日本ハム(☆4対2★)楽天 =リーグ戦19回戦・札幌ドーム=
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楽天
00000 2000 261
日ハム
02110 000× 4100
勝利投手:マルティネス(9勝8敗0S)
(セーブ:浦野 博司(2勝2敗7S))
敗戦投手:塩見 貴洋(2勝3敗0S)
  DAZN
◆日本ハムは2回裏、1死二三塁の好機から鶴岡の2点適時打で先制に成功する。その後は3回に中田の犠飛、4回には鶴岡の適時打でリードを広げた。投げては、先発・マルティネスが6回2失点の好投で今季9勝目。敗れた楽天は、先発・塩見が試合をつくれなかった。

◆日本ハムは、ファイターズ基金を活用して全道の小中学生に寄贈する「チャイルドラインカード」の贈呈式を、試合前に札幌ドームで行った。選手を代表し、日本ハム杉谷拳士内野手(27)が出席した。 チャイルドラインとは、18歳までの少年少女が電話で悩みなどを相談できる電話窓口。全国各地のボランティアの大人たちが電話を受け「秘密は守る。どんなことでも一緒に考える。名前は言わなくてもいい。電話を切りたいときは切っていい」と約束しながら、少年少女の声や気持ちを受け止めている。「チャイルドラインカード」とは、名刺大の大きさのカードで、少年少女たちが通話料を気にすることなく、安心して電話が出来るように、無料フリーダイヤルの番号が大きく記載されている。また、カードに記載された専用の2次元コードを読み取ると、ネットから書き込みで相談をすることも出来る。 日本ハムは、14年から特定非営利活動法人チャイルドラインほっかいどうの活動をサポート。5年目となる今年も、全道の小中学生約43万人に配布するチャイルドラインカードを、ファイターズ基金を活用して制作・寄贈をすることとなった。 贈呈式に出席した杉谷はは「誰かに話せる環境を作って、悩みを話せるような活動をしていきます」と呼びかけていた。

◆日本ハムのニック・マルティネス投手(28)が勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。 味方打線から4点の援護を受け、5回まで楽天打線を1安打に抑える危なげない投球。6回2死一、三塁から、島内に左越え適時二塁打を打たれ2点を返されたが、後続をしっかり抑えた。6回109球を投じ、4安打2失点でマウンドを降りた。 「試合に入るにあたって、いいゲームプランを持って臨むことができました。序盤に援護点をもらえて、楽に投げることができました。いいリードをしてくれた鶴岡捕手にも感謝です」と味方の援護に感謝した。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(19)が連日の猛打賞で本拠地札幌ドームのファンを沸かせた。8回、楽天宗から右前打を放った。2回の第1打席で中堅フェンス直撃の二塁打。続く4回も二塁打を放っており、プロ初の1試合3安打を記録した前日25日に続き、2日連続の猛打賞を達成した。 今月21日に3度目の1軍昇格を果たしてからは、ここまで22打数10安打と打率5割に迫る勢いで打ちまくっている。若きスラッガーのバットはとどまる気配を知らない。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手が、先制点をアシストした。 2回2死一塁、先発塩見の初球137キロを痛烈にはじき返し、中堅フェンス直撃の二塁打とした。3試合連続安打を放ち、二塁ベース上では、満足そうに笑った。 続く鶴岡が、中前2点適時打を放ち先制した。「内野が前に来たので、とにかくバットに当てることだけに集中していきました。守りの方も頑張ります」と頼もしかった。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(19)が2試合連続で3安打をマークし、勝利に貢献した。「2試合連続で(3安打を)打てたことはうれしい」と振り返った。 1安打目は2回無死一塁で中堅フェンス直撃の二塁打。チャンスを拡大して、続く鶴岡の2点適時打を呼び込んだ。 2安打目は4回先頭で右中間への二塁打。再びチャンスメークして、鶴岡の適時打で再び生還した。 3安打目は8回先頭で右前打を放った。6回の第3打席は三塁上空への飛球も、楽天ウィーラーが落球(記録は失策)。その間に二塁まで進塁するなど、この日は4打席全出塁だった。 チームも今カードは2勝1分けとし、7カードぶりに勝ち越しを決めた。「それ(勝利)がやっぱ、一番うれしい」と3安打2得点の活躍が勝利につながったことを素直に喜んでいた。

