ロッテ(★1対3☆)ORIX =リーグ戦21回戦・マリンスタジアム=
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ORIX
00000 0030 391
ロッテ
00001 0000 142
勝利投手:ディクソン(4勝5敗0S)
(セーブ:増井 浩俊(1勝3敗3S))
敗戦投手:二木 康太(3勝4敗0S)
  DAZN
◆オリックスは1点を追う8回表、代打・中島の適時打などで3点を挙げ、逆転に成功する。投げては、先発・ディクソンが7回1失点の好投で今季4勝目。最後を締めた守護神・増井が今季30セーブ目を挙げた。敗れたロッテは、最終回に一打同点の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆オリックス中島宏之内野手が8回、逆転の2点打を放った。 2死から代打のマレーロが中前打で出塁し、福田も右前打で続き、敵失もからんで二、三塁。この好機で代打の打席に立ち、2球で追い込まれながらも3球目を捉えて右前に落とした。 三塁走者に続いて二塁走者の福田が逆転のホームを踏んだ。殊勲の中島は「チャンスでの代打でしたし、どんな形でも点を取らなあかんと思って積極的に打ちに行きました。とにかく逆転できてよかったです」と喜んだ。 7回まで1安打1失点と力投した先発のディクソンに報いる逆転打になった。

◆17日楽天戦に続く2試合連続完封に迫った先発二木康太投手だったが、8回につかまった。 1点リードの2死二、三塁の場面。代打中島を140キロ直球で詰まらせたが、右前にぽとりと落とされて逆転を許した。その後、右翼の平沢大河がマリン特有の強風に流されたフェンス際のフライを落球。この回3失点で降板した。 結局7回2/3、119球を投げ、7安打3失点(自責1)、無四球6三振。今季4敗目(3勝)を喫した。 守備に足を引っ張られた形となったが、二木は「7回、8回のフォークの感じからして(中島には)真っすぐを選択した。あの二、三塁で中島さんにヒットを打たれ、何も言い訳はできない。普通に打たれているので自分の力不足です」と話した。 これでロッテは3連敗。

◆オリックス増井浩俊投手が、自身3年ぶり2度目の30セーブを達成した。3-1の9回に登板。試合前から最大20メートルの強風が吹く難しいコンディションに苦しみ、3安打1四球ながら無失点という珍しい形で節目のセーブがついた。 先頭の井上に中前打され、1死後、鈴木に右中間へ二塁打。この間にホームを狙った角中を本塁でアウトにして難を逃れたが、根元に左前打、さらに田村に四球で2死満塁。最後は代打福浦を左飛に打ち取った。 30セーブ到達は、39セーブを挙げた日本ハム時代の15年(39セーブ)以来。「40セーブを目標にしているし、30セーブは最低限。クリアできてほっとしています」と守護神は、移籍1年目の大台到達を振り返った。 30セーブは両リーグ最多。増井は通算140セーブとなった。

◆オリックス増井浩俊が、日本人投手では初となる複数球団での30セーブを達成した。 3―1の9回に登板。試合前から最大20メートルの強風が吹く悪コンディションに苦しみ、3安打を許すも味方の好守に助けられ、無失点で切り抜けた。30セーブ到達は日本ハム時代の15年(39セーブ)以来。「40セーブを目標にしているし、30セーブは最低限。クリアできてほっとしています」と守護神は、移籍1年目の大台到達をそう評した。 増井が両リーグ最速の30セーブ目。増井のシーズン30セーブは日本ハム時代の15年以来2度目。複数球団でシーズン30セーブは、クルーン(07年横浜、08年巨人)サファテ(11年広島、14~17年ソフトバンク)に次いで3人目で、日本人では初めて。

◆オリックスの守護神、増井が、日本人投手では初となる複数球団での30セーブを達成した。 3-1の9回に登板。先頭の井上の中前打など計3安打1四球を許すも味方の好守に助けられ、無失点で切り抜けた。30セーブ到達は日本ハム時代の15年(39セーブ)以来。「40セーブを目標にしていますし、30セーブは最低限。クリアできてほっとしています」と、移籍1年目の大台到達をそう評した。 この日のZOZOマリンは、試合前から最大20メートルの強風が吹く厳しいコンディションだった。「ストライクゾーンで勝負して打たせていこうと思っていました。でも経験したことがないくらい、強い風でした」。最後は2死満塁まで追い込まれながらも代打福浦を左飛に。 福良監督は常々「どれだけ塁上に走者を出しても、絶対にあきらめないのが増井の良さ」と、ホームにかえさない粘り強さを評価する。球威、技術、精神力を兼ね備え、増井が日本人初の球史を記した。 ▼増井が両リーグ最速の30セーブ目。増井のシーズン30セーブは日本ハム時代の15年以来2度目。複数球団でシーズン30セーブは、クルーン(07年横浜、08年巨人)サファテ(11年広島、14~17年ソフトバンク)に次いで3人目で、日本人では初めて。

