1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA |
0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 8 | 1 |
ヤクルト |
0 | 0 | 5 | 0 | 3 | 1 | 0 | 2 | × | 11 | 14 | 0 |
勝利投手:原 樹理(3勝6敗0S) 敗戦投手:ウィーランド(4勝8敗0S) |
◆ヤクルトは2点を追う3回裏、山田哲の3ランと雄平の2ランで一挙5点を奪い、逆転に成功する。その後も、5回にバレンティンの2ランが飛び出すなど、攻撃の手を緩めず、終わってみれば14安打で11得点を挙げた。投げては、先発・原が6回3失点で今季3勝目。敗れたDeNAは、投手陣が崩壊した。
◆ヤクルト原樹理投手(25)はDeNA戦通算11試合に登板し、0勝5敗、防御率6・21といまだ白星がない。 前回登板の2日広島戦では白星を挙げて広島からのプロ入り初勝利となったが、今日はDeNA相手に初白星を挙げられるか。
◆セ・リーグの本塁打王を争うヤクルトの山田哲人内野手とウラディミール・バレンティン外野手が、今季10度目のアベックアーチを決めた。 まずは山田哲が3回2死一、二塁で、DeNAウィーランドからバックスクリーンへ27号逆転3ラン。3試合ぶりの一発を「走者をかえすことだけを考えた。すぐに取り返せてよかった」と振り返った。 本塁打争いで1本リードされたバレンティンも、黙ってはいなかった。5-2の5回1死一塁で、ウィーランドの低めのカーブをすくい上げると、バックスクリーン右へと運んだ。27号2ランを「低めの球でしたがうまく拾うことができました」と自画自賛した。 「ライバルだとか、お互いを意識していない。チームが勝つことが一番大事」と常々口にする2人。それでも抜きつ抜かれつを繰り返す本塁打争いは、ヒートアップしてきた。
◆DeNAが大敗を喫した。3回に3連打で先制し2点リードした裏の守備で、先発のジョー・ウィーランド投手が5失点。5回にもバレンティンに1発を浴びるなど、3発被弾8失点(自責7)で降板した。 チームの2桁失点ゲームは今季7試合目となり、昨季の5試合をすでに超えている。先発投手陣が安定感を欠く戦いが続き、アレックス・ラミレス監督は「ウィーランドだけでなく、多くの先発投手がホームランを打たれている印象。先発投手全体が苦しんでいる」と頭を悩ませた。
◆ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(34)が、本塁打王争いする同僚の山田哲人内野手(26)に追いつく27号2ランを放った。 3回に山田哲が3ランを放ち、バレンティンに1本差をつけると、その後のバレンティンはど迫力のフルスイング。試合後は「僕たちがホームランを打つと、チームに勝ちをもたらせられる」とコメント。いつもは山田哲の本塁打争いに「意識していない」と言うが、小川監督は「絶対にしてますよ。山田が打ったあと、バレンティンは明らかに狙っていたよ」と笑っていた。
◆ヤクルト原樹理投手が粘りの投球で連敗阻止に貢献した。 得意球のシュートに頼りすぎず、外角への直球と変化球を織り交ぜ、DeNA打線に的を絞らせなかった。6回3失点で、今季3勝目。チームの連敗も3でストップさせた。 中継ぎから先発に戻ってから好投を続けている。原は「連敗を何とか止めようとマウンドに上がりました。野手の方がファインプレーをたくさんしてくれて試合をつくれた。粘れたところは良かったと思う。迷惑をかけた分、取り返していきたい」と決意を新たにしていた。
◆ど真ん中の絶好球を、ヤクルト山田哲が逃すわけがなかった。0-2の3回2死一、二塁、DeNAウィーランドの直球をバックスクリーンへ。27号逆転3ランに「走者をかえすことだけを考えた。押し込めた分、本塁打になった。すぐ取り返せてよかった」と喜んだ。 定位置を目指していたプロ3年目のほろ苦い体験が、チャンスへの執着心の原点だ。13年6月15日オリックス戦の当日、39度超の発熱でベンチを外れ、試合は大阪の宿舎でテレビ観戦した。後日、当時現役だった宮本ヘッドコーチに「チャンスは逃すなよ」と声を掛けられた。何げないひと言から、絶好機は何度もこないと思い知った。5年たった今も「覚えています。僕も若かったですね」と忘れず、金言を胸にしっかり刻んでいる。 ウィーランドには試合前まで6打数無安打で「何とかやり返そうと思っていた」。集中力を研ぎ澄ませ数少ない好機をモノにした。2試合連続1得点だった打線も目覚めさせ、バレンティンとは今季10度目のアベックアーチ。通算9勝1敗のデータ通り、主砲のそろい踏みで連敗を3で止めた。「打ち勝つ野球をしようと野手はみんな思っている。結果にこだわってやりたい」。山田哲は、まだまだ打って打って、打ちまくる。【浜本卓也】
