1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日ハム |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 |
福岡 |
2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | × | 5 | 8 | 0 |
勝利投手:千賀 滉大(8勝4敗0S) 敗戦投手:上沢 直之(10勝4敗0S) |
◆ソフトバンクが快勝。ソフトバンクは初回、デスパイネの2ランで幸先良く先制する。そのまま迎えた5回裏には、2死満塁から中村晃が適時打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・千賀が8回途中無失点の力投で今季8勝目。敗れた日本ハムは、投打ともに振るわなかった。
◆ソフトバンクが日本ハム戦の連敗を7で止めた。 先発千賀が今季最長の7回2/3を無失点。打っては初回に4番デスパイネが先制24号2ラン。5回に中村晃が2点打。8回には代打長谷川勇が適時打を打ち、効果的に得点した。 試合前に「残り49試合。今までとは何かが違うぞと思わせないと」と話していた工藤監督は、積極的にヒットエンドランを仕掛けるなど動いた。「1点、2点というより、一気に点を取るところを今後、出していきたいと思っていた」。投打がかみ合っての快勝に「いい点の取り方で、千賀君がいいピッチングをしてくれて理想的な試合だった」と喜んだ。
◆ソフトバンクが日本ハム戦の連敗を7で止めた。今季4戦4敗だった先発上沢にも初めて土を付けた。7月17日以来の連勝で勝率5割に復帰。立役者は千賀だ。 前回登板から中9日の間隔を空け、あえて2位日本ハムとの直接対決にぶつけた。序盤は走者を許しながらも粘りの投球。6回には3番近藤、4番中田、5番レアードを3者三振に打ち取った。今季最長7回2/3を無失点9奪三振の好投で8勝目を挙げた。「前回、僕が沖縄で上沢と投げ合って、投げ負けていた。なんとか0にと思っていた」。自身が先発した試合から始まった、対日本ハムの悪夢を断ち切った。工藤監督は「何よりもバッターに向かう気持ちが出ていた。いい点の取り方で、千賀君がいいピッチングをしてくれて理想的な試合だった」と笑った。まずは2位をたたき、1歩ずつ駆け上がる。【山本大地】
◆連勝中だったお得意様に、ストップをかけられた。日本ハムは今季ソフトバンク戦で4戦全勝していた上沢直之投手(24)が、敵地で迎えた17回戦(ヤフオクドーム)で先発し、7回を6安打4失点で4敗目。チームは2連敗で、対ソフトバンク戦の連勝も7で止まった。首位西武とのゲーム差は5に広がった。 上沢にとっては、悔やんでも、悔やみきれない1球となった。1回2死から3番柳田を四球で歩かせ、続く打席に迎えたのは4番デスパイネ。カウント2-1からの4球目だった。「カウントが悪くなって、ストライクゾーンに落とそうと思ったけど、浮いてしまった」。今季躍進の武器となった高速フォークボールを、バックスクリーン左の中段まで飛ばされた。 2回以降は緩急を操り、5回には自己最速の151キロを計測。しかし、5回1死満塁で、デスパイネを空振り三振に切った直後、5番中村晃に決定的な2点適時打を許してしまった。「走者がいる時にコントロールできなかった。クイックで直球が投げづらかった」。苦悩しながらも7回を投げきったのは、先発投手としての意地だった。 上沢にとっては、今季ソフトバンク戦5試合目の先発で、初黒星。チームの同戦連勝も7で止まった。気が付けば、3週間ほど前には0・5差だった首位西武とのゲーム差は、5差に。栗山監督は「(上沢は)よく投げてくれていたし、気持ちも入っていた。勝たせてあげられなかったオレのせい」。言葉少なに、帰りのバスに乗り込んだ。【中島宙恵】 ▼日本ハムは対ソフトバンクの連勝が7でストップした。6月26日10-5(セルラー那覇)から7月22日7-5(札幌ドーム)までの7連勝を含め、今季通算では12勝5敗。昨季は8勝17敗と大きく負け越していた。
◆日本ハムの上沢は要所で踏ん張れず、7回4失点で7月3日以来の4敗目を喫した。今季のソフトバンク戦は試合前まで4戦4勝と相性が良かったが、初黒星となった。上沢は「走者がいるとき、制球がしにくかった。直球もいまいちだった」と反省した。 打線も8日の二回から25イニング連続無得点とエースを援護できなかった。チームのソフトバンク戦の連勝も7でストップ。首位西武が勝ったため、5ゲーム差に広がった。 栗山監督(千賀の前に無得点) 「もともといいのは分かっていた。ああいう投球をしてくるのは想定していた。打ち切れないのは、こちらの責任」
