楽天(★3対4☆)ソフトバンク =リーグ戦22回戦・楽天宮城球場=
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ソフトバンク
030000000141002
楽天
002000010031002
勝利投手:森 唯斗(2勝4敗25S)
(セーブ:武田 翔太(3勝9敗1S))
敗戦投手:松井 裕樹(4勝7敗2S)

本塁打
【ソフトバンク】中村晃(12号・2回表2ラン)上林(18号・10回表ソロ)
【楽天】ウィーラー(9号・3回裏2ラン)ウィーラー(10号・8回裏ソロ)

  DAZN
◆ソフトバンクは2回表、中村晃の2ランなどで3点を先制する。その後は同点を許すも、延長10回に上林のソロで勝ち越しに成功した。投げては、6番手・武田がプロ初

◆ソフトバンク中村晃外野手(28)が死球を受け、負傷交代。仙台市内の病院でエックス線、CT検査を受け「右足薬指の打撲」と診断された。 4回無死に岸の投球が右足つま先に直撃。もん絶しながらも一塁へ進み、エンドランで2度スタートを切るなどプレーを続行した。しかし、その裏の守備から退いた。2回に先制の12号2ランを放っていたが、チームにとっては手痛い交代となった。 工藤監督は「最初は大丈夫ということだったが、(ランナーから)帰ってきたときにおかしかった。治療をしているときに、バッティングで踏ん張ると痛みがあるということだった。大事を取って交代しました。(起用は)明日の様子を見てから」と話した。

◆ソフトバンク武田翔太投手(25)がプロ7年目、通算120試合目の登板で初セーブを挙げた。 上林のソロで1点を勝ち越した直後の10回にマウンドへ。2死から今江に内野安打を打たれたが、続く銀次を遊ゴロに打ち取った。試合を締めた歓喜の輪で、代名詞の武田スマイルで喜んだ。 8月下旬に中継ぎに回ってからは2試合目、通算でも3試合目の救援登板での初体験だった。「任されたところでしっかり投げるだけ。緊張感はありますし、初めてのところだったので。森さんってすごいなと思いました。毎試合、毎試合」と振り返り、抑えを務める森の負担を痛感していた。

◆ソフトバンクのアリエル・ミランダ投手が球団の外国人投手タイ記録となるデビューから3戦3勝を逃した。6回途中2失点と粘投し、リードを持って降板したがその後に味方が追いつかれた。 2度の強襲もあった。3回無死一塁では今江のライナーを利き腕の左手で直接取りに行き、弾いた。ベンチ裏で治療後は続投していたが、6回先頭の銀次のワンバウンドする打球を右手首に当てたところで降板した。 ミランダは「(3回は)反射的に手が出てしまった。試合が終わったばかりなので、まだ痛みは感じていない。明日の状態を見てからになる」と話した。倉野投手統括コーチは「痛めて交代というわけではない」と説明。大けがにつながりかねないプレーには「やってほしくないが...」と、複雑な表情だった。工藤監督は「結構、モイネロもサファテも手を出すので注意はしているが...。危険なので、もう1度話をしてなるべくグラブで行くように。取れなかったらしょうがない。ケガをしてしまったらもったいないので、コーチを通して注意してもらいます」と頭を抱えていた。

◆ソフトバンク上林誠知外野手(23)が高校時代からのライバル楽天松井から決勝の18号ソロを放った。 延長10回2死、上林はカウント1ボール2ストライクからの甘いカットボールを見逃さなかった。打球は右翼席へ飛び込み、ガックリ肩を落とす松井をまわるようにダイヤモンドを一周した。「同学年ですしうれしい。ヒットは今まで打っていたけど、本塁打は初めて。大きいのという意識もあった。(自分で決めると)ちょっと思っていた」と喜んだ。通算11打席目での松井から初本塁打。通算10打数4安打と打っている。 工藤監督も「左の松井から、甘い球を見逃さずにしっかり打てた。今日は非常に大きな勝ち」とヒーローをたたえた。上林の本塁打は8月12日の日本ハム戦以来16戦ぶり。上林は「久しぶりだったので、(ベンチ前で)高谷さんとのおじぎポーズもやったけど、おじぎが先かハイタッチが先か分からなくて変な感じだった」と、本塁打パフォーマンスを忘れてしまうほど、久々の1発だった。 この日は埼玉県から両親も観戦に来ていた。仙台育英出身だけに「仙台で打つのはうれしいですね。複雑ですけど」と笑った。チームは3連勝で今季最多の貯金12。首位西武とのゲーム差は5に縮まった。残り30試合で連覇という奇跡を起こす。

◆ ソフトバンク武田がプロ初セーブを挙げた。 8月下旬に中継ぎに回ってから2試合目のマウンド。10回に上林のソロで1点を勝ち越したその裏から登板し、2死から今江に内野安打を打たれたが、最後は銀次を打ち取り逃げ切った。「緊張感はありました。森さんってすごいなと思いました」。プロ120試合目登板での初体験。歓喜の輪で、代名詞の武田スマイルをさく裂させた。

