西武(★3対4☆)ORIX =リーグ戦19回戦・メットライフ=
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ORIX
20200 0000 470
西武
01000 1100 380
勝利投手:山岡 泰輔(3勝10敗0S)
(セーブ:増井 浩俊(1勝3敗28S))
敗戦投手:髙橋 光成(1勝1敗0S)
  DAZN
◆オリックスは初回、中島の2ランで幸先良く先制する。2-1で迎えた3回表には、吉田正が2ランを放ち、リードを広げた。投げては、先発・山岡が6回2失点の好投で今季3勝目。敗れた西武は、7回に中村のソロが飛び出し1点差まで迫るも、あと1歩及ばなかった。

◆オリックス中島宏之内野手(36)が初回、先制の2号2ランを放った。先頭の宮崎が四球を選んで出塁。続く福田は中飛に倒れたが、1死一塁で中島が西武先発・高橋光の初球の144キロ速球を捉えて左翼スタンドにたたきこんだ。  「いい感じで捉えることができたので、打った瞬間、いってくれると思いました。なんとか先制したいと思っていたので、よかったです!」。プロとしてスタートを切ったかつての本拠地球場で、オリックスファンを喜ばせた。

◆オリックス吉田正尚外野手(25)が、バットを折りながら、右翼スタンドに19号2ランをかけた。  2-1で迎えた3回1死一塁。カウント1-1からのフォークを捉えたが、バットが折れて先端は吹き飛んだ。だが打球は右翼スタンドへ。9日西武戦(京セラドーム大阪)以来の1発に「少し(バットの)先だったんですが、しっかりと強く自分のスイングをすることができました。バットが折れてびっくりしましたが、なんとか入ってくれてよかったです!」。ダイヤモンドを回り終えてベンチに帰り、折れたバットをしげしげと眺めた。さすがの力を見せつけた吉田正の2ランで、オリックスがリードを3点に広げた。

◆オリックス山岡泰輔投手(22)が6回2失点と粘りの投球を見せた。  この日の先発予定だった金子が前日14日に首から背中にかけての強い張りを訴え、出場選手登録を抹消に。ここ6試合中継ぎに回っていた山岡が、急きょ先発することになった。  11日のロッテ戦(京セラドーム大阪)で3回1/3、58球を投げ、中3日のマウンド。外崎、山川にソロを浴び、2点を失うも4-2と勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りた。「ホームランは失投を捉えられてしまいましたが、ランナーが出た場面は中継ぎの経験を生かすことができましたし、粘って投げられたと思います」と振り返った。

◆西武の追い上げも届かなかった。先発の高橋光成投手が、3回までに2本の2ランを浴び4失点。4回以降は守備にも助けられて踏ん張り、打線も外崎の16号、山川の33号、中村の19号とソロ3発で迫ったが、あと1歩及ばなかった。  辻発彦監督は、初回に高橋光が許した先制2ランの場面を指摘。オリックス中島に初球の甘く入った直球を捉えられ「用心が足りない。立ち上がりが不安なのは分かるが、昨日から(オリックス打線が)初球から振ってくるのが分かってる中で不用意すぎる」と険しい表情だった。  前夜は先発多和田が1回に6失点も、打線が奮起しサヨナラ勝ちを収めた。しかし連日、序盤から劣勢を強いられる展開。指揮官は「そう毎回はひっくり返せない。(高橋光は)リズムができてから頑張りますでは、先発として難しい」と苦言を呈した。

◆オリックス山岡が"救い投げ"で、4月22日楽天戦以来の3勝目を挙げた。この日先発予定だった金子が前日14日に体調不良を訴え、出場選手登録を抹消された。緊急事態に福良監督は「前回の球数を考えたら気の毒なんだが」と体調を案じながらも、11日ロッテ戦の中継ぎで3回1/3、58球を投げた山岡を代役に指名。6回2失点で期待に応えた右腕は「できるだけ長いイニングを投げようと思っていました」。外崎、山川に被弾も、いずれもソロ。2点のリードを守り、6回でバトンをつなぎ、チームを4位浮上に導いた。  7月28日の日本ハム戦で10敗目。連敗期間は通常より大きめ、小さめのボールを使って指のかかりを調節する練習に打ち込み、出口を見つけようとした。配置転換され、中継ぎ6試合で得た粘りの投球術も力になった。先発再転向の可能性は高いが、山岡は「明日からまた中継ぎの準備をします」と気持ちを引き締めた。

◆オリックスの中島が0-0の一回1死一塁で2号2ランを放った。高橋光の初球の直球を捉えて左翼席へ運び「いい感じで捉えることができたので、打った瞬間、行ってくれると思った」と喜んだ。  7月31日に36歳になったばかり。6月末に左太もも裏を痛めて戦列を離れたが、8月4日に復帰してからは全試合で先発出場している。「毎年夏になると、暑い暑いと言いながら、状態は良くなってくる」と話していたベテランは三回には中前打を放つなど調子を上げている。

