1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 |
0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 0 |
広島 |
0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1× | 3 | 8 | 1 |
勝利投手:一岡 竜司(3勝5敗1S) 敗戦投手:ロドリゲス(0勝3敗0S) |
◆広島がサヨナラ勝ちで5連勝。広島は1点を追う4回裏、西川の適時打で同点とする。そのまま迎えた延長11回には、1死一二塁の好機から菊池の適時打が飛び出し、試合を決めた。投げては、4番手・一岡が今季3勝目。敗れた中日は、6番手・ロドリゲスが誤算だった。
◆広島今村猛投手(27)とジェイ・ジャクソン投手(30)が9日、1軍に合流した。今村は6月25日、ジャクソンは7月21日に選手登録を抹消されて以来の1軍。今季中盤まで勝利の方程式を担った2投手が1軍に帰ってきた。 2投手は9日に選手登録される見込みで、代わりに永川勝浩投手(37)アレハンドロ・メヒア内野手(25)が2軍降格となった。
◆3回裏の広島攻撃中にカウント間違いの珍プレーが起きた。1死走者なしで打席に立ったのは鈴木誠也外野手(23)。笠原の投球は(1)ファウル(2)見逃しストライク(3)ボール(4)ボール(5)ファウル(6)ファウル(7)ボールと進んだ。この時点でカウントは3ボール2ストライク。続く8球目のインコースカットボールを津川球審はボールと判定。本来ならその時点で、四球となるが試合は進行していった。 鈴木は9球目をファウルとし、10球目で二塁内野ゴロでアウト。そのまま次打者バティスタに進行し、空振り三振。笠原はこの回、3者凡退で終えた。記録はカウント4-2からの二ゴロとなる。
◆3回裏の広島攻撃中にカウント間違いの珍プレーが起きた。 1死走者なしで打席に立ったのは鈴木誠也外野手(23)。中日笠原の投球は(1)ファウル(2)見逃しストライク(3)ボール(4)ボール(5)ファウル(6)ファウル(7)ボールと進んだ。この時点でカウントは3ボール2ストライク。続く8球目のインコース、カットボールを津川球審はボールと判定。本来ならその時点で、四球となるが試合は進行していった。 鈴木は9球目をファウルとし、10球目で二塁内野ゴロでアウト。そのまま次打者バティスタに進行し、空振り三振。笠原はこの回、3者凡退で終えた。記録はカウント4-2からの二ゴロとなった。 中日笠原投手 「(四球を出してしまい)やってしまったな、と思ったら、全然みんなが動かなかった。ラッキーでした」 中日松井雅捕手 「分かっていたんですが、何もなかったので、ボクが間違ったのかな、と思ってました」。 球審の津川は試合後、「僕の勘違い。他の人に言われて気づきました」と申し訳なさそうに話した。
◆広島が延長11回に菊池のサヨナラ打で5連勝とした。2回に2点を先制されるも、4回までに追い付き、その後は投手陣が踏ん張った。阪神が勝利したためマジック点灯はお預けとなったが、今季5度目のサヨナラ勝利で貯金を21まで増やした。緒方孝市監督(49)の談話は以下の通り。 -最後はサヨナラ 緒方監督 キクがよく難しい球を打ってくれたね。 -中継ぎもしっかり抑えた 緒方監督 ピンチとチャンスが交互に来る中で、11回表は厳しい場面だったけど、そこを抑えてくれたしね。 -投手陣が踏ん張った 緒方監督 今日は岡田が久しぶりにいい投球をしてくれたので、行けるところまで。もう少し投げさせても良いかなと思ったけど、もう十分。次回も期待の持てる投球だった。こうやって勝ちきるというのは、ここに来てチームの底力というのが出ている結果だと思う。 -3回、鈴木の打席はカウント4-2からの二ゴロだった。 緒方監督 やっぱり四球だった。ベンチの大きな責任です。すみません。