◆ ソフトバンク上林誠知外野手(23)が、延長10回に勝ち越しの18号ソロを放ちチームを3連勝に導いた。 10回2死、楽天松井の甘いカットボールを見逃さず右翼スタンドへたたき込んだ。「狙ってはいなかったが、頭にはあった。カットが来たらああいう打ち方をしようと。大きいのという意識もあった。(自分で決めると)ちょっと思っていた」と笑った。 高校時代から同学年の松井にはライバル意識を持っていた。通算11打席目で初本塁打。「プロでも安打は打っていたが、本塁打は初めて。うれしい」とライバル撃ちの決勝弾は格別だった。2回には先発岸から左前へ適時打を放ち2安打2打点。「8月はまったく貢献できなかったので、9月からまた頑張りたい」。8月は全24試合に出場も2割7厘と絶不調。左足かかとを痛めたこともあり8月26日西武戦では今季初めてスタメンを外された。「調子自体は悪くないのに、1カ月くらい打てない」と自分への怒りが収まらず、毎晩のように眠れない夜が続いた。 この日のスタンドには両親、弟とともに仙台育英時代の恩師佐々木純一朗氏(58)も観戦に訪れていた。佐々木氏からはシーズン開始前に「私もプロになりたかった。プロという夢の世界に入っているんだから、楽しんでやれ」とアドバイスを受けた。上林は「苦しいことばかりですけどね」と苦笑いするが、工藤監督は「昨季と違うところを見せてくれている」と、昨年からの成長を認める。チームは3連勝。首位西武も敗れ、ゲーム差は再び5に接近。同点に追いつかれながらも楽天を振り切り工藤監督は「今日は非常に大きな勝利」と喜んだ。「優勝はあきらめていない」と話す上林が状態を上げていけば、逆転Vへの可能性もますます高くなる。【石橋隆雄】

◆ ソフトバンクは2回に中村晃の12号2ランで先制。上林の適時打でさらに1点。楽天は3回にウィーラーの9号2ランで1点差。 4回から6回まで両軍無得点。楽天は岸が立ち直り、ソフトバンクはミランダから石川へつなぎ継投に入った。 楽天は1点を追う8回、ウィーラーがこの日2本目となる10号ソロを放ち同点。そのまま延長戦に突入した。 ソフトバンクは延長10回、上林が18号ソロ。武田がその裏を抑え、プロ初セーブを挙げた。楽天は7連敗で借金は20。ソフトバンク森が2勝目、楽天松井は7敗目。

◆ソフトバンクは1日、東日本大震災の復興支援として、楽天生命パーク宮城で行われた楽天戦に、被災した宮城県の児童ら72人を招待した。

◆ソフトバンクが接戦を制して3連勝とした。3-3の延長十回に上林の18号ソロで勝ち越した。5番手の森が1回無失点で2勝目、武田がプロ7年目で初セーブ。楽天はウィーラーの2本塁打で追い付く粘りを見せたが7連敗を喫した。

◆ソフトバンクの武田がプロ7年目で初セーブを挙げた。1点を勝ち越した延長十回に登場。2死から内野安打を許したが、銀次を遊ゴロに仕留めて試合を締め「緊張感はやっぱりあった」と初々しかった。  今季は3勝9敗と先発で好結果を出せず、最近は救援に回っている。「任されたところでしっかりやりたい」と自らに言い聞かせるように話した。

◆ソフトバンクの中村晃は二回に12号2ランを放ったが、四回の打席での右足への死球の影響で途中交代した。仙台市内の病院で右足薬指の打撲と診断され、工藤監督は今後について「明日(2日)の様子を見たい」と話した。  0-0の二回1死一塁で岸の変化球を右越えに運んだ。前夜の8月31日の試合で3打数無安打だったため、開き直って臨んだ結果だそうで「先制になり良かった」と喜んだ。だが、四回には右足へ投球を受けた。そのまま走者としてプレーを続けたが二盗に失敗。その裏の守備からベンチに退いた。 工藤監督(勝ち越しソロの上林に) 「甘い球を見逃さず、しっかり打ってくれた」

◆ソフトバンク・中村晃外野手(28)が楽天22回戦(楽天生命パーク)の四回の打席で右足に死球を受け途中交代。仙台市内の病院で「右足薬指の打撲」と診断された。

◆先発した岸が7回5安打3失点と粘ったが、4年ぶりの10勝目はお預けとなった。3番手の松井が十回、上林に勝ち越しソロを被弾し7敗目。平石監督代行は「一発を防がないといけない場面。もったいなかった」と渋い表情をみせた。チームは、今季ワーストに並ぶ1分けを挟んで7連敗、借金も今季最多の20に戻った。

◆上林が十回、松井の139キロの変化球を捉え、右翼席に勝ち越しの18号ソロ。チームを3連勝に導き、首位西武とのゲーム差を5に縮め「優勝を諦めていない。チーム全員で力を合わせてやっていきたい」と表情を引き締めた。神奈川・桐光学園高出身の松井とは同学年で、仙台育英高時代に練習試合で対戦経験もある。当時は歯が立たなかった相手から、しかも慣れ親しんだ東北の地で本塁打を放ち「成長している。うれしい」と言葉に実感を込めた。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
684620.596
(↓0.006)
0
(-)
27641
(+8)
546
(+10)
160
(+1)
111
(+1)
0.273
(↑0.001)
4.37
(↓0.05)
2
(-)
福岡
625010.554
(↑0.004)
5
(↑1)
30534
(+4)
470
(+3)
166
(+2)
69
(-)
0.263
(-)
3.97
(↑0.02)
3
(-)
日ハム
625230.544
(↑0.004)
6
(↑1)
26505
(+4)
478
(+3)
126
(+1)
76
(+1)
0.254
(↑0.001)
3.72
(↑0.02)
4
(↑1)
ORIX
546050.474
(↑0.005)
14
(↑1)
24446
(+10)
471
(+8)
87
(+4)
79
(-)
0.24
(↑0.001)
3.68
(↓0.04)
5
(↓1)
ロッテ
525930.468
(↓0.005)
14.5
(-)
29431
(+3)
476
(+4)
54
(+1)
104
(-)
0.251
(↓0.001)
3.84
(-)
6
(-)
楽天
476730.412
(↓0.004)
21
(-)
26416
(+3)
468
(+4)
107
(+2)
55
(-)
0.241
(↑0.001)
3.72
(-)