◆西武は高橋光、オリックスは山岡が先発した。オリックスは一回、一死後、中島が左翼席に2号ランを放ち、先制した。  西武は二回、二死から外崎の左翼席への16号ソロで1点を返した。オリックスは三回、一死から中島が中前打。続く吉田正が右翼席に19号2ランを放ち、4-1とした。

◆西武は高橋光、オリックスは山岡が先発した。オリックスは一回、一死後、中島が左翼席に2号ランを放ち、先制した。  西武は二回、二死から外崎の左翼席への16号ソロで1点を返した。オリックスは三回、一死から中島が中前打。続く吉田正が右翼席に19号2ランを放ち、4-1とした。  西武は六回、二死から山川がバックスクリーンに33号ソロを放った。七回は一死から中村が左翼席に19号ソロを放ち、1点差に迫った。

◆オリックスが4位に浮上した。一回に中島の2号2ランで先制、三回に吉田正の19号2ランで加点した。山岡が6回2失点で4月22日以来となる3勝目を挙げ、増井が28セーブ目。西武は3本のソロで追い上げたが及ばなかった。

◆西武の高橋光は2本の2ランを浴びて6回4失点で今季初黒星を喫した。一回1死一塁で中島に左越えへ先制弾を運ばれると、1-2の三回1死一塁でも吉田正に右越えへ運ばれ「ホームランを2発打たれてしまい、とても悔いが残る」と肩を落とした。  辻監督は、初球を打たれた中島の2ランを「用心が足りない。初球から打ってくる打者に不用意すぎる」と指摘し「リズムが出てきてから頑張りますじゃ、先発として難しい」と手厳しかった。

◆西武の山川が2試合連続の33号ソロを放った。六回2死走者なしで、山岡の外寄りのスライダーをフルスイングで捉え、高々とした打球でバックスクリーンに放り込んだ。リーグトップを快走する一発に「芯で捉えることができた。打った瞬間、入ると思った」と納得の表情で振り返った。  チームは敗れたが、ここ6試合で5本塁打と好調を維持。4番としての役割を果たしている。 中村(35歳の誕生日に19号ソロ) 「打てて良かった」 外崎(2試合連続の16号ソロ) 「しっかり自分のスイングをすることができた」

◆オリックスの吉田正が2-1と追い上げられた直後の三回1死一塁で19号2ランを放った。高橋光のフォークボールを強振するとバットが根元から折れたが、打球はライナーで右翼スタンドへ飛び込んだ。「(折れて本塁打になったのは)初めてでしたね。遠心力が利いたんじゃないか」と驚き混じりに喜んだ。  最後は1点差に詰め寄られただけに結果として大きな追加点となった。「ストライクゾーンに来たらと思っていた。しっかりと強く自分のスイングができた」と笑顔だった。

◆2点を追う七回、35歳の誕生日だった中村が19号ソロを放った。山岡の外角高めのカーブに合わせた後半戦24試合で14発目となる一発に、「片手でうまいこと打てたと思う」と自賛した。ただ、勝利にはつながらず、2015年以来3年ぶりとなるバースデーアーチへの問いには「特にないです」と言葉少なだった。優勝へのマジックナンバーは最短で19日に28が点灯する。

◆不振で中継ぎに回っていた山岡が4月22日以来、115日ぶりに3勝目を手にした。強打の西武打線を相手に先発して6回2失点の粘投で「走者が出てからは、セットでの投球や気持ちの入れ方に中継ぎの経験が生きた」と満足げに振り返った。プロ2年目の今季は先発陣の軸として期待されながら黒星が先行。エース金子の故障で回ってきた先発のチャンスを見事に生かし、4位に浮上した。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
614010.604
(↓0.006)
0
(-)
41576
(+3)
480
(+4)
144
(+3)
101
(-)
0.274
(-)
4.36
(-)
2
(-)
日ハム
564520.554
(↑0.004)
5
(↑1)
40445
(+4)
413
(+1)
113
(+2)
68
(+1)
0.249
(↑0.001)
3.65
(↑0.04)
3
(-)
福岡
504810.51
(↑0.005)
9.5
(↑1)
44444
(+6)
431
(+3)
142
(+2)
62
(-)
0.259
(-)
4.18
(↑0.01)
4
(↑1)
ORIX
495340.48
(↑0.005)
12.5
(↑1)
37399
(+4)
417
(+3)
80
(+2)
70
(-)
0.241
(-)
3.66
(↑0.01)
5
(↓1)
ロッテ
465130.474
(↓0.005)
13
(-)
43388
(+1)
413
(+4)
50
(-)
92
(-)
0.252
(↓0.002)
3.8
(↓0.01)
6
(-)
楽天
445820.431
(↓0.005)
17.5
(-)
39377
(+3)
411
(+6)
96
(-)
51
(-)
0.243
(-)
3.69
(↓0.02)