楽天(★1対3☆)ORIX =リーグ戦19回戦・楽天宮城球場=
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ORIX
00020 0001 360
楽天
00000 1000 150
勝利投手:山岡 泰輔(4勝10敗0S)
(セーブ:増井 浩俊(1勝3敗29S))
敗戦投手:古川 侑利(4勝6敗0S)
  DAZN
◆オリックスは4回表、伏見が5年ぶりの本塁打となる2ランを放ち、先制に成功する。1点リードで迎えた9回には、吉田正のソロで貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・山岡が今季4勝目。敗れた楽天は、先発・古川が好投を見せるも、打線が振るわなかった。

◆オリックス吉田正尚外野手が21号ソロを放った。  2-1と1点リードの9回。先頭で打席に立つと楽天松井の外角球を左翼スタンドに運んだ。吉田正は「外寄りのボールをしっかりと自分のスイングが出来ました。それまで悔いの残る打席が続いていたので。明日しっかり休んで、明後日から(ロッテに)3連勝できるように頑張りたい」と話した。

◆オリックス伏見寅威捕手(28)が先制の1号2ランを放った。4回無死一塁から楽天古川のチェンジアップを強振。左翼席に運んだ。  伏見は「ノーアウトでしたし(次打者の4番吉田)正尚になんとかいい形でつなぐこと、中途半端なスイングはしないことを考えていました。いい感じでとらえられたので、抜けてくれるかなと思いましたが、まさか入るとは思いませんでした。先制点を取ることができてよかったです」とコメントした。  伏見の本塁打は2013年8月3日、ロッテ戦(ほっともっと神戸)のプロ1号以来、5年ぶり。

◆オリックス伏見が新人だった13年以来5年ぶりの本塁打で連敗を4で止めた。  4回無死一塁から楽天古川のチェンジアップを左翼席に先制の2ラン。「抜けてくれるかなと思いましたが、まさか入るとは思いませんでした。(本塁打は)久しぶり過ぎて忘れた」と驚いた。前日21日、宿舎を一足早く出発して早出特打を敢行した伏見に付き合っていた福良監督は「1発は大きい」とたたえた。

◆プロ6年目のオリックス・伏見寅威捕手(28)が22日、楽天戦(楽天生命)で先制2ランを放った。  四回無死一塁で楽天先発・古川の変化球をとらえ、左中間席へ。ルーキーイヤーの2013年8月3日のロッテ戦(ほっともっと)以来、プロ通算2本目は、貴重な先制弾となった。

◆楽天の古川は7回2失点と好投したが、6敗目を喫した。三回まではテンポよく打ち取り1安打と上々の立ち上がりだったが、四回無死一塁で伏見に甘く入ったチェンジアップを左翼席へ運ばれ「本塁打の1球が悔やまれる。もったいなかった」と失投を嘆いた。  その後は「回を追うごとにいい意味で力が抜けてきた」と危なげなかったが、打線の援護がなかった。8月に入って白星がなく、3連敗となった。

◆楽天は打線が5安打で1点に終わり、自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が再び消滅した。山岡に対し、一、二回はともに走者を出しながら併殺で無得点。0-2の六回2死一、二塁から島内の適時打で1点を返したが、続く枡田が倒れ、攻めきれなかった。  平石監督代行は「山岡は序盤はそこまで制球が良くなかったが、まとまりだして狙い球を絞れなかった」と悔しそうだった。

◆オリックスの伏見が新人だった2013年以来5年ぶりに本塁打を放った。0-0の四回無死一塁で古川のチェンジアップを左翼席へたたき込み「いい感じで捉えられたので、抜けてくれるかなとは思ったが、まさか入るとは」と汗を拭った。  昨季までは15年に20試合に出場したのが最多だったが、6年目の今季は既に67試合に出場している。本来は捕手ながら打力を買われ、主に一塁手として中軸を担う遅咲きの28歳。久々の一発で長打力もアピールした。 福良監督(伏見の2ランに) 「一発は大きかった」 山本(八回を抑え) 「徐々に調子が戻ってきていたのが出せた。走者が二塁でも一つ一つアウトを取ればいいと思った」 黒木(七回を抑え) 「3人で切れて良かった」 吉田正(九回に21号ソロ) 「外寄りの球に、しっかり自分のスイングができた」 オリックス・高山投手コーチ(救援陣に) 「また厳しい試合になったが、山田もポイントでいい仕事をしてくれたし黒木もいい形で戻ってきた」

◆山岡は5回2/3を4安打1失点で4勝目。前回15日の西武戦(メットライフ)に続き、自身2連勝となった。今季は自己ワースト8連敗を喫し、中継ぎに配置転換されるなど苦しんできただけに「遅すぎですけどね」と苦笑い。この日も六回途中で降板し「自分で乗り切れるぐらいの投手になりたくい」とレベルアップを誓った。

◆古川は7回5安打2失点と粘ったが、6敗目(4勝)を喫した。四回先頭の福田に中前打を許すと、続く伏見に先制2ランを浴び「先に点を与えて(投球の)リズムを崩した。チームに申し訳ない」と猛省。平石監督代行は「あの一発だけ。それ以外はしっかり試合をつくってくれた」とねぎらったが、自力でのクライマックスシリーズ進出の可能性が再び消滅した。 六回に16試合連続安打となる左前適時打を放った楽天・島内 「二死からチャンスを作ってくれたので、何とかかえそうと思った。粘り強くいくことができた」

◆5年ぶりの感触は格別だった。打球が左中間席に着弾すると、オリックス・伏見は表情を引き締めたまま、ダイヤモンドを一周した。1年目の2013年8月3日のロッテ戦(ほっともっと)でプロ1号を放って以来、実に1845日ぶりの一発は決勝の2ランだ。  「今シーズン初ですもんね。久しぶりすぎで忘れました。よくわからないうちに入ってました」  0-0の四回無死一塁で左中間席へプロ2号。連敗を「4」で止めた一撃に、福良監督も「(伏見)寅威の一発は大きかった」と目を細めた。  今季で大卒6年目。東海大では菅野(巨人)の女房役を務めるなど本職は捕手ながら、高い打撃力を買われて一塁手としての出場が多い。米大リーグ、エンゼルスの主砲・トラウトの打撃フォームを参考にするなど今季はさらにレベルアップ。"オリの寅ウト"が、チームに勢いをもたらす。 (西垣戸理大)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
644220.604
(↑0.004)
0
(-)
35606
(+8)
505
(+3)
154
(+1)
105
(-)
0.273
(-)
4.33
(↑0.01)
2
(-)
日ハム
575020.533
(↓0.005)
7.5
(↓1)
34473
(+6)
455
(+9)
120
(+2)
69
(-)
0.251
(-)
3.82
(↓0.04)
3
(-)
福岡
554910.529
(↑0.005)
8
(-)
38489
(+9)
451
(+6)
152
(+3)
66
(+2)
0.264
(↑0.001)
4.11
(↓0.01)
4
(-)
ロッテ
505330.485
(↓0.005)
12.5
(↓1)
37414
(+3)
437
(+8)
52
(+1)
99
(+2)
0.254
(↓0.001)
3.8
(↓0.04)
5
(-)
ORIX
505750.467
(↑0.005)
14.5
(-)
31414
(+3)
449
(+1)
83
(+2)
71
(-)
0.239
(-)
3.71
(↑0.02)
6
(-)
楽天
476120.435
(↓0.004)
18
(↓1)
33397
(+1)
432
(+3)
100
(-)
53
(+1)
0.243
(↓0.001)
3.64
(↑0.01)