ヤクルト(★3対7☆)広島 =リーグ戦21回戦・明治神宮=
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広島
30400000071002
ヤクルト
0030000003530
勝利投手:アドゥワ 誠(5勝2敗0S)
敗戦投手:石川 雅規(6勝5敗0S)

本塁打
【広島】バティスタ(23号・1回表3ラン),菊池 涼介(12号・3回表2ラン)

  DAZN
◆広島が6連勝。広島は初回、2死一二塁の好機からバティスタの3ランで先制に成功する。そのまま迎えた3回表には、菊池の2ランとバティスタの適時打などで一挙4点を追加した。投げては、2番手・アドゥワが今季5勝目。敗れたヤクルトは、先発・石川が誤算だった。

◆広島丸佳浩外野手(29)は今季31本塁打のうち、左投手相手に12本放っている。 左腕から12本塁打は両リーグ最多タイで、左打者で10本以上打っているのは丸だけだ。今季初対戦となるヤクルト石川からも1発が出るか。

◆ 広島が3度目の6連勝で優勝マジックは2つ減って「13」となった。 1回にバティスタの先制3ランなど3回まで7得点。投手陣は3回途中に先発戸田が降板したが、その後は4人が無失点でつないだ。2番手アドゥワが3回1/3を無失点で5勝目を挙げた。 緒方孝市監督(49)はビジターでの6連勝について「初戦から厳しい戦いが続いたが、全員で戦ってくれた。打って勝った試合もあったが、今日みたいに救援陣がしっかりとした投球を続けてくれて勝ちに結びついた。全員でつかみ取った6連勝」と話した。

◆ 広島が止まらない。6連勝へけん引したのはバティスタだった。1回2死一、二塁。ヤクルト石川の真ん中に入ってきたスライダーを捉えた。左翼席へ、先制23号3ラン。「甘く入ってきたところを一振りで仕留めることができた。完璧だった」。決勝弾に分厚い胸を張った。 驚異の本塁打率だ。今季239打数で23発。約10・4打数に1本のペースで本塁打を放っている。セ・リーグで本塁打トップのヤクルト・バレンティンが約12・7打数に1発ペース(420打数で33本塁打)。パ・トップの西武山川は約12・4打数に1発(447打数で36本塁打)。両者もはるかにしのぐ。 3回には3点を加え、さらに無死三塁の場面で左前適時打。「打てる球がくるまで我慢できた」。自身最多タイの1試合4打点を記録、さらに9回の中前打で後半戦初の猛打賞と暴れた。 緒方監督も「一振りで決めてくれた」。この3日間で優勝マジックは一気に6減って13に。8月以降7発のバティスタは、そのうち5発が2位球団相手にアーチ。快速M減らしの立役者でもある大砲は「地元で優勝を決めたい」。ゴールがはっきりと視界に入ってきた。【松井周治】

◆ マエケン以来だ! 広島アドゥワ誠投手(19)が、ヤクルト戦で5勝目を挙げた。2番手で自己最長3回1/3を無失点の好投。チーム3度目の6連勝に貢献した。高卒2年目での5勝は、球団では08年前田健太(現ドジャース)以来4人目。優勝マジックはまたも2つ減って「13」となった。 アドゥワは勝利のハイタッチの列で、堂林からウイニングボールを受け取った。球団の高卒2年目では、08年前田以来となる5勝目。すべて中継ぎで挙げた。「たまたまです。おこぼれをもらっているだけ」と謙遜するが、今や欠かせない戦力に成長した。 「入りは良くなかった。少し体が突っ込んでいたので、それだけ修正した。試合中にあまり多くはできないので。球の高さが高くなかっただけ良かった」 試合を落ち着かせた。打線は3回まで7得点。だがその裏に先発戸田が突然、乱れた。投手大下から3者連続四球と2者連続適時打で3失点。アドゥワは2死一、二塁からマウンドへ向かい、西浦を外角直球で中飛に打ち取った。 その後もストライクを積極的に投げ込み、計10個のアウトをわずか33球で奪った。3回1/3は自己最長だが「2、3回とかは変わらない」とケロリ。8月21日の前回ヤクルト戦ではバレンティンと畠山に被弾して5失点の自己ワースト。きっちりとやり返した。 シーズン序盤は経験不足からばたつく場面も多かったが、今は堂々たるマウンドさばき。「無駄な四球を出さなくなってきたのが大きい。最初はコーナーをきっちり狙わないといけないという意識だった。今は割とアバウトに」。ストライク先行を心がけて結果が出ている。 7回からは一岡、フランスア、中崎へと無失点リレーがつながった。ビジターでの6連勝について緒方監督は「打って勝った試合もあったが、今日みたいに救援陣がしっかりした投球を続けてくれた」とブルペンの踏ん張りをたたえた。アドゥワはチームへの貢献について「少しだけそういう感じはある」と頬を緩めた。196センチはエルドレッドと並んでチームで最も長身。無限の可能性を示しているようだ。【大池和幸】

