ヤクルト(☆9対7★)DeNA =リーグ戦18回戦・明治神宮=
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DeNA
01020 0031 7150
ヤクルト
04300 101× 9121
勝利投手:梅野 雄吾(1勝1敗0S)
(セーブ:石山 泰稚(3勝2敗22S))
敗戦投手:ウィーランド(4勝9敗0S)
  DAZN
◆ヤクルトは1点を追う2回裏、カラシティーと青木の適時打で4点を挙げて逆転に成功する。続く3回には、宮本と坂口の適時打で3点を追加した。投げては、4番手・梅野が1回無安打無失点でプロ初勝利。敗れたDeNAは、打線が終盤に追い上げを見せるも及ばなかった。

◆ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(34)は通算250本塁打にあと1本。24日まで通算867試合の出場で、今日達成すると歴代3位のスピードになる。今季の対戦で3本塁打している相手先発ウィーランドから節目の1発が出るか。

◆DeNA筒香嘉智外野手が、2年ぶり30本塁打をマークした。6点を追う4回先頭で、バックスクリーン左へ昨季の28本を超える29号ソロアーチを放った。 「きたボールに対して、素直にバットを出すことができました」と反撃ののろしを上げると、3点差まで追い上げた9回、再び先頭で初球を右翼スタンドへ運んだ。ここ4試合で5発と絶好調の主砲が、ヤクルトを追い詰めたものの、最後は届かず。「勝たないと意味がない」と主砲に笑顔はなかった。

◆ヤクルトの2年目右腕、梅野雄吾投手(19)が、自身もびっくりのプロ初勝利を挙げた。 7回から4番手で登板し、ロペス、筒香、宮崎のクリーンアップを3者凡退に抑えた。先発カラシティーが4回1/3で降板し、2番手ハフが2/3無失点、3番手秋吉が1回無失点に抑えていた。 梅野は「まさか自分とはびっくりしました。放送で自分の名前を呼んでました」と試合後の場内アナウンスを聞くまで自分が勝ち投手とは知らなかった。 試合後は初のヒーローインタビューも体験。「素直にうれしいです。下で頑張ってきて、1日1日を大切にして、結果を残せるようになってきた。クリーンアップを3人で抑えられて良かった」と喜んだ。 DeNA筒香とは2日連続の対戦となり、前日24日はオール直球で空振り三振に切ると、この日は最速149キロの直球を主体に攻め、最後は133キロのチェンジアップで二ゴロに仕留めた。 小川監督は「自分の力ではい上がってきた。彼にとっては大きな自信になる」と期待した。 「7番三塁」で先発したルーキー宮本はプロ初打点を挙げるなど、フレッシュな選手の活躍で連敗を3で止めた。

◆ヤクルト小川淳司監督(60)が、勝利に徹する継投で連敗を3で止めた。 4点リードの5回1死二塁、前の打席でソロを許したDeNA筒香を迎えた場面で、先発カラシティーから左腕のハフにスイッチ。勝利投手の権利まであと2アウトだったが交代を決断。先頭打者に四球を出して招いたピンチだった。 「(2回の適時打は)よく打ってくれたけど、投手としてもう少しやってくれないと。勝ち投手とか言っている場合ではない。厳しい継投になったが、チームとしての判断」と言った。 8回には近藤が3ランを浴び、9回は石山が筒香にソロを許した。石山は23日の広島戦で9回に4失点してサヨナラ負けしている。 小川監督は「勝ったことが一番。勝ち越されなかった」と言った。近藤-石山の勝利の方程式については「その形は続けていくと思う」と信じて戦っていく。

◆ヤクルトのドラフト6位ルーキー宮本がプロ初打点を挙げた。三回無死満塁でカーブをたたきつけた打球は前進守備の野手の頭を越えて2点を奪った。「ラッキーな当たりでしたが打てて良かった」と素直に喜んだ。  大阪・履正社高から奈良学園大を経てプロ入りした内野手。二回にはファウルで粘って四球を選んで得点に絡んだ。選球眼と広角に打てる打撃でアピールしている。

◆ヤクルトが連敗を3で止めた。0-1の二回にカラシティーと青木がともに2点適時打を放ち逆転。三回には宮本の2点適時打などで3点を奪った。4番手の梅野が2年目でプロ初勝利を挙げた。DeNAの連勝は3でストップした。

◆DeNAの筒香が2本のソロを放ち、2年ぶりに30号の大台に乗せた。四回はカラシティー、九回は石山からともに初球の甘い速球を完璧に捉え「感覚はだいぶいい」とうなずいた。通算168本塁打となり、球団では前回優勝した1998年に4番を務めたローズの167本を抜き、5位となった。  ここ4試合で5発の荒稼ぎ。本塁打王争いトップのバレンティン(ヤクルト)にも2本差に迫ったが「勝たないと意味がない」と主将らしく連勝が3で止まったことを悔しがった。

