ソフトバンク(☆5対0★)日本ハム =リーグ戦17回戦・福岡ヤフオクドーム=
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日ハム
00000 0000 060
福岡
20002 001× 580
勝利投手:千賀 滉大(8勝4敗0S)
敗戦投手:上沢 直之(10勝4敗0S)
  DAZN
◆ソフトバンクが快勝。ソフトバンクは初回、デスパイネの2ランで幸先良く先制する。そのまま迎えた5回裏には、2死満塁から中村晃が適時打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・千賀が8回途中無失点の力投で今季8勝目。敗れた日本ハムは、投打ともに振るわなかった。

◆ソフトバンクが日本ハム戦の連敗を7で止めた。  先発千賀が今季最長の7回2/3を無失点。打っては初回に4番デスパイネが先制24号2ラン。5回に中村晃が2点打。8回には代打長谷川勇が適時打を打ち、効果的に得点した。  試合前に「残り49試合。今までとは何かが違うぞと思わせないと」と話していた工藤監督は、積極的にヒットエンドランを仕掛けるなど動いた。「1点、2点というより、一気に点を取るところを今後、出していきたいと思っていた」。投打がかみ合っての快勝に「いい点の取り方で、千賀君がいいピッチングをしてくれて理想的な試合だった」と喜んだ。

◆ソフトバンクが日本ハム戦の連敗を7で止めた。今季4戦4敗だった先発上沢にも初めて土を付けた。7月17日以来の連勝で勝率5割に復帰。立役者は千賀だ。  前回登板から中9日の間隔を空け、あえて2位日本ハムとの直接対決にぶつけた。序盤は走者を許しながらも粘りの投球。6回には3番近藤、4番中田、5番レアードを3者三振に打ち取った。今季最長7回2/3を無失点9奪三振の好投で8勝目を挙げた。「前回、僕が沖縄で上沢と投げ合って、投げ負けていた。なんとか0にと思っていた」。自身が先発した試合から始まった、対日本ハムの悪夢を断ち切った。工藤監督は「何よりもバッターに向かう気持ちが出ていた。いい点の取り方で、千賀君がいいピッチングをしてくれて理想的な試合だった」と笑った。まずは2位をたたき、1歩ずつ駆け上がる。【山本大地】

◆連勝中だったお得意様に、ストップをかけられた。日本ハムは今季ソフトバンク戦で4戦全勝していた上沢直之投手(24)が、敵地で迎えた17回戦(ヤフオクドーム)で先発し、7回を6安打4失点で4敗目。チームは2連敗で、対ソフトバンク戦の連勝も7で止まった。首位西武とのゲーム差は5に広がった。  上沢にとっては、悔やんでも、悔やみきれない1球となった。1回2死から3番柳田を四球で歩かせ、続く打席に迎えたのは4番デスパイネ。カウント2-1からの4球目だった。「カウントが悪くなって、ストライクゾーンに落とそうと思ったけど、浮いてしまった」。今季躍進の武器となった高速フォークボールを、バックスクリーン左の中段まで飛ばされた。  2回以降は緩急を操り、5回には自己最速の151キロを計測。しかし、5回1死満塁で、デスパイネを空振り三振に切った直後、5番中村晃に決定的な2点適時打を許してしまった。「走者がいる時にコントロールできなかった。クイックで直球が投げづらかった」。苦悩しながらも7回を投げきったのは、先発投手としての意地だった。  上沢にとっては、今季ソフトバンク戦5試合目の先発で、初黒星。チームの同戦連勝も7で止まった。気が付けば、3週間ほど前には0・5差だった首位西武とのゲーム差は、5差に。栗山監督は「(上沢は)よく投げてくれていたし、気持ちも入っていた。勝たせてあげられなかったオレのせい」。言葉少なに、帰りのバスに乗り込んだ。【中島宙恵】  ▼日本ハムは対ソフトバンクの連勝が7でストップした。6月26日10-5(セルラー那覇)から7月22日7-5(札幌ドーム)までの7連勝を含め、今季通算では12勝5敗。昨季は8勝17敗と大きく負け越していた。

