オリックス(☆5対1★)西武 =リーグ戦23回戦・大阪ドーム=
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西武
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ORIX
20020010X5501
勝利投手:西 勇輝(8勝11敗0S)
敗戦投手:今井 達也(3勝4敗0S)

本塁打
【オリックス】若月(1号・4回裏2ラン)

  DAZN
◆オリックスは2-0で迎えた4回裏、2死一塁から若月の2ランが飛び出し、リードを広げる。7回には、中島の適時打で追加点を挙げた。投げては、先発・西が7回途中1失点の好投で今季8勝目。敗れた西武は、打線が相手を上回る8安打を放つも、好機を生かしきれなかった。

◆ 吉本新喜劇の小籔千豊(44)が特別始球式に登板した。マウンド上で、自身が主宰する「KOYABU SONIC 2018」(9月15~17日、インテックス大阪)を告知。外角低めのボール球ながら、ノーバウンド投球した。「告知で頭がいっぱいで、投げなと思って、適当にほったら、今までで一番球が速かった気がする。こんな所で投げさせてもらえて光栄。うれしいです」。 9月16日に歌手の安室奈美恵が引退するため、今回のイベントとかぶる。小籔は「安室さんにオファーしようかと思ったが、会社から『来るか』と言われて、会議で早々に止められた。アーティストとしてのオファーは無理でも、事務所さんに招待券だけは送らせてもらおうかな、と考えています」と笑わせた。

◆ オリックスは初回に相手の拙守から2点を先制した。西武は2回1死満塁で8番岡田が併殺打を放ち、無得点。 オリックスは4回に若月の1号2ランでリードを広げた。西武は6回まで7安打を放ちながらも、あと1本が出ずに無得点。 オリックスの先発西は6回2/3を1失点で、8勝目。西武は7回に1点を返しただけ。今井は5回4失点で4敗目を喫した。

◆ 西武外崎修汰内野手が欠場した。試合前の打撃練習中に背中に張りを訴えたため。今季ここまでフルイニング出場を続けていた。 辻監督は「無理してもしょうがない。打撃中にピリッときた。本人は出たいと言っていたが、先があることだから」と説明。外崎は試合中に病院に向かった。

◆ 西武先発の今井達也投手は、5回2安打3四球2死球4失点(自責3)で4敗目を喫した。 初回、味方の2失策と野選が重なり、2点を失った。4回には2死走者なしから杉本に死球。続く若月に2ランを打たれた。 「四死球が多く、ランナーを出してしまった。自分から失点のきっかけをつくってしまったのが反省点です」と話した。

◆ 首位を快走してきた西武に嫌な負けが続いた。7点差を逆転された前日に続きオリックスに連敗。8月23日に8ゲームあった2位ソフトバンクとの差が、10日間で4ゲームに縮まった。 指揮官から笑みが消えた。この日も負け方が悪過ぎた。初回に2失策と野選が重なり、2点を先制された。ただ、辻監督は「守備はミスすることもある」と強くは責めなかった。それよりも「一番痛かった」と今井が4回に喫した2ランを厳しく指摘した。 2死走者なしから杉本に死球を与え、9番若月。直球2つ、いずれもファウルで追い込んだ。だが、3球目も直球を続け、逆方向の右翼席へ運ばれた。5年目で通算2本目。辻監督は「(今季は)ホームランが1本もない。それもライトに。想定外。2ナッシング(から)も分からない。変化球に弱い打者に直球。勝負にいったのか、外したのか」と首をひねった。外に外すはずが真ん中に入り、痛打された。 負の連鎖は攻撃陣にもあった。外崎が試合前の打撃練習中、背中の張りを訴え欠場。今季はフルイニング出場中だった。「5番右翼」の予定が、急きょ打線の組み替えを強いられた。代わって5番の栗山は2安打と気を吐いたが、18本塁打の外崎が抜け、1点だけ。辻監督は「本人は出たいと言ったが、先がある。無理してもしょうがない」。優勝争いで有利な立場は変わらないが、まずは勝って嫌な空気を一掃したい。【古川真弥】