◆3回1死走者なしから広島鈴木の打席でカウント間違いの珍プレーが起きた。 中日笠原の投球は7球目まで3ボール2ストライク。続く8球目の内角球を津川球審はボールと判定し、四球のはずがそのまま進行した。9球目はファウルとなり、10球目で決着。記録はカウント4-2からの二ゴロとなった。鈴木は「気づかなかった。ボードが(カウント間違いで)2-2だったし、まだ2-2かと思っていた」。津川球審は「僕の勘違い。他の人に言われて気づきました」と申し訳なさそうに話した。
◆中日は今季5度目のサヨナラ負けで5連敗。5連勝からの急降下で借金も最多の12に逆戻りした。 延長11回にロドリゲスが1死一、二塁から菊池に右前打され、2夜連続の敗戦投手に。7月下旬に中継ぎ強化で緊急獲得した期待の新外国人が5連敗中3試合で黒星をつけた。森監督は他の投手陣の粘りに「珍しく、こういう試合ができた」と手応えも、打線にはおかんむり。3回以降に無得点に「9回完封されたみたいなものだ」と振り返った。ロドリゲスについては「考えている」と入れ替えも含め検討する。
◆広島が劇的なサヨナラ勝ちを飾った。2点を先行される展開だったが、中盤までに押し戻すと、延長11回だ。1死一、二塁で菊池が右前へサヨナラ打を放った。追いついた2得点は下位打線を軸にした攻撃で奪ったもの。この日の優勝マジック点灯はならなかったが、奮闘した投手陣とともに、チーム一丸で突き進むだけだ。 広島恐怖の下位打線が打線をけん引した。前日と同じ6番から野間、会沢、西川と並んだ下位打線が劣勢から4回までの2得点に絡み、試合の流れを引き戻した。 中日に2点を先制された直後の2回。1死から西川が地面スレスレの低めチェンジアップにバットを立てたような曲打ちで三遊間に転がし内野安打をゲット。二塁進塁後、田中の右前打で生還した。 1点を追う4回は先頭の野間、会沢が連打で無死一、三塁とすると、再び西川。今度は内角厳しいコースに曲がる114キロカーブにうまく右肘をたたんでバットを振り抜いた。右前に弾む打球で三塁走者は余裕を持って本塁を駆け抜けた。「一発できっちり仕留めることが出来ました。野間さんをかえすことが出来て良かったです」。下位打線3人で挙げた得点に胸を張った。 特に8番に入る西川の復調が大きい。2回の曲打ちのような打撃が復調の兆し。7月27日DeNA戦では厳しい内角球を右翼フェアゾーンに打ち返し、内角球を三塁方向へファウルで逃げる巧打もみられた。「よく分からないです。反応しているだけ」。スタメン復帰した前日8日から2戦連続マルチ安打。"反応"で対応できることで安打を積み重ね、2軍に降格した5月2日に1割1分8厘だった打率は3割1分6厘まで上昇。安部の離脱を感じさせない。 復帰の野間、安定の会沢、そして復調の西川。3人の打率はいずれも3割超。前日8日は3人で5安打3打点4得点。この日は5安打1打点2得点だ。 そして、最後は菊池が決めた。延長11回、1死から代打新井が右前安打。代走上本が盗塁を決めた。1死一、二塁から菊池が右前へサヨナラ打。「新井さんがつないでくれて、タカシ(上本)がつないで、何とかしたかった」(菊池)。優勝マジック点灯はお預けとなったが、5連勝で勢いは衰えない。【前原淳】
◆広島は今日にもM35点灯 広島○、阪神○の結果、9日のM点灯はお預け。今日10日に広島が巨人戦で○の場合は阪神がDeNA戦に△か●、広島が△の場合は阪神が●でM35が出る。
◆広島は今日にもM35点灯 広島○、阪神○の結果、9日のM点灯はお預け。今日10日に広島が巨人戦で○の場合は阪神がDeNA戦に△か●、広島が△の場合は阪神が●でM35が出る。
◆9日の広島-中日18回戦(マツダスタジアム)の三回、審判員のカウント間違いにより、四球とならずにプレーが続いて凡退となるハプニングがあった。 一死無走者から打席に立った広島の鈴木はフルカウントからの8球目がボールとなった。津川球審や他の審判員も気付かず、両球団からの指摘もなかったため四球とならずにそのまま続行。ファウルを挟み、4ボール2ストライクからの10球目を打って二ゴロに倒れた。
◆広島は岡田、中日は笠原が先発した。中日は二回一死一、二塁から福田が適時二塁打を放ち先制。なおも一死二、三塁から松井雅が中犠飛を放ち2-0とした。 広島はその裏、二死二塁から田中が左前適時打を放ち1点をかえした。4回には無死一、三塁から西川の右前適時打で同点とした。試合は六回を終わって2-2の同点。 広島はこの試合に勝ち、阪神が巨人に敗れると、優勝へのマジックナンバー36が点灯する。