◆日本ハムの上沢は要所で踏ん張れず、7回4失点で7月3日以来の4敗目を喫した。今季のソフトバンク戦は試合前まで4戦4勝と相性が良かったが、初黒星となった。上沢は「走者がいるとき、制球がしにくかった。直球もいまいちだった」と反省した。  打線も8日の二回から25イニング連続無得点とエースを援護できなかった。チームのソフトバンク戦の連勝も7でストップ。首位西武が勝ったため、5ゲーム差に広がった。 栗山監督(千賀の前に無得点) 「もともといいのは分かっていた。ああいう投球をしてくるのは想定していた。打ち切れないのは、こちらの責任」

◆ソフトバンクのデスパイネが一回に2試合連続本塁打となる24号2ランを放った。上沢の甘く入ったフォークボールを左中間席中段まで飛ばし「打った瞬間に入ると思ったし、完璧に捉えられたよ」と悦に入った。  試合前まで上沢には今季12打数2安打1本塁打と抑え込まれる場面が目立っていた。チームも今季5度目の対戦で初めて勝利を手にし「素晴らしい投手だが、過去は過去。新たな気持ちで勝とうと打席に入った」と誇らしげだった。 中村晃(五回に2点打) 「ストライクゾーンを広げて打ちにいった」 長谷川勇(八回に代打で適時打) 「投げミスをしっかり打てた」 ソフトバンク・藤本打撃コーチ(上沢から今季初白星) 「これで苦手意識はなくなったんじゃないの」

◆今季2度目の2試合連続零封負けで、対ソフトバンクの連勝は7でストップ。相手の先発・千賀を攻略できず、栗山監督は「もともといい投手と分かっている。勝ちきれないのはこちらの責任」と悔しそうだった。今季の対ソフトバンクで4戦全勝だった先発の上沢は7回4失点で4敗目(10勝)となり、「走者がいるときの制球がよくなかった」と反省した。

◆ソフトバンクは10日、日本ハム17回戦(ヤフオクドーム)に5-0で完封勝ち。投打がかみ合い日本ハム戦の連敗を7で止めた。先発した千賀滉大投手(25)が八回途中6安打無失点で8勝目を挙げた。  打線が一回にデスパイネの2ラン、五回に中村晃の2点打で4点のリードをつくると、右腕はリズムに乗った。速球とフォークボールのコンビネーションがさえ、六回の3番近藤から七回先頭のアルシアまで圧巻の4者連続三振。八回二死から連打と四球で満塁のピンチを招いて降板したが、「野手の方が投げやすい環境をつくってくれた」と控えめに喜んだ。  7月24日のロッテ戦は5回しかもたず、31日の西武戦は自己最悪の5本塁打を浴びる散々な内容だった。そこからフォームの微調整などに時間をかけ「濃い時間だった」という。速球に力強さが戻り9奪三振。長打は一本も許さなかった。  工藤監督は「今日は今日で終わった。また一から勝つという気持ちを持って臨む」と気合を入れ直した。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
593810.608
(↑0.004)
0
(-)
45555
(+7)
467
(+3)
136
(+3)
99
(+1)
0.277
(↑0.001)
4.44
(↑0.01)
2
(-)
日ハム
544320.557
(↓0.006)
5
(↓1)
44432
(-)
397
(+5)
109
(-)
66
(-)
0.248
(↓0.001)
3.65
(↓0.02)
3
(-)
福岡
474710.5
(↑0.005)
10.5
(-)
48424
(+5)
419
(-)
133
(+1)
60
(+1)
0.258
(-)
4.23
(↑0.05)
4
(-)
ロッテ
454830.484
(↓0.005)
12
(↓1)
47379
(+1)
399
(+2)
49
(-)
91
(-)
0.255
(-)
3.81
(↑0.02)
5
(-)
ORIX
465240.469
(↑0.005)
13.5
(-)
41380
(+2)
402
(+1)
77
(-)
70
(+1)
0.24
(↓0.001)
3.7
(↑0.03)
6
(-)
楽天
435520.439
(↓0.004)
16.5
(↓1)
43370
(+3)
392
(+7)
95
(+2)
51
(-)
0.243
(↓0.002)
3.65
(↓0.02)