◆オリックス宮内義彦オーナー(82)が西武戦を観戦し、進退問題が浮上している福良監督について、現在の心境を語った。チームは自力でのCS出場が消滅。1年契約の指揮官は今季限りで退任する可能性が浮上している。「ちょっと待ってください。今シーズン、やっとるんやからね。来シーズンのことは全く考える必要はない。全力を挙げてやってもらう。今は次のことを考えたら、おかしくなる。私自身は全く考えてません」と今後の方針に言及を避けた。 1日の同カードでは7点差をひっくり返し、劇的なサヨナラ勝ちを収めた。この試合を例に挙げ、「ああいう精神で、シーズンも最後まであきらめない。来シーズンの構想をなんて、いくらでも考える時間はある。首脳陣一丸となって、やってもらいたい」と大逆転のAクラス入りへゲキを飛ばした。

◆オリックスの杉本裕太郎外野手(27)が4回に西武今井の投球を左手に受け、途中交代。大阪市内の病院でエックス線検査、CT検査を受け、「左第5中手骨の骨折」と診断された。今後に関しては、4日の再診結果を見て、判断する。 杉本は漫画「北斗の拳」のラオウに憧れ、チーム内でその名で呼ばれる。圧倒的なパワーで、今年7月には2戦連続の満塁弾という離れ業をやってのけた。1日に1軍昇格を果たしたばかりで、アクシデントに見舞われた。

◆大逆転CS進出をあきらめるな! オリックス宮内義彦オーナー(82)が2日に京セラドーム大阪を訪れ、首位西武へのカード勝ち越しを見届けた。「結構です。最後まで全力を挙げてやってもらう」と話した。 チームは自力CS進出が消滅し、福良監督が今季限りで退任する可能性が浮上。去就について問われると、「来シーズンのことは全く考える必要はない。今は次のことを考えたら、おかしくなる。私自身は全く考えてません」と言及を避けた。1日に7点差をひっくり返す劇的勝利を収めた。この試合を例に挙げ、「ああいう精神で、シーズンも最後まであきらめない。来シーズンの構想をなんて、いくらでも考える時間はある。首脳陣一丸となって、やってもらいたい」とAクラス入りにゲキを飛ばした。 総帥の思いに応えるように、先発西が7回途中まで1失点の力投。3連敗中の西武から2年ぶりに勝利を挙げ、8勝目を手にした。「粘り強くいくことができた。自分よりもチームの勝敗に貢献したい」。金子やアルバースが故障で離脱。先発陣を引っ張る投球だった。福良監督は「どんな形でもいいから勝つだけ」と言った。かすかな望みをつなげるため、後のない戦いが続く。【田口真一郎】

◆西武は2日、オリックス23回戦(京セラ)に1-5で敗れ、2連敗。先発の今井達也投手(20)が5回2安打ながら5四死球や味方の失策などで4失点し、4敗目(3勝)。「四死球が多く、自分から失点のきっかけを作ってしまった」と反省した。  一回にミスがからんで2点を先制されると、四回には二死から死球を与え、続く若月に今季初本塁打を献上。辻監督は「あれが一番痛かった」と苦虫を噛み潰した。  試合前には、昨年9月14日からフルイニング出場の外崎が上半身の違和感を訴え、急きょ欠場。指揮官は「ここで無理しても仕方ない」と休ませた。試合中に大阪市内の病院で「軽度の腹斜筋の張り」と診断され、3日以降も1軍に帯同するが、今後も無理はさせられない。  これで2位・ソフトバンクとは4ゲーム差に。独走ペースから一転、じわりと差が縮まってきた。 (伊藤昇)

◆オリックスは一回一死満塁で中島の内野ゴロに失策が絡んで2点を先行した。四回に若月の2ラン、七回に中島の適時打で加点した。西が七回途中まで8安打を浴びながら1失点と要所を締めて8勝目。西武は攻守に精彩を欠いた。

◆オリックスの若月が今季1号2ランを放った。2-0の四回2死一塁で2ストライクからの3球目の直球を右翼席に運んだ。プロ5年目で通算2本目の一発に「奇跡です。前の打者がインコースに死球だったので、外を思い切りいった」と貴重な追加点を喜んだ。  捕手としても最後までマスクをかぶり、強打の西武打線を相手に4投手で1失点だけと好リード。「相手打線が素晴らしいので、何とか最少失点でいきたいと思っていた」と満足げだった。 福良監督 「粘り強い、本来の西の投球だった。リズムも良かった」

