの福浦和也内野手(42)は9日、西武戦(メットライフ)に「6番・DH」でスタメン出場。今季1号となるソロを右翼席に放ち、この日2安打で通算2000安打まで残り4とした。  1点ビハインドの四回、先頭打者で打席に入るとカウント1-0から今井の143キロ直球を右翼ポール際に運んだ。「少しバットの先だったからどうかなって感じだったんだけど越えてくれ、と思っていた。本塁打なんて久しぶりだよ。同点に追いついてよかった」と2015年4月9日のオリックス戦(京セラドーム)以来の本塁打に声を弾ませた。  二回の第1打席でも「高めに抜けてきたような球だったので、無意識で勝手に身体が反応して打ちにいっていた」と中前打しており、7月10日の西武戦以来となる今季2度目のマルチ安打を達成した。

◆西武は2-2の四回に森の適時二塁打で勝ち越し、五回に栗山の2点適時打と中村の適時二塁打で3点を加えた。今井が6回2失点で4勝目を挙げた。ロッテは種市が崩れ、打線は10安打を放ちながら3併殺の拙攻で2点止まりだった。

◆西武の今井は6回で8安打を浴びながらも2失点で粘り4勝目を挙げた。1-0の三回、2-1の四回と続けて失点。3-2の五回二死二、三塁で福浦を空振り三振に仕留めると、珍しくマウンドでほえた。  「4勝しても4敗しているし、五分五分。自分で借金をつくらないようにしたい」と満足はしていない。お立ち台では「いつも打って助けてもらっている。次は投げ勝てるように頑張る」と宣言した。 辻監督(好調な栗山と中村に) 「優勝を知っているメンバー。練習をしっかりして、結果も出している」 森(四回に勝ち越しの適時二塁打) 「追い付かれた後、すぐに勝ち越すことができて良かった」 西武・土肥投手コーチ(今井に) 「調子は良かった。最少失点でしのぐのが大事。ゲームをつくってくれた」

◆西武は2万9940人の観客を集め、今季の主催試合の観客動員数が150万人を突破した。62試合目の到達で昨季より2試合早く、球団によると観客動員数が実数発表となった2005年以降では最速。

◆ロッテの福浦が2015年4月9日以来となる本塁打を放った。1-2の四回に今井の直球を捉えて右翼ポール際へソロを運び「少しバットの先だったから、どうかなという感じだった。ホームランなんて久しぶりだよ」と目尻を下げた。  二回に中前打を放ち、今季2度目の複数安打。通算2千安打まであと4本に迫り「何とか早く達成できるように頑張るだけ。最後は気力」と自らを奮い立たせた。

◆ロッテの種市は初対戦の西武に打ち込まれ五回途中7安打6失点で2敗目を喫した。二回から四回まで1点ずつを失ってリードを許し、五回一死から連打と四球で満塁とされて降板。「ボール先行になったのが良くなかった」と反省した。  同学年で2016年夏の甲子園大会優勝投手、今井と投げ合い「投げ勝ちたい」と気合十分だったが、先に交代した。それでも井口監督は「課題はあるが、いい経験をしている。次も投げさせたい」と語った。 ロッテ・清水投手コーチ(種市に) 「しっかりした球は投げている。徐々に対策された中でどう抑えるか。いい機会なので相手に向かっていくことを忘れないでほしい」

◆秋山が連続フルイニング出場を575試合に伸ばし、松井秀喜(巨人)を抜き歴代単独5位となった(1位は金本知憲の1492試合)。この日は4打数無安打に終わったが「チームが勝てたのでよかった。これに満足せずやっていきたい」と先を見据えた。 五回の2点打など、3試合連続複数安打の西武・栗山 「外野フライでもいいと。後ろのおかわりが打っているので、そこにつなげればいいと思っていた」

◆相手より多い10安打を放ちながら、わずか2点。前日は西武打線に打ち勝ったが、一夜明けたらあと1本が出ない打線に逆戻り。井口監督は「打ててはいるが、打ち崩せない。取れるときに点を取っておかないと」と悔しさをにじませた。北海道の地震の影響で5日間試合がなく調整が難しいが「ファームの試合などに出して何とかしたい」と奮起を期待した。 同学年の今井と投げ合い、2敗目を喫したロッテ・種市 「全体的に調子はよくなかったが、何とかするのが先発。修正できればよかったのですが...」

