ロッテ(★2対4☆)西武 =リーグ戦19回戦・マリンスタジアム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
西武
00000 2200 490
ロッテ
10000 0100 280
勝利投手:榎田 大樹(9勝2敗0S)
(セーブ:ヒース(3勝0敗6S))
敗戦投手:シェッパーズ(0勝2敗1S)
  DAZN
◆西武は1点を追う6回表、秋山が2ランを放ち、逆転に成功する。続く7回には、2死満塁の好機から金子侑の適時打が飛び出し、2点を追加した。投げては、先発・榎田が7回途中2失点の好投で今季9勝目。敗れたロッテは、先発・シェッパーズが粘りきれず、打線もつながりを欠いた。

◆西武榎田大樹投手が6回1/3、6安打2失点で9勝目を挙げた。 初回に1死から3連打で1点先制を許した。だが、2回以降は立ち直り、0を続けた。すると、6回に秋山が逆転2ラン。7回にも、金子侑の適時打で2点を加えた。7回に走者を2人出し、降板したが、援護にも恵まれ勝利した。 「最初は球が浮いていたので気を付けようと思いました。(初回を)最少失点で切り抜けたのがよかった。状態はよかった。1回が終わって、落ち着いて投げられた」と話した。 自身初の2ケタ勝利に王手をかけた。9勝を挙げている要因を聞かれると「野手が打ってくれているから」と、チームメートに感謝していた。

◆それ(テンポ)しか考えてません。すごい球を投げるわけじゃない。僕は、持っているもの全てを使わないといけないので。 9勝は「打ってくれるから」。その援護を呼んだのは榎田自身だ。特性を磨き、不可欠の左腕となった。最短で25日に優勝マジック24がともる。【古川真弥】

◆ロッテの井上が適時二塁打を放ち4試合ぶりの打点をマークした。0-0の一回1死一、三塁で榎田のスライダーを力強く左翼線へはじき返し「先手、先手を取っていきたいと思っていた」と振り返った。  今季は井口監督に継続的に起用されて才能が開花。打点は既に70を超え、勝負強さを発揮している。

◆西武の榎田が七回途中まで6安打2失点と粘り4連勝で9勝目を挙げた。一回に1点を先行されたが、以降は六回まで得点を許さず味方の逆転につなげた。4-1の七回1死二、三塁で降板。救援陣がリードを守り「野手にも最後は(2番手の)平井にも助けてもらった」と感謝した。  今季はロッテに6試合で5勝0敗。初の2桁勝利まであと一つとするも「野手が打ってくれているからだと思う」と謙虚に話した。

◆ロッテは榎田に今季6試合で5勝目を許した。一回に井上の適時二塁打で先制したが、以降は攻めきれず、1-4の七回に1点を返すのがやっとで、井口監督は「安打は出るけど、あと一本が出ない」と悔しそうに話した。  チームは3カードぶりに3連戦に負け越した。24日からは一つ順位が下の5位オリックスと3連戦に臨む。 シェッパーズ(来日初先発し七回途中まで4失点で黒星) 「もう少し違う投球ができたら違う結果になった。疲れよりも集中(の問題)」 井口監督(シェッパーズに) 「低めに丁寧に投げていい投球だった。試合はつくってくれた」

◆榎田が6回1/3を6安打2失点にまとめ、9勝目(2敗)をあげた。一回に井上に先制の適時二塁打を許したが、二回以降は立ち直り、味方の逆転を呼んだ。「立ち上がりはボールが浮いてしまったが、その後はテンポよく粘り強く自分の投球ができました」と今季ロッテから5勝目となり納得の表情。開幕直前の3月に阪神から移籍した左腕が獅子奮迅の働き。首位快走の原動力になっている。

◆初先発のシェッパーズは低めに丁寧に投げ五回まではわずか2安打。しかし六回、秋山に逆転2ランを浴び「あの1球だけ少し甘く入った。もう少し集中していれば違う結果だったかもしれない」と悔しさをにじませた。井口監督は「西武打線を抑えたのはいい材料」として、登録抹消の予定を変更し、次回も登板する見通しとなった。

◆パ・リーグ首位の西武は23日、ロッテ19回戦(ZOZOマリン)に4-2で勝ち、2位とのゲーム差を今季最大の「8」に広げた。1点を追う六回一死一塁で秋山翔吾外野手(30)が左翼席に逆転の18号2ランを放った。  「いい1本が出た。何よりも勝ったことに意味があると思う」  五回まで2安打無得点。打ちあぐねていたシェッパーズを鮮やかに仕留めた。外角に流れるチェンジアップを捉えて逆方向の左翼席へ。左中間に2点二塁打を放った22日に続き、連夜の逆転打だ。  球界随一のヒットメーカーも7、8月の打率は2割台。なかなか状態が上がってこなかったが「左方向に打球が飛ぶのはいい傾向」と手応えを口にした。不動の1番打者が放った値千金の一撃に辻監督も「見事な本塁打。逆方向に打球が出て、少しずつよくなっている。これからが楽しみだね」と相好を崩した。  24日からのソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に2連勝すれば、最短で25日に優勝へのマジックナンバー24が点灯する。10年ぶりVへ、リードオフマンの復調は何より心強い。(片倉尚文)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
654220.607
(↑0.003)
0
(-)
34610
(+4)
507
(+2)
155
(+1)
105
(-)
0.273
(-)
4.31
(↑0.02)
2
(↑1)
福岡
564910.533
(↑0.004)
8
(-)
37495
(+6)
453
(+2)
152
(-)
66
(-)
0.264
(-)
4.09
(↑0.02)
3
(↓1)
日ハム
575120.528
(↓0.005)
8.5
(↓1)
33475
(+2)
461
(+6)
120
(-)
70
(+1)
0.251
(-)
3.84
(↓0.02)
4
(-)
ロッテ
505430.481
(↓0.004)
13.5
(↓1)
36416
(+2)
441
(+4)
52
(-)
100
(+1)
0.254
(-)
3.8
(-)
5
(-)
ORIX
505750.467
(-)
15
(↓0.5)
31414
(-)
449
(-)
83
(-)
71
(-)
0.239
(-)
3.71
(-)
6
(-)
楽天
476120.435
(-)
18.5
(↓0.5)
33397
(-)
432
(-)
100
(-)
53
(-)
0.243
(-)
3.64
(-)