1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 8 | 0 |
福岡 |
2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | × | 2 | 6 | 0 |
勝利投手:東浜 巨(2勝5敗0S) (セーブ:森 唯斗(1勝4敗20S)) 敗戦投手:則本 昂大(5勝9敗0S) |
◆ソフトバンクは1回裏、2死二三塁の好機をつくると、デスパイネの適時打が飛び出し、2点を先制する。投げては、先発・東浜が6回無失点で今季2勝目。その後はスアレス、加治屋、森の継投でリードを守りきった。敗れた楽天は、先発・則本が好投を見せるも、打線が援護できなかった。
◆鷹のジャイアンが楽天則本に先制パンチを浴びせた。 初回、2死から中村晃、柳田の連続安打などで二、三塁のチャンスをつくった。5番デスパイネの登場曲が、誰の仕業か人気アニメ・ドラえもんのキャラ、ジャイアン(剛田武)の歌「ジャイアンにボエボエ」に変更されていた。 体形がそっくり? なデスパイネは、則本のスライダーを柔らかな打撃でとらえ左前へ。2点先制左前適時打を放った。「最初のチャンスをものにできてよかった。(則本は)好投手ですが、もっと追加点を取れるようにしたいね」と頼もしかった。
◆楽天先発の則本昂大投手が、7回6安打2失点の内容で9敗目を喫した。 初回に3連打で2点を許したが、126球の粘投で試合は作った。 「投球自体は悪くなかった」と言葉少なに球場を後にした。
◆ソフトバンク東浜巨投手(28)が楽天打線を6回5安打無失点に抑え、119日ぶりとなる今季2勝目を挙げた。 右肩痛から復帰2戦目となったこの日のマウンドは野手に助けられた。初回1死一、三塁では、今江の中飛でタッチアップした三塁走者田中を中堅柳田がワンバウンド送球で刺し併殺。2回1死一塁では渡辺直から三振を奪い、二盗を試みた銀次を捕手甲斐が刺し、ここも併殺で切り抜けた。 東浜は「マウンドでフワフワしていた。柳田さんの補殺と(甲斐)拓也の三振ゲッツー、野手のおかげです」と、今季初のお立ち台の上で感謝した。この日は決め球のシンカーがうまく決まらなかったが、すぐに見せ球に変更しほかの変化球で勝負した。直球も149キロと力があり、楽天打線から8つの三振を奪った。「相手も則本なので、多くの得点は望めない。(打線の)リズムをつくるのは、カウントを有利にすること」と、ストライク先行でテンポのよい投球を続けた。 工藤公康監督(55)は「ナイスゲーム。しっかり低めに投げたのがいい結果となった。1球1球気持ちを込めながら投げられていた」と評価。昨季16勝で最多勝を獲得した右腕の白星が、チームを勢いづける。
◆ソフトバンク川島慶三内野手(34)が勝利の陰の立役者? になった。 この日は初回にデスパイネがアニメ「ドラえもん」のキャラクター、ジャイアンが歌う軽快な曲で登場し決勝の2点適時打を打った。 試合後のデスパイネは「(川島)慶三の仕業です」とニッコリ。デスパイネを担当する青木通訳と川島が協力し、登場曲を変更するサプライズだった。ドラえもんは知らなかったというデスパイネだが、なぜかうれしそうな笑顔で帰路に就いた。
◆ソフトバンク東浜巨投手(28)が復活の勝利をつかんだ。右肩関節機能不全から復帰2戦目となった楽天戦で、6回5安打無失点の力投。初回の先制点を守り、4月17日以来の今季2勝目を挙げた。勝率5割からの試合で5連敗を喫していたチームも7月26日以来の貯金生活となった。 この男には笑顔が似合う。3カ月ぶりに本拠地ヤフオクドームのマウンドに上がった東浜が、復活勝利だ。最速149キロの直球とカーブ、カットボールで楽天打線を6回5安打無失点。119日ぶりの今季2勝目。ウイニングボールをもらい「ボールにこだわりはないけど、特別な1勝になった」と喜んだ。 立ち上がりは「フワフワ」していたという。初回、いきなり決め球のシンカーを連打され無死一、三塁。続く島内にはカットボールで空振り三振を奪った。「シンカーを相手が待っていたが、(捕手の甲斐)拓也が違うボールで勝負してくれた。今日はシンカーはダメなボールだった」。続く今江にもカットボールで勝負。中飛に打ち取り、中堅手柳田がワンバウンド送球でタッチアップした三塁走者田中を刺し併殺。東浜は「野手のおかげです」と感謝した。 昨季16勝。さらに飛躍を期した今季、プロ入り後初めて右肩を痛めた。「一進一退ですね」と不安な毎日を、初めて所属したリハビリ組で過ごした。「リハビリのトレーナーや筑後の人たちが僕の愚痴を笑って聞いてくれて楽になった」と、斉藤学リハビリ担当コーチをはじめとしたスタッフと心のケアも行った。昔からの仲間も東浜を救ってくれた。亜大時代の後輩たちだった。社会人で福岡に住んでいる彼らが、東浜家に集まり食事をともにしたこともあった。料理好きな東浜が料理をふるまうことも。本音で話せる仲間との時間が、迷い苦しむ東浜を勇気づけた。 今季まだ2勝目。東浜は「穴をあけることなく投げていくことが大事」と、残りの先発ローテーションを守り抜き1つでも多く白星を重ねる。 チームにとっても勝率5割から6度目の挑戦で勝利。7月26日以来の貯金1だ。工藤監督は「一番上を目指してみんなで戦っている。もっともっと前を見てやっていきたい」と力強く話した。連覇への思いは折れることはない。【石橋隆雄】