◆中日の福田が二回に先制の適時二塁打を放った。一死一、二塁から高めのスライダーを右越えに運び「うまく打てたと思う。先制点を取れてよかった」と喜んだ。 試合前、広島・岡田の対策について「自分の打席では、直球はストライクゾーンになかなか来ないと思うので、スライダーを打てるかどうかだと思う」と話していた。その読み通りの一打となった。
◆前回登板で今季初勝利を挙げた中日の笠原は、6回2失点と先発の役割を果たした。一回は3連続四球で招いた二死満塁で野間を空振り三振に仕留めた。2-1の四回に3連打を浴びて1点を失い、なお二死満塁となったが、丸から空振り三振を奪ってピンチを脱した。 内角への強気の投球が光った2年目の左腕は「無駄な四球で球数を多くしてしまったことが反省。回を追うごとに力みが取れ、インコースに投げることができた」と話した。
◆広島の岡田は8回を5安打2失点と好投した。2失点の二回以外はほぼ完璧に抑え「腕をしっかり振って、自分の球を投げ切ることを意識して投げた。球自体は良かったと思う」と手応えを口にした。 最近は先発の役割を果たせず、7月1日を最後に白星から遠ざかっていた。2日の前回登板も5回4失点。低めへの意識を強めてきっちり修正し「粘り強く投げ切ることができたので、これを次に生かしていきたい」と前向きに話した。
◆広島は延長十一回に菊池涼介内野手(28)が右前適時打を放ち、サヨナラ勝ちで5連勝とした。阪神が巨人に勝ったため、優勝へのマジックナンバー36の点灯は、10日以降にお預けとなったが、2位・巨人との差を11・5ゲームとした。敗れた中日は5連敗となった。 広島は岡田、中日は笠原が先発した。中日は二回一死一、二塁から福田が適時二塁打を放ち先制。なおも一死二、三塁から松井雅が中犠飛を放ち2-0とした。 広島はその裏、二死二塁から田中が左前適時打を放ち1点をかえした。四回には無死一、三塁から西川の右前適時打で同点とした。試合は2-2で延長戦に突入。広島は十一回一死一、二塁で菊池が右前適時打を放ち試合を決めた。 試合後、菊池は「うれしい。(代打で出塁の)新井さんが気持ちでつないでくれて、なんとかしたいなという気持ちでした。気持ちで打ちました」と劇的な一打を振り返った。サヨナラを決めるとチームメイトから手荒な祝福を受け、「振り返ったら、お兄ちゃん(新井)がいました。いつも少年のように遊んでもらっている。振り返る前に新井さんだと思ったので良かった」と笑顔を見せた。これでチームは5連勝。優勝へのマジックナンバー点灯こそ、10日以降に持ち越されたが、「調子が悪いこともあるが、チーム一丸、一戦必勝でやっているので、なんとか勝てている」と充実感をにじませた。
◆9日の広島-中日18回戦(マツダスタジアム)の三回、審判員のカウント間違いにより四球とならず、プレーが続いて凡退となるハプニングがあった。 1死から打席に立った広島の鈴木はフルカウントからの8球目を選び、ボールとなった。津川球審や他の審判員も気付かず、両球団からの指摘もなかったため四球とならずに続行。ファウルを挟み、4ボール2ストライクからの10球目を打って二ゴロに倒れた。 鈴木は試合後「気付いていなかった、気付いていたら一塁に行っていた」と言い、緒方監督は「ベンチの大きな責任」と謝った。津川球審は「僕が勘違いをしていた」と釈明。責任審判を務めた森塁審も「二度と繰り返さないようにしたい」と話した。 中日・松井雅(三回に起きた審判員のカウント間違いに) 「自分は分かっていたが、俺が間違えているのかなと思った」 中日・笠原(審判員のカウント間違いに) 「みんな動かないから、あれっと思った。ラッキーでした」
◆今季5度目のサヨナラ負けを喫した。打線は二回に2点を先制して以降は無得点。延長十一回一死満塁の好機も、高橋が空振り三振、荒木が右飛に倒れた。七回以降は救援陣が1回ずつのリレーでしのいでいたが、延長十一回にロドリゲスが決勝打を浴びた。5連勝後の5連敗で今季最多タイの借金12。森監督は「珍しく(救援陣が抑え)ああいうゲームができていたのに」とショックを隠し切れなかった。