◆日本ハムが、7カードぶりに勝ち越した。 2回と4回に、清宮が二塁打を放ってチャンスメークした好機に、ベテラン鶴岡が2打席連続適時打。先発マルティネスも6回2失点と粘投して9勝目。2点リードの最終回は、25日に1点リードを守れなかった守護神の浦野が無失点で締めて、リベンジのセーブを挙げた。 栗山英樹監督は、8回にも右前打で2試合連続3安打となった清宮に「本当に、プロに入ってから初めて、自分らしく野球をやっている」と評価。最近は勝ちきれなかったチームも、ようやく軌道に乗り始めている。首位西武とは6ゲーム差。「本当に諦めていない」と逆転優勝へ向けて残り30試合に全力を尽くすことを誓った。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(19)が26日、前日に続いて3安打の猛打賞を記録した。ドラフト制後(66年以降)、高卒新人の2試合連続猛打賞は、88年立浪(中日)が6月2日巨人戦で3安打、同4日阪神戦で3安打して以来、30年ぶり2人目となる。パ・リーグの高卒新人ではドラフト制以前を含めて初の連続猛打賞となり、日本ハムの高卒新人としても初の快挙だ。 1軍復帰した21日からの清宮は22打数10安打、打率4割5分5厘となり、10安打の内訳は本塁打3本、三塁打1本、二塁打2本、単打4本。塁打数÷打数で計算する長打率は10割4分5厘と、復帰後の長打率が10割を超えている。

◆勝利が決まると日本ハム清宮幸太郎(19)は幸せいっぱいの笑顔でベンチを飛び出した。本塁打こそなかったが、4打数3安打。4得点中、3得点に絡む堂々の活躍ぶりでチームは勝った。「それが一番うれしいです。負けられない試合が続いているので、しっかり得点できて貢献できたのが、うれしいです」。打てども勝てない日が続いていた。試合後の表情はモヤモヤが晴れたようにスッキリしていた。 連日のレジェンド超えだ。前日25日に続いて猛打賞。高卒新人の2試合連続猛打賞は88年中日立浪以来30年ぶり2人目。あの清原も、憧れのゴジラ松井もなし得なかった記録だ。「気にはしてないですけど、2試合連続で打てたことはうれしいです」。21日の再昇格後、6戦で22打数10安打、打率4割5分5厘。夏バテ状態の打線の中で、完全に起爆剤となっている。 積極的で、当たり前のことをやり尽くす姿勢がチームの停滞感を吹き飛ばしている。4回は右中間への打球に迷いなく二塁へ。6回は凡フライにも全力疾走。三塁手のウィーラーが落球し、二塁まで進んだ。凡事徹底ができているか、と問われた栗山監督も「良いこと言うねぇ。そう書いておいて」と笑顔だ。 2回と4回は初球を仕留めるなど、見逃しストライクが4打席で1球だけ。清宮は「自分の形で振れているのかなと思う」と、自己分析した。5月に1軍レベルを体感し、6月以降は2軍で経験を積んだ。打席を重ねる中で、トップの位置を早く決めてボールをとらえにいく「自分の形」を確立。自分との戦いから脱却し、投手との戦いに没頭しているから「(2本の二塁打は)うまく反応できた」。チームは7カードぶりに勝ち越した。清宮の存在感は日に日に増している。【木下大輔】
▼清宮が前日に続いて3安打の猛打賞。ドラフト制後(66年以降)、高卒新人の2試合連続猛打賞は、88年立浪(中日)が6月2日巨人戦で3安打、同4日阪神戦で3安打して以来、30年ぶり2人目。パ・リーグの高卒新人ではドラフト制以前を含めて初の連続猛打賞となり、日本ハムの高卒新人としても初の快挙だ。1軍復帰した21日からの清宮は22打数10安打、打率4割5分5厘となり、10安打の内訳は本塁打3本、三塁打1本、二塁打2本、単打4本。塁打数÷打数で計算する長打率は10割4分5厘と、復帰後の長打率が10割を超えている。