◆ 広島が1回、バティスタの23号3ランで先制。3回には打者一巡の猛攻で4点を挙げた。ヤクルト先発の石川は2回1/3で降板。 ヤクルトは3回、3四球で満塁とするとバレンティンと雄平が連続適時打。3点を返した。4回から中盤3イニングは両軍無得点。 広島は逃げ切って6連勝。優勝マジックを13とした。2番手で3回1/3を無失点だったアドゥワが5勝目。ヤクルトは3連敗。石川が5敗目。

◆ 広島が1回、バティスタの23号3ランで先制。3回には打者一巡の猛攻で4点を挙げた。ヤクルト先発の石川は2回1/3で降板。ヤクルトは3回、3四球で満塁とするとバレンティンと雄平が連続適時打。3点を返した。4回から中盤3イニングは両軍無得点。広島は逃げ切って6連勝。優勝マジックを13とした。2番手で3回1/3を無失点だったアドゥワが5勝目。ヤクルトは3連敗。石川が5敗目。

◆ ヤクルトが広島に今季2度目の3タテを食らって、借金生活に逆戻りした。 先発石川が序盤から失点を重ね、2回1/3を7失点でKO。打線は3回にバレンティンと雄平の適時打で3点をかえしたが、それ以降は沈黙した。 5連勝で首位広島との3連戦に挑んだが、3連敗と返り討ちにあった。小川淳司監督は「結果的に、最初の失点で決まってしまった。最初も本塁打、3回も本塁打ですからね。結果論ですが、何とか避けないといけない。石川は今日はボール自体を操れていなかったのかな。(3連敗で借金1)切り替えてやるしかない。それ以外、何とも言いようがない」と話した。

◆ ヤクルトが反撃を開始した。先発石川が3回途中7失点でKOされたその裏、2死満塁からウラディミール・バレンティン外野手が右翼フェンス直撃の2点適時打。続く雄平外野手が中前適時打で続き、この回3点をかえした。 バレンティンは「点差があるので1点ずつかえす気持ちだった。強引にいかずに打てました」とコメント。雄平は「チャンスだったので流れに乗ってつなぐ気持ちでした。コンパクトにうまく打てました」と語った。

◆ ヤクルトは広島に速攻を決められ、3タテを食らった。先発石川が今季最短の2回1/3を7失点(自責5)でKO。打線はその裏に3点を返したが、4回以降は2安打無得点に終わった。 5連勝後に3連敗を喫し、再び借金生活に逆戻り。小川監督は「最初の7点で決まった形になった。切り替えてやるしかない。それ以外、何とも言いようがない」と厳しい表情だった。

◆セ・リーグ首位の広島は7-3でヤクルトに快勝。6連勝で優勝へのマジックナンバーを2つ減らして「13」とした。一回二死一、二塁からバティスタが左翼席に23号3ランを放ち、先制。三回にも無死一塁からの菊池の12号2ラン、バティスタの左前適時打などで4点を挙げた。  先発の戸田は7-0の三回に3者連続四球で満塁のピンチを招くと、ヤクルト・バレンティンに右翼フェンス直撃の2点打、続く雄平に中前適時打を浴びて3失点で降板。それでもアドゥワから一岡、フランスア、中崎が無失点でつないだ。 3安打4打点の広島・バティスタの話 「(23号3ランに)見事な仕事をしましたので、やっぱり打った瞬間いい感触でした」

◆広島のアドゥワが好救援で5勝目を手にした。三回2死一、二塁でマウンドに上がってピンチを切り抜けると、自己最長の3回1/3を無失点。「入りはあまり良くなかったけど、(球が)高くなかっただけ良かった」と冷静に自己分析した。  高校出2年目の右投手は、初の開幕1軍スタートから一度も2軍落ちすることなく、救援陣の一角として奮闘している。チームへの貢献度を問われ「少しだけそういうのはある」と浮かれることなく話した。 戸田(三回途中3失点) 「大量援護をしてもらったにもかかわらず、早い回に降板してしまい、申し訳ないし悔しい」