◆オリックスの杉本が四回の打席で左手小指付近に投球を受け、代走を送られて交代した。大阪市内の病院で「左第5中手骨の骨折」と診断された。球団によると、4日に再検査を受けて今後の予定を決める。

◆オリックスの宮内オーナーは首位西武に快勝した試合を観戦し「結構です」と満足げな表情だった。自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出が消滅している状況には「よそも負けるわけだからね。最後まで全力を挙げてやってもらおうと、大いに期待しています」と話した。  福良監督の去就については「今シーズンやっとるんやからね。順位も決定してね、もう動きが取れないというときに考えるんであって」と述べるにとどめた。

◆若月の一発が勝利を決定づけた。2-0の四回二死一塁で右翼席に今季1号2ラン。昨季10月6日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)以来のプロ2号に「奇跡っすね。前の打者がインコース、死球だったので、外(角)を思い切りいきました」と笑った。普段は強肩の捕手として存在感を見せているが、元々は長打力にも定評がある。つきっきりで打撃を指導していた福良監督も「ビックリしました。当たれば飛ぶ。なかなか当たらないけど」と愛弟子をたたえていた。

◆オリックス・杉本裕太郎外野手(27)が2日の西武戦(京セラ)で負傷交代。四回の打席で左手小指付近に投球を受け、試合中に大阪市内の病院でレントゲン検査、CT検査を受けた結果、「左第5中手骨の骨折」と診断された。  杉本は前日1日に1軍に再昇格し、代打で二塁打を放っていた。4日に再検査を受けて今後の予定を決める。

◆オリックスの宮内義彦オーナー(82)が2日、西武戦を観戦。勝利を見届けた後、取材に応じたが、福良淳一監督(58)の去就については明言を避けた。  続投も退任も、総帥の頭のなかではどちらも未定だ。チームは首位西武相手の御前試合を5-1で快勝。宮内オーナーは満面の笑みで報道陣の前に姿を見せたものの、順位が確定しない中、来季の監督、コーチ人事については明言しなかった。  「いまは今季をやっている。来季のことは順位でも決定して、動きが取れないというときに考えるからね。それまでは、来季のことはまったく考える必要はない」  チームは8月31日に自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅したが、翌9月1日から西武相手に連勝。4位に浮上し、CSに向けて前へ進んでいる。総帥も「自力と言うけどね、よそも負けるわけだから。あんまり関係ないと思う」とした。  就任3年目の福良監督は単年契約で今季終了時に契約が切れるが、「私自身まったく考えていません」と強調。「最後の最後まであきらめない。来季の構想なんで、いくらでも考える時間ありますから。いまはあとのシーズンどうやるか、というところ。首脳陣は一丸となってやってもらいたい」とハッパをかけた。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
68472 0.591
(↓0.005)
0
(-)
26642
(+1)
551
(+5)
160
(-)
111
(-)
0.273
(-)
4.37
(-)
2
(-)
ソフトバンク
63501 0.558
(↑0.004)
4
(↑1)
29546
(+12)
470
(-)
169
(+3)
69
(-)
0.265
(↑0.002)
3.94
(↑0.03)
3
(-)
日本ハム
63523 0.548
(↑0.004)
5
(↑1)
25508
(+3)
480
(+2)
127
(+1)
76
(-)
0.253
(↓0.001)
3.71
(↑0.01)
4
(-)
ORIX
55605 0.478
(↑0.004)
13
(↑1)
23451
(+5)
472
(+1)
88
(+1)
81
(+2)
0.24
(-)
3.66
(↑0.02)
5
(-)
ロッテ
52603 0.464
(↓0.004)
14.5
(-)
28433
(+2)
479
(+3)
54
(-)
105
(+1)
0.25
(↓0.001)
3.83
(↑0.01)
6
(-)
楽天
47683 0.409
(↓0.003)
21
(-)
25416
(-)
480
(+12)
107
(-)
56
(+1)
0.24
(↓0.001)
3.79
(↓0.07)