◆ロッテは9日、西武22回戦(メットライフ)に2-6で敗れた。苦戦が続く中、福浦和也内野手(42)が3年ぶりの本塁打となる今季1号ソロを含む2安打で、通算2000安打まで残り4本とした。  先頭で迎えた四回の第2打席。カウント1-0から、今井の143キロの直球を力みなく振り抜いた打球は、高々と放物線を描いて右翼ポール際に吸い込まれた。  「まぐれだよ。久しぶりにダイヤモンド一周? 変な感じだったね」  2015年4月9日のオリックス戦(京セラ)以来となる一発を、照れくさそうに振り返った。二回の第1打席でも中前打。7月10日以来のマルチ安打でもあったが、「次の打席で打ちたかった。次だよ...」と五回二死二、三塁で空振り三振に倒れた第3打席を悔やんだ。記録へのカウントダウンは進むが、自分のことより「勝ちたかった」と、チームありきの姿勢は変わらない。  必ずしも体調は万全とはいえない。それでも「状態が悪いなんて言えないよ。監督が使ってくれるから、応えて早く打ちたいね」と珍しく偉業への思いも口にした。  予定されていた11、12日の日本ハム戦(札幌ドーム)は北海道胆振(いぶり)東部地震の影響で中止。次の試合は15日の楽天戦(ZOZOマリン)になる。「あの状況をみたらやれないよ」と福浦も気遣いをみせたが、考え方を変えれば試合のない5日間は体調管理に使え、本拠地での8連戦で一気に達成を狙える。「最後は気力だよ」と力強く前を見据えた。 (芳賀宏)

◆パ・リーグ首位の西武はロッテに6-2で勝利。先発の今井達也投手(20)は二回以降は毎回走者を背負ったが、3併殺など要所を締めて6回8安打2失点。4勝目(4敗)を飾った。  「優勝争いしているなかで投げるからには、絶対に勝ってやると。大事な時期なので、気持ちでいくしかなかった」  ハイライトは1点リードの五回、二死二、三塁のピンチ。本塁打を含む2安打を打たれていた福浦に対し、初球から150キロの直球で真っ向勝負を挑み、空振り三振に仕留めて雄たけびをあげた。「縮こまってもいけないので、開き直って投げた。コースも高さもよかった」と充実した表情を浮かべた。  チームはこの日、主催試合の観客動員数が、実数発表となった2005年以降では最速で150万人を突破した。昨年より2試合早い、62試合目での到達。10年ぶりのリーグ優勝へ、機運は確実に高まっている。  「これからも失点を少なく、勝ちにこだわって、優勝したいです」。20歳の若武者が、貪欲に勝利を追い求める。 (浜浦日向)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
71492 0.592
(↑0.004)
(-)
21674
(+6)
577
(+2)
163
(-)
116
(+1)
0.274
(-)
4.4
(↑0.02)
2
(-)
ソフトバンク
66521 0.559
(↑0.003)
4
(-)
24565
(+1)
485
(-)
173
(-)
70
(-)
0.266
(-)
3.89
(↑0.04)
3
(-)
日本ハム
65543 0.546
(↑0.004)
5.5
(-)
21522
(+3)
497
(+1)
130
(+1)
80
(+2)
0.253
(↓0.001)
3.72
(↑0.03)
4
(-)
ORIX
56645 0.467
(↓0.004)
15
(↓1)
18462
(-)
499
(+1)
90
(-)
82
(-)
0.239
(-)
3.73
(↑0.02)
5
(-)
ロッテ
54633 0.462
(↓0.004)
15.5
(↓1)
23464
(+2)
509
(+6)
61
(+1)
109
(+2)
0.253
(-)
3.93
(↓0.02)
6
(-)
楽天
50693 0.42
(↓0.004)
20.5
(↓1)
21439
(+1)
495
(+3)
113
(-)
57
(-)
0.241
(-)
3.78
(-)