◆首位を独走する広島は2日、ヤクルト21回戦(神宮)に7-3で快勝。東京に乗り込んでの"眼下の敵"との6連戦を全勝で飾った。3位の巨人に続いて、2位のヤクルトにも3連勝だ。  序盤に7得点して主導権を握り、6連戦の前に「22」だった優勝へのマジックナンバーを「13」まで減らした。緒方監督は満足そうに「6連戦の初戦から厳しい戦いが続いたけど、選手全員がしっかり戦ってくれた」とたたえた。  38歳のベテラン、ヤクルト・石川の出ばなをくじいた。一回二死一、二塁で、バティスタが先制の23号3ラン。高めにきた2球目を逃さず、豪快に左翼席中段まで運び「完璧だった。甘い球を狙っていて、見事な仕事ができた」と誇らしげに振り返った。  三回は無死一塁で菊池が「何球かファウルにできていたし、内角に来たら思いっきりいこう」と、8球目を捉えた。左中間スタンドに届く12号2ランで追加点を奪うと、その後もバティスタの適時打など打者一巡の攻撃。この回4得点で、勝機は一気に広がった。  その後は追加点こそ奪えなかったものの、救援陣の踏ん張りと堅い守りで流れを渡さなかった。中心選手の丸、鈴木だけではなく、一人一人が役割を果たした結果の6連勝。これでセ・リーグは再び2位以下の5球団が借金生活に突入した。

◆ヤクルトの石川は今季最短の2回1/3で降板、7失点(自責点5)で5敗目を喫した。チームも3連敗で勝率5割を切り「立ち上がりが全て。役割を果たせなかった」とうなだれた。  一回は2死一、二塁からバティスタに浮いた速球を左翼席に本塁打された。三回は菊池に2ランを浴び、その後も4安打に味方の失策も絡んでさらに2失点。1死満塁の場面で交代となった。ベテラン左腕投手は「全然自分の投球ができなかった。チームに何も貢献していない」と話した。 小川監督(石川に) 「結果的に序盤の7点で試合が決まった形になった。ボールを操れていなかったのかな」 ヤクルト・田畑投手コーチ(石川に) 「きっちり投げないと(広島の)あの打線はちょっとでも中に入ればやられる」

◆首位広島に3連敗を喫し、再び借金生活に突入した。先発の石川が2本の本塁打を浴びるなど、今季最短の2回1/3を7安打7失点で降板。「立ち上がりがすべてです。何をやっているんだろう」とうなだれた。小川監督も「結果的に三回までの失点で試合が決まってしまった」と序盤の失点を嘆いた。これで3位巨人に1ゲーム差まで迫られた。 7失点で降板した石川についてヤクルト・田畑投手コーチ 「もっと緩い球を使うとか自分がどういうピッチャーなのか考えないと。(ローテの入れ替えは)可能性がある」

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
71442 0.617
(↑0.003)
M13
(↑2)
26613
(+7)
524
(+3)
155
(+2)
75
(+1)
0.268
(-)
4.08
(↑0.01)
2
(-)
ヤクルト
57581 0.496
(↓0.004)
14
(↓1)
27540
(+3)
561
(+7)
108
(-)
63
(-)
0.268
(↓0.001)
4.36
(↓0.01)
3
(-)
巨人
59623 0.488
(↑0.005)
15
(-)
19556
(+13)
513
(+9)
126
(+2)
58
(+3)
0.261
(↑0.001)
3.93
(↓0.04)
4
(-)
阪神
52591 0.468
(↑0.004)
17
(-)
31444
(+12)
488
(+3)
67
(-)
55
(+2)
0.252
(↑0.001)
3.96
(↑0.01)
5
(-)
DeNA
51642 0.443
(↓0.004)
20
(↓1)
26464
(+3)
553
(+12)
143
(+1)
68
(-)
0.252
(-)
4.36
(↓0.02)
6
(-)
中日
53672 0.442
(↓0.003)
20.5
(↓1)
21510
(+9)
552
(+13)
80
(-)
52
(-)
0.264
(↑0.001)
4.33
(↓0.06)