◆ロッテの田村が0-0の五回1死二塁で、3試合連続打点となる先制の三塁打を放った。外角のカーブを流し打ち、右中間に運んだ。「(中飛に倒れた)1打席目も感じは悪くなかったので、同じような感じでスイングできた。ヒットはたまたま」と控えめに喜んだ。  秒速15メートル以上の強風が吹き荒れる悪条件の中、ロッテは二木、オリックスはディクソンの両先発が好投。女房役の田村がこの試合チーム初安打で均衡を破り、二木を援護した。

◆オリックスが逆転勝ち。0-1の八回二死二、三塁から代打・中島の2点右前打と失策で計3点を奪った。ディクソンが7回1安打1失点で4勝目、増井は3年ぶりの30セーブ到達。ロッテは好投の二木を攻守で援護できず、3連敗。

◆ロッテは後味の悪い敗戦で3連敗を喫し、5位オリックスに0・5ゲーム差と迫られた。打線が八回まで1安打1得点で、1-3の九回は1死一塁から鈴木の二塁打で角中が本塁を突いたものの、アウトに。井口監督は「みんなが一斉に沈んでいる」と不振が続く打線を嘆いた。  守備では1-0の八回に右翼手・平沢の2失策も響いて3失点。秒速15メートル前後の強風が常に吹き荒れ、攻守に厳しい環境だったが、井口監督は「相手も同じ条件だから」と短く言った。 二木(1-0の八回に失策も絡んで3失点)「中島さんの(逆転の)ヒットは、何も言い訳できない。あそこを抑えていれば勝てていた」

◆オリックスは0-1の八回の選手起用が的中し、2死から3点を奪って逆転した。福良監督は「点を取らないことには、というところだから」とうなずいた。  2死走者なしで、この試合2人目の捕手として途中出場していた9番山崎勝の代打に送ったマレーロが中前打で出塁。すぐに代走の鈴木昂を出し、続く福田の右前打が平沢の失策を誘って二、三塁とした。ここで代打の中島が右前打して2人をかえすと、中島の代走の武田はロメロが放った右翼フェンス際の飛球を平沢が落球するミスで一塁から一気に生還した。  期待に応える逆転打の中島は「一発勝負やから、どんどん打ちにいったろうと思っていた」と笑顔だった。

◆オリックスのディクソンが7回1失点で4勝目を挙げた。球場に吹き荒れた秒速15メートル前後の風に苦しんで4四死球を出したものの、安打は五回1死二塁で田村に許した三塁打1本。ゴロを打たせて守備への影響を少なくし「風は想像をはるかに超えていた。一回は乱れてしまったが、二回からは調整できた」と満足そうに話した。  七回まで無得点の打線が八回に3点を奪った。前回登板した16日の西武戦は七回途中無失点ながら勝ちが付かなかっただけに「味方が取ってくれた3点が大きかった」とうれしそうだった。 増井(リーグ最速で30セーブ目)「最低限、30はと思っていたので、クリアできてほっとしている」 福田(八回2死一塁から右前打で好機を広げ)「しっかりリラックスして自分のスイングができた」

◆手痛い逆転負けを喫して3連敗となった。完封ペースだった二木だが、八回二死から3連打を浴び、右翼・平沢の2失策も重なって3点を許して万事休す。常時、15メートル以上の強風が吹いた中での試合で力投むなしく4敗目を喫した二木は「大事な場面で抑えられず、全て水の泡になった。まだまだ力不足です」と肩を落とした。

◆ディクソンが7回1安打1失点と好投し、今季4勝目。風速20メートル近い強風に苦戦しながらも、二回以降は配球を変え、ロッテ打線を封じた。「ナックルカーブが曲がりすぎていたので、きょうはチェンジアップ、ツーシームでいくと捕手ともあうんの呼吸だった」。観戦した宮内オーナーも「ディクソンがいい投球していた」と評価。チームは借金「6」に減らし、総帥は「1勝するのは難しいね。オーナーも苦労しています」と言いつつ、笑顔で球場を後にした。 八回に代打で右前へ決勝の2点打を放ったオリックス・中島 「ええ場面なんでね。代打やったけど、一発勝負やからどんどん打ちにいったろうと思っていたよ」

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
654320.602
(↓0.005)
0
(-)
33612
(+2)
510
(+3)
156
(+1)
105
(-)
0.272
(↓0.001)
4.3
(↑0.01)
2
(-)
福岡
574910.538
(↑0.005)
7
(↑1)
36498
(+3)
455
(+2)
154
(+2)
66
(-)
0.263
(↓0.001)
4.07
(↑0.02)
3
(-)
日ハム
585120.532
(↑0.004)
7.5
(↑1)
32482
(+7)
462
(+1)
122
(+2)
72
(+2)
0.251
(-)
3.81
(↑0.03)
4
(-)
ロッテ
505530.476
(↓0.005)
13.5
(-)
35417
(+1)
444
(+3)
52
(-)
100
(-)
0.253
(↓0.001)
3.78
(↑0.02)
5
(-)
ORIX
515750.472
(↑0.005)
14
(↑1)
30417
(+3)
450
(+1)
83
(-)
72
(+1)
0.239
(-)
3.69
(↑0.02)
6
(-)
楽天
476220.431
(↓0.004)
18.5
(-)
32398
(+1)
439
(+7)
101
(+1)
53
(-)
0.242
(↓0.001)
3.68
(↓0.04)