1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 | 1 |
日ハム |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 8 | 1 |
勝利投手:有吉 優樹(4勝2敗0S) (セーブ:内 竜也(2勝3敗22S)) 敗戦投手:有原 航平(7勝3敗2S) |
◆ロッテは0-0で迎えた6回表、藤岡、中村、鈴木の適時打が飛び出し、3点を先制した。投げては、先発・有吉が7回途中1失点の好投。その後は大谷、松永、内とつないで逃げ切った。敗れた日本ハムは、打線が相手を上回る8安打を放つも、1得点と精彩を欠いた。
◆日本ハム有原航平投手が魔の6回に沈んだ。 5回までロッテ打線を1安打無失点に抑える好投も、6回に急変。先頭の平沢に右前打を許すと、犠打で1死二塁とされて藤岡に先制の中前適時打を浴びた。続く中村にも中前適時打、さらに2死一、三塁から鈴木にも中前適時打を献上。6回だけで5安打を浴びて3失点を喫した。「6回は)なんとか我慢して最少失点で切り抜けないといけなかったです。あの場面で我慢しきれないと、チームにいい流れをつくれない。攻撃のリズムをつくるような投球ができず、チームに申し訳ないです」と、コメントした。 7回も続投し、意地の3者凡退も7回6安打3失点で降板。5月5日ロッテ戦以来の札幌ドームでの先発勝利はならなかった。
◆9回の反撃も及ばなかった。日本ハムは2点を追う9回に2死一、三塁と好機を広げたが、2試合連続本塁打中だった3番アルシアが右飛に倒れてゲームセット。右翼への飛球に沸いた大歓声は、一瞬にして落胆の声に変わった。 5回までわずか1安打と好投していた先発有原を援護できず、栗山監督は「早く点を取ってあげたかった。勝ちきれなかったのが、現実」。首位西武とは、今季最大タイの6ゲーム差に開いた。
◆ロッテが"有有(あり・あり)対決"を制し、連敗を5で止めた。 先発した有吉優樹投手は7回1死まで5安打1失点。序盤に4四球を与えたが、要所で粘る自責ゼロ投球で、6月27日以来となる白星を挙げた。 また打撃陣は、今季ここまで3戦全敗と相性の悪かった日本ハム有原航平投手を攻略。6回に先頭の平沢大河内野手が右前打でチャンスメークすると、加藤翔平外野手は1球で犠打成功。1死二塁から藤岡裕大内野手が先制中前打を放つなど、この回5安打を集めて一気に3点を奪った。 結果は「有」吉が4勝目、「有」原は3敗目。前週の登板が台風で流れ、約2週間ぶりの先発だった有吉は「久々に勝ちが付いて、やっぱりうれしいですね。前回の日本ハム戦(暑さで足がつった8月1日の帯広)はデーゲームでしたけど、今日は涼しい中でやらせてもらえて良かった」と笑顔だった。
◆日本ハムは打線が振るわず、2連敗となった。ロッテ投手陣から内野ゴロの間に1点しか奪えなかった。8月は1試合平均3・1点。3~7月の平均4・5点から1点以上も下回る。勝負の夏場に攻撃陣が苦しむ現状を打破しなければ、覇権奪回は見えてこない。大逆転勝利を果たした首位西武とは、今季最大タイの6ゲーム差となった。踏ん張りどころだ。 2点を追う最終9回2死一、三塁。アルシアはロッテ守護神の内が投じた144キロ直球を、右翼へ角度良く、打ち上げた。逆転サヨナラ3ランを期待したファンの大歓声も、打席から打球を見つめたアルシアは視線を落とした。飛球が右翼手の平沢のグラブに収まった瞬間、栗山監督は帽子を取ってグラウンドに一礼。大きなため息に包まれた札幌ドームを背に、すぐさまベンチ裏へ引き揚げた。「何とか点を取るために、こっちも必死にいろいろ考えているけど、結果的に点が取れていないのは自分の責任」と、振り返った。 勝負の夏場を迎えたが、打線に元気がない。8月は1試合平均3・1点で、3~7月の平均から1点以上も下回っている。最近10試合では2・6点。この日も8安打を放ち、相手先発の有吉から4四球ももらった中で、決定打が飛び出ない。打開策も、すぐに結果につながらない苦しさがある。12日ソフトバンク戦からチームトップの打率を残す近藤を1番に据えた。8月好調のアルシアを3番、実績十分で勝負強さのある田中賢を6番に置く新打線で臨むも連敗。今季の売りの1つである重量打線が機能しなければ、やはり試合展開は重くなる。 打線が夏休み状態の中で、パ・リーグの覇権を争う西武はこの日、6点ビハインドをはね返す大逆転勝利を飾った。一時はゲーム差なしまで詰め寄ったライバルに、気がつけば今季最大タイの6ゲーム差と大きく水をあけられた。主将の中田は野手陣を代表して言った。「ここで何とか踏ん張っていかないといけない。投手陣に頑張らせてばかり。野手陣は助けないといけない。もう1回、気持ちを入れ直してやりたい」。下を向いてはいられない。【木下大輔】
▼日本ハム打線はロッテ4人の投手陣から8安打で1点しか奪えず、連敗を喫した。ここ10試合平均7・8安打で2・6得点。今季平均8・3安打、4・3得点と比べ、迫力不足は否めない。
▼日本ハム打線はロッテ4人の投手陣から8安打で1点しか奪えず、連敗を喫した。ここ10試合平均7・8安打で2・6得点。今季平均8・3安打、4・3得点と比べ、迫力不足は否めない。