◆37歳が、異様なプレッシャーに襲われた。2回1死一塁。ネクストで待つ日本ハム鶴岡慎也捕手(37)は、静かに確信していた。「打つんだろうな...」。予感的中。二塁打を放った前打者の清宮を確認し、スイッチを入れた。打席に立つと1度もバットを振ることなく、球筋に集中。5球目。139キロのシュートをしぶとく中前にはじき返した。二塁走者の清宮も迎え入れる先制2点適時打。一塁ベース上では淡々としながらも、心中は波打っていた。 「今日1日通して、皆さんが注目している清宮幸太郎選手がめちゃくちゃ打って、常にチャンスでもまわってくるので緊張して打席に入りました」。試合後のお立ち台では、ジョーク交じりに告白した。18歳差のホットラインは、3点リードの4回にも続いた。先頭の清宮が二塁打でチャンスメーク。再び清宮を本塁に生還させる中前適時打。新人に引っ張られるように今季2度目の3打点を挙げた。ヒーローインタビューで明かした「来た球を打つ。思い切っていっているだけ」に、栗山監督は「配球を考えないのは、逆に超一流の打者」と称賛した。 打撃技術をはじめ、チームのためにプレーする清宮の姿に「僕が19歳の時と比べたら雲泥の差」と笑った。9歳下のマルティネスとのバッテリー時は打率2分2厘で「ちょっと気にしていた」が、この日は攻守で支えた。観衆3万7777人に誓った「必ず優勝出来るように頑張ります」との思いを実現させる、勝負の秋が迫っている。【田中彩友美】

◆日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(19)=早実高=が楽天19回戦に「6番・DH」で先発出場し、2試合連続猛打賞となる4打数3安打2得点で4-2の勝利に貢献した。打率は・242に急上昇。シーズン終盤へ怪物ルーキーが大暴れだ。  ガツン! ガツン!! ガツン!!! これぞ、怪物ルーキーだ。北の大地で清宮の勢いが止まらない。まずは二回一死一塁の第1打席。楽天の左腕・塩見から中堅フェンス直撃二塁打を放つと、四回には先頭で右中間二塁打を放った。いずれも生還し、2得点だ。  前日25日の楽天戦では八回に高卒新人では球団3人目、2013年の大谷翔平(現エンゼルス)を超える4号ソロを放つなどプロ初の3安打猛打賞をマーク。そしてこの日も札幌ドームを埋め尽くした満員の観衆を沸かせた。  4-2の六回、先頭で迎えた第3打席では楽天2番手・森原と対戦。三塁への飛球だったが、楽天・ウィーラーが落球の間に二塁へ進んだ。相手の失策も誘う、まさに持っている19歳。八回、先頭で迎えた第4打席では宋家豪から右前に痛烈な右前打を放ち、全打席で出塁した。

◆楽天は平石監督代行が指揮して初めて3連敗を喫した。先発の塩見が二回1死二、三塁で鶴岡に2点打を浴びて先制されると、三、四回にともに1失点。要所で厳しいコースを突けず5回4失点で「高さも高いし、甘い球を逃さずに打たれた」とうなだれた。  打線は五回までわずか1安打で、反撃は六回に島内の適時二塁打で挙げた2点止まり。平石監督代行は「ちょっとエンジンがかかるのが遅い。もっと序盤から攻めていかないと」と嘆いた。

◆日本ハムのマルティネスが6回2失点で9勝目を挙げ、来日1年目での10勝目まであと1勝とした。4-0の六回に2点を失ったが、ボールを打者の手元で巧みに動かして試合をつくり「自分のフォームで意図した球を投げ切れた」とうなずいた。  これでパ・リーグ5球団から勝利を挙げた。「次の登板でも今までと変わらず、チームが勝てる試合をつくれるようにしたい」と冷静に話した。