◆ソフトバンクのデスパイネが一回に2試合連続本塁打となる24号2ランを放った。上沢の甘く入ったフォークボールを左中間席中段まで飛ばし「打った瞬間に入ると思ったし、完璧に捉えられたよ」と悦に入った。 試合前まで上沢には今季12打数2安打1本塁打と抑え込まれる場面が目立っていた。チームも今季5度目の対戦で初めて勝利を手にし「素晴らしい投手だが、過去は過去。新たな気持ちで勝とうと打席に入った」と誇らしげだった。 中村晃(五回に2点打) 「ストライクゾーンを広げて打ちにいった」 長谷川勇(八回に代打で適時打) 「投げミスをしっかり打てた」 ソフトバンク・藤本打撃コーチ(上沢から今季初白星) 「これで苦手意識はなくなったんじゃないの」
◆今季2度目の2試合連続零封負けで、対ソフトバンクの連勝は7でストップ。相手の先発・千賀を攻略できず、栗山監督は「もともといい投手と分かっている。勝ちきれないのはこちらの責任」と悔しそうだった。今季の対ソフトバンクで4戦全勝だった先発の上沢は7回4失点で4敗目(10勝)となり、「走者がいるときの制球がよくなかった」と反省した。
◆ソフトバンクは10日、日本ハム17回戦(ヤフオクドーム)に5-0で完封勝ち。投打がかみ合い日本ハム戦の連敗を7で止めた。先発した千賀滉大投手(25)が八回途中6安打無失点で8勝目を挙げた。 打線が一回にデスパイネの2ラン、五回に中村晃の2点打で4点のリードをつくると、右腕はリズムに乗った。速球とフォークボールのコンビネーションがさえ、六回の3番近藤から七回先頭のアルシアまで圧巻の4者連続三振。八回二死から連打と四球で満塁のピンチを招いて降板したが、「野手の方が投げやすい環境をつくってくれた」と控えめに喜んだ。 7月24日のロッテ戦は5回しかもたず、31日の西武戦は自己最悪の5本塁打を浴びる散々な内容だった。そこからフォームの微調整などに時間をかけ「濃い時間だった」という。速球に力強さが戻り9奪三振。長打は一本も許さなかった。 工藤監督は「今日は今日で終わった。また一から勝つという気持ちを持って臨む」と気合を入れ直した。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
西武 | 59 | 38 | 1 | 0.608 (↑0.004) | 0 (-) | 45 | 555 (+7) | 467 (+3) | 136 (+3) | 99 (+1) | 0.277 (↑0.001) | 4.44 (↑0.01) |
2 (-) |
日ハム | 54 | 43 | 2 | 0.557 (↓0.006) | 5 (↓1) | 44 | 432 (-) | 397 (+5) | 109 (-) | 66 (-) | 0.248 (↓0.001) | 3.65 (↓0.02) |
3 (-) |
福岡 | 47 | 47 | 1 | 0.5 (↑0.005) | 10.5 (-) | 48 | 424 (+5) | 419 (-) | 133 (+1) | 60 (+1) | 0.258 (-) | 4.23 (↑0.05) |
4 (-) |
ロッテ | 45 | 48 | 3 | 0.484 (↓0.005) | 12 (↓1) | 47 | 379 (+1) | 399 (+2) | 49 (-) | 91 (-) | 0.255 (-) | 3.81 (↑0.02) |
5 (-) |
ORIX | 46 | 52 | 4 | 0.469 (↑0.005) | 13.5 (-) | 41 | 380 (+2) | 402 (+1) | 77 (-) | 70 (+1) | 0.24 (↓0.001) | 3.7 (↑0.03) |
6 (-) |
楽天 | 43 | 55 | 2 | 0.439 (↓0.004) | 16.5 (↓1) | 43 | 370 (+3) | 392 (+7) | 95 (+2) | 51 (-) | 0.243 (↓0.002) | 3.65 (↓0.02) |
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