ロッテ(★3対8☆)西武 =リーグ戦18回戦・マリンスタジアム=
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西武
20000 0600 891
ロッテ
00210 0000 360
勝利投手:今井 達也(3勝3敗0S)
敗戦投手:酒居 知史(2勝5敗0S)
  DAZN
◆西武は1点ビハインドで迎えた7回表、1死二三塁の好機から秋山の適時二塁打で逆転に成功する。その後も主砲・山川の2ランが飛び出すなど、この回一挙6点を奪った。投げては、先発・今井が6回3失点で今季3勝目。敗れたロッテは、7回に投手陣が崩れた。

◆西武が7回に6安打で一挙6点を奪って逆転勝ちした。  7番中村、8番栗山が連続四球で出塁。9番岡田が送った後の1死二、三塁の場面で、1番秋山が左越えに逆転の適時二塁打を放った。  秋山は「(ロッテの)角中さんの打球が、守っていても思ったより伸びてたんで。あっちに打てばある程度の打球になってくれると思った。最悪、犠牲フライでもいいところだから」。ロッテ先発酒居の外角フォークを逆らわずに逆方向へ打った価値ある二塁打に納得の表情だった。

◆ロッテが逆転負けし、連勝が2で止まった。  先発の酒居知史投手は立ち上がりで2点を失ったが、2回以降は6回まで被安打ゼロと持ち直した。だが1点リードの7回に、連続四球と犠打で無死二、三塁とピンチを拡大。西武秋山に逆転二塁打、続く源田にも適時二塁打を許した。  2番手の大谷智久投手も山川に36号2ランを浴びるなど勢いを止められなかった。前夜は5回に一挙6点を奪う逆転勝利を収めたが、一転して打者一巡の6失点となった。  井口資仁監督は5敗目がついた酒居について「今年、本人はいろいろ悩みながらやっている。何とか乗り越えてもらわないといけない」。7回に左打者の秋山の前で継投の手もあったが「左投手は、松永は8回と決めているし、チェンは次回(25日)先発する。左がいないという中で、投手コーチと(酒居に)踏ん張って投げさそうということだった」と話した。  また前日の試合で右太もも裏に死球を受けた福浦和也内野手は、この日の出場を見送った。井口監督は「全力で走れない。バッティングも力が入らないとのことだった」と説明。今後は様子を見て判断する。

◆西武の4番山川が「風に気を付けないといけないので難しい。変化球もよく曲がるし」というZOZOマリンで、本塁打王争いトップを独走する特大の36号2ランを放った。  7回、秋山、源田、浅村の3連続適時などで6-3と逆転した後の1死一塁。「3点差がついてたんで、大きいのを狙ってました」と、カウント2-1からロッテ大谷の146キロ直球をフルスイング。打球はZOZOマリン左翼後方の壁の上部を直撃する大アーチとなった。  「打ったのはまっすぐです。感触もよかったです」。ここ2試合ヒットがなく、この日も第1打席こそ先制の犠飛を放ったが、第2、第3打席ともに空振り三振。「打てる球をミスショットして、打てない球を振って三振していた」という男は14打席ぶりの安打に興奮気味に話した。  前日21日のロッテ戦は5回に相手打線に一挙6点を奪われて逆転負けしたが、逆に7回に一挙6点を奪って逆転勝ちした。6回3失点だった20歳の今井に今季3勝目(3敗)をプレゼントした強力打線について辻監督は「6点返しやね。やられたらやり返す」と胸を張った。【千葉修宏】

◆ロッテの田村が7月22日以来、1カ月ぶりとなる3号本塁打を放った。0-2の三回、先頭打者として打席に入ると今井の2球目のスライダーを迷いなく振り切り左翼席に運んだ。「直球のタイミングで打ちにいったが、うまく反応できた」と自画自賛した。  プロ6年目。この一発で自己最多だった昨季の本塁打数に並んだが「ホームランはたまたまです」と表情を引き締めた。

◆ロッテの酒居は3-2の七回に崩れて5敗目を喫した。先頭打者から連続四球を与え、秋山に逆転の2点二塁打、源田にも適時二塁打を浴びて降板。後続も打たれて6失点となった。一回には連打と四球から2点を先行され「試合の入り方と四球」と反省した。  二回から六回は西武の強力打線を無安打に抑えただけに、井口監督は「立ち直っていい形でいったが、崩れた。これを乗り越えないと」と話した。 根元(四回に適時打) 「打ったのは直球。一打席一打席、集中してやっていくだけ」