◆ロッテの藤岡が先制打を放ち、チームを連敗ストップに導いた。六回1死二塁で有原の速球を中前へ適時打。打線は五回まで1安打で、この試合初めての好機だっただけに「甘めにきた真っすぐにしっかり反応できた。当たりは良くなかったが、走者をかえせて良かった」とうなずいた。 これで8試合連続安打。ルーキーながら全99試合に出場を続け「ここまできたら全試合出場が目標」と疲れを感じさせなかった。 井口監督 「途中の円陣で『バットを短く持ってコンパクトに』と言った。前回やられた有原に対し、しっかり連打で崩してくれた」 有吉(七回途中1失点で4勝目) 「序盤は四球が多かったが、その中で点を取られなかったのが大きい」
◆ロッテが連敗を5で止めた。六回に藤岡、中村の2者連続適時打と鈴木の適時打で3点を先制。先発の有吉は七回途中まで1失点で4勝目、内が7月10日以来の22セーブ目を挙げた。日本ハムは好機をつくるも拙攻で1点に終わった。
◆日本ハムは11残塁の拙攻で有原を援護できなかった。一回以外は毎回走者を出しながら、七回の内野ゴロの間の1点止まり。2点を追う九回2死一、三塁でもアルシアが右飛に倒れた。 首位西武が勝ち、ゲーム差は6に広がった。栗山監督は「何とか点を取るためにいろいろ考えている。なかなか、いい形でつながっていかない」と悩ましそうだった。 有原(7回3失点で5月19日以来の3敗目) 「攻撃のリズムをつくるような投球ができず、チームに申し訳ない」 日本ハム・吉井投手コーチ(有原に) 「全体的にはよく頑張った。もうちょっと大胆にいければ」
◆先発の有原が、六回に5安打を集中され3点を失うなど7回3失点で3敗目。打線もロッテを上回る8安打を放ちながら11残塁と、七回に1点を返すのが精いっぱいだった。首位西武とのゲーム差は5月8日以来となる今季最大タイの「6」。栗山監督は「何とか点を取るために考えている。結果的に点を取れなかったのはおれの責任」と自らを責めた。 7回3失点も3敗目(7勝)の日本ハム・有原 「(3失点した六回は)なんとか我慢して最少失点で切り抜けないといけなかった。攻撃のリズムをつくるような投球ができず、申し訳ない」 有原について日本ハム・吉井投手コーチ 「全体的にはよく頑張った。(3失点した六回は)あれを乗り越えるのがエース」
◆D2位・藤岡(トヨタ自動車)が先制打を放ち、チームを連敗ストップに導いた。六回一死二塁で有原の速球を中前へ適時打。打線は五回まで1安打で、この試合初めての好機だっただけに「甘めにきた真っすぐにしっかり反応できた。当たりは良くなかったが、走者をかえせてよかった」とうなずいた。これで8試合連続安打。新人ながら全99試合に出場を続け「ここまできたら全試合出場が目標」と疲れを感じさせなかった。 七回途中1失点で4勝目のロッテ・有吉 「序盤は四球が多かったが、その中で点を取られなかったのが大きい」 4位浮上にロッテ・井口監督 「終盤は走者を出しながらもよく守った。ようやくうちらしい勝ち方ができた」
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 | 61 | 39 | 1 | 0.61 (↑0.004) | 0 (-) | 42 | 573 (+7) | 476 (+6) | 141 (+3) | 101 (-) | 0.274 (↓0.001) | 4.36 (↑0.01) |
2 (-) |
日ハム | 55 | 45 | 2 | 0.55 (↓0.006) | 6 (↓1) | 41 | 441 (+1) | 412 (+3) | 111 (-) | 67 (+1) | 0.248 (↓0.001) | 3.69 (↑0.01) |
3 (-) |
福岡 | 49 | 48 | 1 | 0.505 (↑0.005) | 10.5 (-) | 45 | 438 (+2) | 428 (+1) | 140 (-) | 62 (+2) | 0.259 (-) | 4.19 (↑0.04) |
4 (↑1) |
ロッテ | 46 | 50 | 3 | 0.479 (↑0.005) | 13 (-) | 44 | 387 (+3) | 409 (+1) | 50 (-) | 92 (-) | 0.254 (-) | 3.79 (↑0.04) |
5 (↓1) |
ORIX | 48 | 53 | 4 | 0.475 (↓0.005) | 13.5 (↓1) | 38 | 395 (+6) | 414 (+7) | 78 (-) | 70 (-) | 0.241 (-) | 3.67 (-) |
6 (-) |
楽天 | 44 | 57 | 2 | 0.436 (↓0.004) | 17.5 (↓1) | 40 | 374 (+1) | 405 (+2) | 96 (-) | 51 (-) | 0.243 (-) | 3.67 (↑0.01) |
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