◆球界最強の2番打者が最後の最後で大きな輝きを放った。2-2のまま午後10時を過ぎ、鳴り物による応援が禁止となった延長十一回一死一、二塁。菊池が代名詞の右打ちでチームを5連勝、今季5度目のサヨナラ勝利に導いた。 「新井さんが気持ちでつないでくれて、(代走の上本)崇司がよく走ってくれた。何とかしたいと思って、気持ちでいきました」 一死から41歳の代打・新井が右前打。代走で入った上本が果敢に二盗を決めた。1番・田中が四球を選び、打席へ。尊敬する先輩、そして、かわいい後輩のお膳立てに燃えた。左腕・ロドリゲスのボール気味の外角直球に食らいついて右前に運び、4時間8分の激闘に終止符を打った。 珍しいハプニングを吹き飛ばした。1-2の三回一死。鈴木がフルカウントから8球目を選び、ボールとなったが...。津川球審や他の審判員も気付かず、両球団からの指摘もなかったため四球とならずに続行。ファウルを挟み、4ボール2ストライクからの10球目を打って二ゴロに倒れた。 鈴木が「(スコアボードを見て)アレっとは思ったけど...。気付いていなかった。気付いていたら一塁に行っていた」と言えば、緒方監督は「ベンチの大きな責任。申し訳ない」と頭をかいた。 集中力を欠いていたわけではないが...気づかなければいけないミス。首位快走とはいえ、負けていれば痛い1プレーになっていただけに、きっちり勝ち切るところが、カープの底力だ。 劇打の後、新井に抱きつかれた菊池は、「振り返ったら、お兄ちゃんがいました。うれしかったです」とお立ち台で笑った。5連勝で貯金は今季最多21。3連覇へのマジックは、10日にも「35」が点灯する。勝負の夏もノンストップ。赤ヘルナインが、一気にゴールまで突っ走る。 (柏村翔) カウント間違いについて津川力球審(45) 「僕が勘違いをしていた」 責任審判を務めた森健次郎塁審(54) 「二度と繰り返さないようにしたい」
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
広島 | 58 | 37 | 1 | 0.611 (↑0.005) | 0 (-) | 47 | 495 (+3) | 420 (+2) | 122 (-) | 56 (+1) | 0.265 (-) | 4.02 (↑0.03) |
2 (-) |
巨人 | 50 | 52 | 1 | 0.49 (↓0.005) | 11.5 (↓1) | 40 | 456 (+2) | 413 (+3) | 101 (-) | 47 (-) | 0.26 (↑0.001) | 3.83 (↑0.01) |
3 (-) |
ヤクルト | 45 | 49 | 1 | 0.479 (↑0.006) | 12.5 (-) | 48 | 437 (+11) | 462 (+3) | 93 (+3) | 54 (-) | 0.266 (↑0.001) | 4.39 (↑0.02) |
4 (-) |
阪神 | 43 | 48 | 1 | 0.473 (↑0.006) | 13 (-) | 51 | 362 (+3) | 406 (+2) | 56 (+2) | 46 (-) | 0.246 (↑0.001) | 3.97 (↑0.03) |
5 (-) |
DeNA | 43 | 52 | 2 | 0.453 (↓0.004) | 15 (↓1) | 46 | 378 (+3) | 444 (+11) | 113 (+1) | 57 (-) | 0.247 (-) | 4.22 (↓0.06) |
6 (-) |
中日 | 44 | 56 | 1 | 0.44 (↓0.004) | 16.5 (↓1) | 42 | 411 (+2) | 458 (+3) | 64 (-) | 49 (-) | 0.26 (↓0.001) | 4.37 (↑0.03) |
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