◆清原、松井、大谷超えだ! 日本ハムは26日、楽天19回戦(札幌ドーム)に4-2で勝利した。ドラフト1位・清宮幸太郎内野手(19)=早実高=が、二回に中越え二塁打を放つなど2試合連続の3安打猛打賞をマーク。ドラフト制後(1966年以降)に入団した高卒新人では、88年の立浪和義(中日)以来30年ぶり2人目、球団では史上初の快挙となった。怪物ルーキーの連日の活躍で、チームは7カードぶりの勝ち越しを決めた。  まるで打ち出の小づちだ。清宮のバットが止まらない。球団の高卒新人では初の2試合連続の猛打賞をマーク。清原和博、松井秀喜、大谷翔平らも達成できなかった偉業で、チームを勝利に導いた。   「勝ったことが一番うれしい。負けられない試合が続いている。しっかり得点できて、貢献できた」  "清宮ショー"の幕開けは、二回一死一塁で迎えた第1打席。相手先発左腕、塩見の初球137キロの真っすぐを「うまく反応してくれた」とフルスイング。前日25日、二塁打が出ずサイクル安打を逃したうっぷんを晴らすかのような中堅フェンス直撃の二塁打で、鶴岡の先制2点打を呼び込んだ。  並みの新人ではない修正能力を証明した。塩見には、6月12日のイースタン・リーグ、楽天戦で3打数無安打2三振と抑えられた。渋い表情で悔しさを表していたが、見事リベンジを果たした。  四回先頭で迎えた第2打席でも、塩見の135キロの変化球をはじき返す右中間二塁打。二回、四回ともに初球から迷いなく積極的に振りにいった姿勢が結果につながった。  運も味方にした。六回先頭で迎えた第3打席は森原の149キロの真っすぐを打ち上げてしまったものの、諦めずに全力疾走。三塁手・ウィーラーが落球する間に二塁を陥れた。八回先頭で迎えた第4打席では前日に本塁打を放った宋家豪の150キロの真っすぐを右前へ。4打席全出塁とチャンスメークに徹した。これで21日の1軍昇格後は、22打数10安打の打率・455、3本塁打、8打点。「自分の形で振れているのがいい」とうなずいた。  2012年のこの日。清宮は東京北砂リトルの一員としてリトルリーグ世界選手権に出場。米国王者を下し、リトル世界一に立った。大会では当時の監督で同リトルの久保洋一総監督が「その後も、あの距離まで打った子は見たことがない」と振り返る、世界大会史上最長、94メートル(310フィート)の特大弾をマーク。現地では"和製ベーブ・ルース"と報じられた。あれから6年。当時と変わらぬ豪快な打撃で、3万7777人が集まった本拠地・札幌ドームを熱狂の渦に巻き込んだ。  チームは7カードぶりの勝ち越し。首位西武とのゲーム差は「6」に縮まった。自らの記録にも「うれしいですけど、特に気にしてはいない。次の試合もたくさん打てればいい」と先を見据えた。若きスラッガーは、逆転Vを狙うチームのキーマンだ。 (中田愛沙美) 清宮について日本ハム・栗山監督 「プロに入って、初めて自分らしく野球ができている。まだまだ、あんな打者じゃない」 ★ベテランも大絶賛  清宮の後を打つ、7番・鶴岡が二回に先制の中前2点打を放つなど2安打3打点。お立ち台では「みなさん注目のルーキーが、めちゃくちゃ打つのでチャンスで回ってきた。打つんだろうな、と準備していました」と苦笑いで振り返った。今季プロ16年目を迎える37歳のベテランは「僕が19歳の時と比べて雲泥の差。たまたまではなくて技術で打っている」と大絶賛していた。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
654520.591
(↓0.005)
0
(-)
31621
(+8)
527
(+12)
157
(+1)
105
(-)
0.271
(-)
4.37
(↓0.06)
2
(-)
福岡
594910.546
(↑0.004)
5
(↑1)
34515
(+12)
464
(+8)
161
(+4)
66
(-)
0.262
(↓0.001)
4.07
(↓0.03)
3
(-)
日ハム
595130.536
(↑0.004)
6
(↑1)
30489
(+4)
467
(+2)
123
(-)
74
(-)
0.252
(-)
3.78
(↑0.02)
4
(-)
ロッテ
515630.477
(↓0.004)
12.5
(-)
33424
(+1)
457
(+8)
52
(-)
102
(+2)
0.254
(-)
3.83
(↓0.04)
5
(-)
ORIX
525850.473
(↑0.005)
13
(↑1)
28430
(+8)
457
(+1)
83
(-)
75
(+3)
0.24
(↑0.001)
3.68
(↑0.03)
6
(-)
楽天
476330.427
(↓0.004)
18
(-)
30403
(+2)
446
(+4)
102
(-)
54
(-)
0.241
(-)
3.67
(↓0.01)