◆ヤクルトの19歳の梅野がプロ初勝利を挙げた。七回に4番手でマウンドに上がると、速球主体の投球で中軸のロペス、筒香、宮崎を三者凡退に抑えた。「先頭をしっかり切ろうと。全力で打者に向かっていくことだけを考えた」と満足そうに話した。  福岡・九州産高からドラフト3位で入団した2年目の速球派。「今日も勝ったし、明日からも勝ちたい」と力強かった。

◆DeNAのウィーランドが5回7失点と乱調で3連勝中だったチームの勢いに水を差した。二回に先制点をもらいながら、その裏に投手のカラシティーに逆転の2点適時打を浴びた。得意の打撃で犠飛こそマークしたが、本業では2試合連続で大量失点となり「試合をつくることができず残念」と悔しがった。  安定感が影を潜め、今季4度目の7失点以上で9敗目を喫した。九回に2点差にまで追い上げただけに、ラミレス監督は「序盤の大量点が響いた。ここまで点を取られるのは予想していない」と手厳しかった。

◆筒香が1試合2発で本塁打王となった2016年以来、2度目の30号に到達。四回にバックスクリーン左へ29号、九回には右翼席へ、いずれも先頭で初球の直球を仕留めた。「球種は関係なく、いける球はスイングしようと思っていた」。左打者でシーズン30本塁打以上を2度記録したのは球団初。通算168本塁打は球団ではローズの167本を抜き、5位となった。ここ4戦5発の荒稼ぎだが「30本打っても勝てなければ意味がない」と勝利への執念を示した。

◆高卒2年目の梅野が七回に登板しロペス、筒香、宮崎のクリーンアップを3者凡退に抑え、プロ初勝利を挙げた。「(初勝利は)全然知らなかったです。試合が終わって放送で聞こえて、初めて知りました。まさか自分が、という感じ。素直にうれしいです」と笑顔を見せた。小川監督も「彼にとって非常に大きかったと思う。これからも頑張ってほしい」とたたえた。

◆ヤクルトは25日、DeNA18回戦(神宮)に9-7で勝利し、連敗を「3」で止めた。ドラフト6位・宮本丈内野手(23)=奈良学園大=が三回にプロ初打点を記録するなど、3打数2安打2打点の活躍。大阪・履正社高出身で山田哲人内野手(26)の後輩が故障者続出のチームを救った。  無我夢中でバットをボールにぶつけた。三回無死満塁。宮本がDeNA先発、ウィーランドの投じたカーブをたたきつけた打球は、遊撃手・大和の頭を越えていった。  「本当にうれしいです。満塁だったので石井(打撃)コーチから思い切りいけ、と。結果ヒットになってくれてよかった」  2者が生還し、先発出場5試合目でプロ初適時打&初打点を記録した。初のお立ち台で23歳は、初々しく3万772人の声援に応えた。  七回にも右前打を放ち、3打数2安打2打点。22日に川端がコンディション不良で出場選手登録を抹消されたばかりで三塁のレギュラー不在の危機を新人が救った。  大阪・履正社高では山田哲の3学年後輩。左打ちながら、天才打者に負けず劣らずの才能を秘める宮本に同校の岡田監督は「まじめな性格。練習も本当に熱心にやっていた」と目を細める。  奈良学園大では教員免許も取得。大学時代は奈良・三郷町の三郷小学校で6年生の教育実習を受け持ち、児童には「自分はプロに行く」と約束した。夢を持つことの大切さを身をもって伝えた。  連敗が「3」で止まり、小川監督は「攻撃に関してはいうことがない」と先発全員安打となる12安打9得点の打線を称賛。宮本は「毎日、必死に打っていくだけです」と気持ちを引き締めた。2位巨人とは0・5ゲーム差。上位浮上へ、最後まで食らいついていく。 (横山尚杜) 九回に登板し1失点も22セーブ目を挙げたヤクルト・石山 「内容より勝てたことが一番です。一人一人という気持ちでした」 先発し、五回途中3失点(自責2)のヤクルト・カラシティー 「調子は悪くなかった。前半に点をとってくれたのに長いイニングを投げられず、申し訳ない」

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
654320.602
(↑0.004)
M22
(-)
33570
(+6)
491
(+2)
146
(+3)
66
(+1)
0.268
(-)
4.08
(↑0.02)
2
(-)
巨人
575820.496
(↑0.005)
11.5
(-)
26514
(+6)
466
(-)
117
(+1)
52
(-)
0.26
(↑0.001)
3.81
(↑0.03)
3
(-)
ヤクルト
535510.491
(↑0.005)
12
(-)
34514
(+9)
534
(+7)
104
(-)
60
(+2)
0.271
(↑0.001)
4.47
(↓0.01)
4
(-)
阪神
495610.467
(↓0.004)
14.5
(↓1)
37412
(-)
466
(+6)
64
(-)
51
(-)
0.249
(-)
4
(↓0.01)
5
(-)
DeNA
496020.45
(↓0.004)
16.5
(↓1)
32443
(+7)
515
(+9)
137
(+3)
62
(+1)
0.252
(↑0.001)
4.34
(↓0.04)
6
(-)
中日
516310.447
(↓0.004)
17
(↓1)
28471
(+2)
516
(+6)
73
(+2)
51
(-)
0.263
(-)
4.33
(↓0.02)