◆ヤクルトは原、DeNAはウィーランドが先発した。DeNAは三回二死二塁からロペスが左前適時打を放ち先制した。その後、再び二死二塁とし、筒香の右前適時打で2-0とした。 ヤクルトはその裏、二死一、二塁から山田哲がバックスクリーン右へ27号3ランを放ち3-2とした。さらに二死一塁から雄平が6号2ランを放ち5-2とリードを広げた。五回には一死一塁でバレンティンがバックスクリーン右へ27号2ランを放ち7-2。さらに一死一、二塁から西浦の中前適時打で8-2とした。 DeNAは六回、一死走者なしで宮崎が18号ソロを放ち1点をかえした。
◆ヤクルトは2点を追う三回、山田哲人内野手(26)の27号3ランなどで5点を挙げ、逆転勝ちで連敗を3で止めた。五回にはウラディミール・バレンティン内野手(34)が27号2ランを放つなど主軸の2人が打線をけん引し、14安打11得点の猛攻を見せた。先発した原樹理投手(25)が6回6安打3失点で今季3勝目(6敗)を挙げた。 ヤクルトは原、DeNAはウィーランドが先発した。DeNAは三回、二死二塁からロペスが左前適時打を放ち先制した。その後、再び二死二塁とし、筒香の右前適時打で2-0とした。 ヤクルトはその裏、二死一、二塁から山田哲がバックスクリーン右へ27号3ランを放ち3-2とした。さらに二死一塁から雄平が6号2ランを放ち5-2とリードを広げた。五回には一死一塁でバレンティンがバックスクリーン右へ27号2ランを放ち7-2。さらに一死一、二塁から西浦の中前適時打で8-2とした。 DeNAは六回、一死走者なしで宮崎が18号ソロを放ち1点をかえした。 ヤクルトはその裏、一死一塁から青木が中堅フェンス直撃の適時二塁打を放ち9-3とした。八回にも二死一、二塁から雄平が右翼フェンス直撃の2点二塁打を放ち、11-3とした。 原は試合後「なんとか僕で連敗を止めるという気持ちでいった」と、チームを救う白星に安堵の表情。「相手に球種を絞られないように、外のまっすぐをうまく投げ分けていけたらいいと思っていた」と投球を振り返った。これで自身の登板で2連勝。「苦しいピッチングだったが野手がファインプレーをしてくれて、なんとかゲームを作れた。粘れたところがよかった」とファンの声援に応えた。
◆DeNAのウィーランドは中軸3人に本塁打を浴びるなど五回途中8失点と打ち込まれた。3連敗で8敗目を喫し「登板に向けてしっかりと準備をしてきたが、結果につなげられず残念」と肩を落とした。 昨季10勝2敗をマークした安定感は影を潜め、今季の被本塁打は15本となり、昨季の14を上回った。3日の試合では先発の翌日に代打で出場して四球を選び勝利につなげたが、この日は打撃も2打数無安打。ラミレス監督は「彼だけでなく先発陣全体が今年苦しんでいる」と渋い表情だった。 ロペス(三回に適時打) 「練習から状態は良かったので、ストライクゾーンは積極的に振ると決めていた」 宮崎(六回に右翼席へ19号ソロ) 「少し差し込まれたので、スタンドに入るとは思わなかった」
◆DeNAのウィーランドが9日、ヤクルト戦(神宮)に先発したが、四回途中8失点で8敗目を喫した。 三回に味方打線から2点を先制してもらったが、直後に3番・山田に逆転3ランを許し、さらに走者を1人置いて5番・雄平に右越え2ラン。五回には4番のバレンティンに中越え2ランを浴びてしまった。 この回途中での降板となり、「今日の登板に向けてしっかりと準備をしてきましたが、結果につなげることができず残念です。球数が多くなってしまい、試合の中で修正することができませんでした」と肩を落とした。 石田と並ぶチームワーストの被本塁打(15本)となった助っ人右腕について、ラミレス監督は「それも野球の一つ。ウィーランドだけでなく、多くの先発投手が本塁打を食らっている」とかばった。それでも次回登板については「他の投手との状況をみて考えたい」と明言しなかった。
◆ヤクルトの雄平が6号2ランを放った。3-2の三回2死一塁で、高めのボール気味の速球を振り抜き、右翼席へ運んだ。 山田哲の3ランで逆転し、バレンティンが四球で出て迎えた打席での一発に「哲人の勢いに乗れたし、バレンティンがしっかり四球を選んでくれたので、集中して打席に入った」と胸を張った。8月に入って6試合連続安打で、本塁打も早くも3本目と調子を上げてきた。
◆5番・雄平が三回に6号2ランを放つなど4安打4打点の活躍。八回二死一、二塁から三塁打が出ればサイクル安打だったが、右中間適時二塁打で達成はならず。「(三塁に)行く気はなかった」と苦笑いした。打撃好調の理由は「(投手側に引き出されず)その場で打つイメージ」だという。「良い感覚がたまに逃げようとする。それを逃さないよう、毎日練習して引き留めています」と汗をふいた。
◆バレンティンが五回一死一塁から中越えに27号2ランを放ち、本塁打王争いで山田哲に並んだ。アベック弾は今季10度目でチームは9勝1敗。三回に11球粘って四球を選んだバレンティンは「自分たちのホームランが勝利をもたらすのはいいことだ」とドヤ顔。小川監督は「山田が打てば、バレンティンが打つ。バレンティンが打てば、山田が打つ。『相乗効果』といえば、失礼だな。良い関係が打撃につながっているんじゃないか」と満足そうだった。