◆ソフトバンクは東浜、楽天は則本が先発した。ソフトバンクは一回、二死から二、三塁とし、デスパイネが左前に先制の2点打を放って、2-0とした。
◆ソフトバンクのデスパイネが一回に先制の2点適時打を放った。則本に2球で追い込まれてから粘り、フルカウントからの7球目のスライダーを左前へ運んだ。2死無走者から中村晃、柳田の連打でつくった二、三塁の好機を生かし「最初のチャンスをものにできて良かった」と表情が緩んだ。 8月は10試合で無安打だったのは1試合だけ。25号2ランを放った12日の試合後に「好調です」と語っていた主砲が幸先よく好結果を出した。
◆ソフトバンクが逃げ切った。東浜は6回を8奪三振の無失点で約4カ月ぶりの2勝目。七回からは継投で、一回にデスパイネの2点適時打で奪ったリードを守り抜いた。森は20セーブ目。楽天は打線が則本を援護できなかった。
◆楽天の則本は力投で7回2失点にまとめたが、報われなかった。一回2死から中村晃、柳田の連打などで二、三塁となり、デスパイネにはフルカウントから「四球をびびって勝負しにいった」という変化球が甘く入り、左前への2点打とされた。 最速157キロを計測した直球を軸に二回以降はゼロを並べて逆転を待ったが、援護は1点止まり。5試合ぶりの白星はならず、9敗目を喫した。プロ入りから5年連続で2桁勝利を挙げているが、今季はまだ5勝にとどまる。「次はチームが勝てるように頑張りたい」と言葉を絞り出した。 平石監督代行(打線が1点しか奪えず) 「初回に1、2番が(無死一、三塁と)最高の形をつくってくれたが得点できず、東浜君を立ち直らせてしまった」 枡田(代打で適時二塁打) 「何とか1点を返そうという気持ちで打席に入った。甘い球を仕留めることができた」
◆ソフトバンクの森が20セーブに到達した。1点リードの九回にマウンドに上がり、危なげなく三者凡退で締めた。前回登板の11日の日本ハム戦は同点の九回に2点勝ち越しを許し、4敗目を喫していただけに「良かったです」と話した。 絶対的守護神のサファテをシーズン序盤から故障で欠き、代役で抑えを任される。「緊張はするけど楽しくやっている」と語り「20セーブを挙げたら、デニス(サファテ)が『プレゼントをあげる』と言っていた。楽しみにしている」と明かした。 工藤監督(7月26日以来の貯金生活に突入し) 「貯金はうれしいけど、また明日(15日)しっかり勝てるようにやっていく。一番上を目指して、みんなで戦っている」 柳田(一回に好返球で、タッチアップした田中の本塁生還を阻止) 「足の速い走者だったので来ると思った。しっかり良い球がいった」
◆大粒の汗を滴らせながら淡々と。右肩関節の機能不全から復帰したソフトバンク・東浜が4カ月ぶりの勝利だ。 「お立ち台は今年初めて。8月で悔しいけど、なんとか今年中に帰ってこられました」 一回無死一、三塁で踏ん張った。島内を空振り三振。今江の中飛は、柳田の本塁補殺に救われた。決め球のシンカーが不調も「見せ球にして」6回5安打無失点。復帰2戦目で4月17日の楽天戦(ヤフオクドーム)以来の2勝目を手にした。 5月末に離脱。「このまま終わるのでは」と不安に陥ったが、トレーナーが「愚痴も笑って聞いてくれて楽になった」という。工藤監督は「一番上を目指して」と強調した。柱になれる昨季最多勝の復帰は大きい。勝率5割で臨んだ試合の5連敗を止め、6度目の正直で19日ぶりの貯金「1」だ。 (安藤理)
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 | 61 | 39 | 1 | 0.61 (↑0.004) | 0 (-) | 42 | 573 (+7) | 476 (+6) | 141 (+3) | 101 (-) | 0.274 (↓0.001) | 4.36 (↑0.01) |
2 (-) |
日ハム | 55 | 45 | 2 | 0.55 (↓0.006) | 6 (↓1) | 41 | 441 (+1) | 412 (+3) | 111 (-) | 67 (+1) | 0.248 (↓0.001) | 3.69 (↑0.01) |
3 (-) |
福岡 | 49 | 48 | 1 | 0.505 (↑0.005) | 10.5 (-) | 45 | 438 (+2) | 428 (+1) | 140 (-) | 62 (+2) | 0.259 (-) | 4.19 (↑0.04) |
4 (↑1) |
ロッテ | 46 | 50 | 3 | 0.479 (↑0.005) | 13 (-) | 44 | 387 (+3) | 409 (+1) | 50 (-) | 92 (-) | 0.254 (-) | 3.79 (↑0.04) |
5 (↓1) |
ORIX | 48 | 53 | 4 | 0.475 (↓0.005) | 13.5 (↓1) | 38 | 395 (+6) | 414 (+7) | 78 (-) | 70 (-) | 0.241 (-) | 3.67 (-) |
6 (-) |
楽天 | 44 | 57 | 2 | 0.436 (↓0.004) | 17.5 (↓1) | 40 | 374 (+1) | 405 (+2) | 96 (-) | 51 (-) | 0.243 (-) | 3.67 (↑0.01) |
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