◆西武の今井が6回5安打3失点で、2日以来となる3勝目を挙げた。2-0の三回に田村のソロなどで追い付かれ、四回に勝ち越されたが、五、六回は三者凡退で切り抜けた。七回に味方打線が一挙6点を奪い逆転して白星が転がり込んだ。  「序盤はチェンジアップをしっかり低めに投げられた」と収穫を口にしたが、2点のリードを守れず反省点が残った。「野手の方に感謝したい」と話した。 山川(36号2ラン) 「感触は良かった。しっかりと甘い球を仕留めたいと思っていた」 森(一回に適時打) 「いいところに飛んでくれた。追加点が取れて良かった」

◆西武は22日、ロッテ18回戦に8-3で勝利した。今井が6回3失点で2日以来となる3勝目。2-0の三回に田村のソロなどで追い付かれ、四回に勝ち越された。「序盤はチェンジアップをしっかり低めに投げられた」と収穫を口にしたが、2点のリードを守れず反省点も。五、六回を3者凡退で切り抜けると、七回に味方打線が一挙6点を奪って逆転。白星が転がり込み「野手に感謝したい」と頭を下げた。 一回の左前適時打に西武・森 「いいところに飛んでくれた」

◆酒居は立ち上がりに2失点したものの、三-六回は3者凡退と立ち直った。しかし、球数が100球を超えた七回に連続四球から崩れ、結局6失点。「先頭打者を出すか出さないか。あとは四球ですね」とうなだれた。井口監督は「今季は悩みながらやっているが、乗り越えてもらわないといけない」と終盤に崩れた投球内容に注文をつけた。

◆西武は22日、ロッテ18回戦に8-3で勝利した。1点を追う七回に打者11人で6点を奪う猛攻。4番の山川穂高内野手(26)が、左翼ビジョン上部を直撃する推定140メートルの特大弾を放ち、鮮やかに逆転勝ちした。  「3点差がついていたので大きいのを狙っていた。感触もよかったです」  秋山の2点二塁打で逆転すると、源田、浅村と3連続適時打。押せ押せムードのなか、一死二塁から山川がとどめの36号2ラン。「マリンは風を気にしないといけないので難しい」と漏らしたが、風速5、6メートル程度の風は全く問題がなかった。  8月は打率こそ・256にとどまっているが、9-11日に3戦連発、14-17日に4戦連発と主砲として揺るぎない存在感を放っている。浅村との打点王争いも激しい。前日21日には浅村が1打点上回ったが、この日は一回の中犠飛を含め3打点を稼いだ山川が、1打点差の95打点でトップに。「意識していないと言ったら嘘になるけど、今は個人よりもチーム」と、10年ぶりの優勝へ、チーム一丸を強調した。  前日21日には2点リードの五回、ロッテに一挙6点を奪われて敗れただけに辻監督も「6点返しだよ。やられたらやり返す」と、興奮を隠せなかった。優勝へのマジックナンバー点灯は最短で25日。甲子園の第100回記念大会が幕を閉じ、スポットライトが再び、獅子に照らされる。 (花里雄太) ★強打者支える内助の功  8月9日の"野球の日"に初めての結婚記念日を迎えた山川。「奧さんがすべてやってくれる。『飲み物取ってー、風呂沸かしてー』という感じで、家では一歩も動かない」という"亭主関白"だ。当日は大阪遠征中だったが、夫人・麻衣子さんのために腕時計を購入し、自宅に郵送。電話で「また、よろしくね」と感謝の気持ちを伝えた。「何も文句がない。最強です」と話す山川。麻衣子さんの内助の功が、最強バッターを支えている。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
644220.604
(↑0.004)
0
(-)
35606
(+8)
505
(+3)
154
(+1)
105
(-)
0.273
(-)
4.33
(↑0.01)
2
(-)
日ハム
575020.533
(↓0.005)
7.5
(↓1)
34473
(+6)
455
(+9)
120
(+2)
69
(-)
0.251
(-)
3.82
(↓0.04)
3
(-)
福岡
554910.529
(↑0.005)
8
(-)
38489
(+9)
451
(+6)
152
(+3)
66
(+2)
0.264
(↑0.001)
4.11
(↓0.01)
4
(-)
ロッテ
505330.485
(↓0.005)
12.5
(↓1)
37414
(+3)
437
(+8)
52
(+1)
99
(+2)
0.254
(↓0.001)
3.8
(↓0.04)
5
(-)
ORIX
505750.467
(↑0.005)
14.5
(-)
31414
(+3)
449
(+1)
83
(+2)
71
(-)
0.239
(-)
3.71
(↑0.02)
6
(-)
楽天
476120.435
(↓0.004)
18
(↓1)
33397
(+1)
432
(+3)
100
(-)
53
(+1)
0.243
(↓0.001)
3.64
(↑0.01)