◆三回に2点を先制したが、先発のウィーランドが山田哲の逆転3ランをはじめ、中軸の3選手に本塁打を浴びるなど、五回途中8失点で8敗目を喫した。チームの借金も今季ワーストに並ぶ9となり、ラミレス監督は「(三回に)5点を取られて相手のペースになってしまった」と落胆した。
◆ヤクルトは9日、DeNA16回戦(神宮)に11-3で逆転勝利し、連敗を3で止めた。2点を追う三回、山田哲人内野手(26)がバックスクリーンにリーグトップタイの27号3ランを放ち、逆転した。シーズン40本塁打ペースとなり、日本では前人未到の「フォーティー・フォーティー(40本塁打&40盗塁)」が現実味を帯びてきた。チームは95試合目にして今季45勝目を挙げ、球団ワーストの96敗を喫した昨季の勝利数に並んだ。 右手で押し込んだ打球は低く、鋭く、伸びた。0-2の三回二死一、二塁。カウント2-2から、山田哲がウィーランドの真ん中低め149キロの直球を振り抜く。照明を浴びた白球は、電光掲示板の右下に飛び込む27号3ランとなった。 「入るとは思わなかった。ポイントが近い分、押し込んだ感覚があった。その分伸びて、ホームランになったと思う。(ウィーランドは)個人的に全然打っていなかったので、やり返したかった」 4日の阪神戦(京セラ)以来の一発。最近2試合は球審の際どい判定に苦しみ、無安打に終わっていた。小川監督は「そこを追いかけたら打撃が崩れてしまう。見た目には好機に三振でいろいろ話が出てくると思うが、打撃を崩すより良い」と割り切りを求めていたが、首脳陣の思いに応える一打だった。 台風13号の影響で中止となった前日8日。青木が米大リーグ、アストロズ時代のワールド・シリーズのチャンピオンリングと、ロイヤルズ時代のリーグチャンピオンリングをクラブハウスに持参していた。「みんなが見たいっていうから、持ってきた。触っている人もいたね」と青木。山田哲は青木に頼み、自分の指にはめた。「(指に)つけた。重かった」。勝利を積み重ねた先にある"重み"を、再確認する感触だった。 八回にも中前打し、2安打3打点。シーズン40本塁打ペースとなり、現在26盗塁で39個ペースの盗塁とともに、日本では前人未到の「フォーティー・フォーティー(40本塁打&40盗塁)」にも現実味が出てきた。 「(先制点を)取られた後、ウィーランドに対しての逆転3ランは価値ある一発だった」とたたえた指揮官は「12試合連続打点をした後、ちょっと結果が出なかっただけだから。調子の波はある。その場その場で集中してやっていってくれればいい」と目を細めた。 山田哲に引っ張られるように三回に雄平が6号2ラン、五回には本塁打王を争うバレンティンが山田哲に並ぶ27号2ラン。2日の広島戦以来、今季2度目のクリーンアップそろい踏みで2戦2勝。中軸が打ってこの日は14安打11得点の大勝。連敗を3で止め、昨季の勝利数45勝に95試合目で並んだ。 球団ワーストの96敗を喫した昨季に並び、"積み重ね"のスタート地点に立った。山田哲は「(八回は)点差がある中でも集中して打席に入れた。野手はみんな打ち勝つ野球をしようと考えている」と力を込めた。 (長崎右)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
広島 | 58 | 37 | 1 | 0.611 (↑0.005) | 0 (-) | 47 | 495 (+3) | 420 (+2) | 122 (-) | 56 (+1) | 0.265 (-) | 4.02 (↑0.03) |
2 (-) |
巨人 | 50 | 52 | 1 | 0.49 (↓0.005) | 11.5 (↓1) | 40 | 456 (+2) | 413 (+3) | 101 (-) | 47 (-) | 0.26 (↑0.001) | 3.83 (↑0.01) |
3 (-) |
ヤクルト | 45 | 49 | 1 | 0.479 (↑0.006) | 12.5 (-) | 48 | 437 (+11) | 462 (+3) | 93 (+3) | 54 (-) | 0.266 (↑0.001) | 4.39 (↑0.02) |
4 (-) |
阪神 | 43 | 48 | 1 | 0.473 (↑0.006) | 13 (-) | 51 | 362 (+3) | 406 (+2) | 56 (+2) | 46 (-) | 0.246 (↑0.001) | 3.97 (↑0.03) |
5 (-) |
DeNA | 43 | 52 | 2 | 0.453 (↓0.004) | 15 (↓1) | 46 | 378 (+3) | 444 (+11) | 113 (+1) | 57 (-) | 0.247 (-) | 4.22 (↓0.06) |
6 (-) |
中日 | 44 | 56 | 1 | 0.44 (↓0.004) | 16.5 (↓1) | 42 | 411 (+2) | 458 (+3) | 64 (-) | 49 (-) | 0.26 (↓0.001) | 4.37 (↑0.03) |
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