1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA |
0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 4 | 11 | 0 |
ヤクルト |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 6 | 0 |
勝利投手:平良 拳太郎(2勝1敗0S) (セーブ:山﨑 康晃(2勝4敗22S)) 敗戦投手:小川 泰弘(5勝5敗0S) |
◆DeNAは4回表、無死二塁からソトの2ランが飛び出し、先制に成功する。そのまま迎えた7回には、ロペスと筒香の連続適時打で2点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・平良が5回無失点で今季2勝目。敗れたヤクルトは、打線がつながりを欠き、3連敗を喫した。
◆DeNAネフタリ・ソト外野手が、値千金先制2ランを放った。 4回無死二塁の場面で、左中間スタンドへ17号本塁打。安定した投球をする平良拳太郎投手を援護した。 7月途中から15試合連続で2番起用が続いていたが、この試合は6番に入った。配置変更で7試合ぶりにマルチ安打を記録。ソトは「芯でしっかりとらえることができました。ランナーを二塁に置いての場面でしたが、進塁打を打つというよりも、自分が返す気持ちで打席に向かいました」と振り返った。
◆ヤクルトが3連敗を喫した。4回に先発小川がDeNAソトに先制2ランを献上。7回には、中継ぎ初登板のハフが4連続長短打を浴び、手痛い2点を失った。打線も、相手の継投の前に沈黙。7回の代打畠山の適時打による1点のみに終わった。 ソトはヤクルト戦の打率4割以上で、アーチ被弾は4本目。天敵にまたしても打たれ、小川淳司監督も「何とかしないといけないと思うが...」と渋い表情だった。2戦連続1得点の打線については「相手の投手が上回れば、そう簡単には打てない。明日勝つために必死にやるしかない」。3位はキープも、4位阪神とはゲーム差なしの勝率1厘差となった。
◆DeNA平良拳太郎投手が今季2勝目を挙げた。 5回4安打無失点。6回のマウンドに上がりかけたが、投球練習で右ふくらはぎがつったため、降板した。それでもチームが逃げ切り、5月17日阪神戦以来となる2勝目。「今日の試合はストレートで押していくことを課題として臨み、しっかりストレートで勝負することができました。また味方が相手より先に点を取ってくれたおかげで、楽に投球することもできました」。チーム9連敗中だった火曜日"ブラックチューズデー"に勝利をもたらした。
◆DeNA平良拳太郎投手(23)が2つの壁を破った。2点リードの5回、この試合初めて得点圏に走者を進め2死一、二塁。直近3試合連続で4回2/3で降板し、今季2勝目を逃していた。ヤクルト青木への初球。外角低めに逃げるシンカーで打ち取った。「そこ(外角)が僕の生命線」。イニング間に右ふくらはぎに違和感を覚え、1度はマウンドに上がったが6回の投球前に降板した。 5回の壁を越えた瞬間、体が悲鳴を上げた。それくらい、かけていたゲーム。前回登板から2週間、直球を見つめ直した。「キャッチボールから見直した。2日前の投球練習ではいい感じで投げられた。そのイメージを持って投げることができた」。直球を軸にスライダー系とシンカーをコーナーにちりばめた。5回4安打無失点80球。2カ月3週間ぶりの白星で、自身初のシーズン2勝目の壁も乗り越えた。 7月の球宴休みに、地元・沖縄に帰郷した。2試合白星から見放された時期。リフレッシュをしながらも、頭の中は野球のことばかり考える。「なんで勝てないのか?」。かたや古巣・巨人では1歳年下の岡本が4番を張っている。「岡本は結果を残している。そこはずっと気にしています」。気まぐれにくるメールを発奮材料にしていた。 チームも先発が定まらず9連敗していた火曜日"ブラックチューズデー"を打ち破り5位浮上。ローテの一角に名乗り出た平良は「長いイニングが理想。次はやり返したい」。新たな壁をつくり乗り越えていく。【栗田成芳】
◆ヤクルトは小川、DeNAは平良が先発した。DeNAは四回、無死二塁からソトが左翼席へ17号2ランを放ち先制した。ヤクルトは五回、二死一、二塁と反撃のチャンスを作ったが、青木が一ゴロに倒れた。 DeNAの平良は五回まで3安打無失点。
◆DeNAのソトが先制の17号2ランを放った。四回無死二塁で小川の変化球を強く振り抜いて左翼席へ運び「進塁打を打つより、自分がかえす気持ちで向かった」とうなずいた。 小川とは過去の対戦で7打数3安打と相性が良かった。6月1日以来となる6番で先発し、7試合ぶり、8月に入って初のアーチをかけた。
◆DeNAはヤクルトに快勝し連敗を2で止め、5位に浮上した。先発した平良拳太郎投手(23)が5回4安打無失点の好投で2勝目(1敗)。ヤクルトは打線がつながらず、3連敗となった。 ヤクルトは小川が先発した。DeNAは四回、無死二塁からソトが左翼席へ17号2ランを放ち先制した。七回は一死一、三塁からロペスの中前適時打で追加点。なおも一、二塁から続く筒香が左前適時打を放ち4-0とした。 ヤクルトはその裏、二死三塁から代打・畠山の右前適時打で1点を返したが、反撃はここまで。 DeNAの先発、平良は五回まで無失点。六回からは三上、砂田、パットンとつないだ。九回は山崎が無失点で締めた。 試合後、先制弾を放ったソトは「自分のバットで勝利に貢献できてうれしい。ランナーを還そうという意識で打席に立った。打った瞬間はわからなかったが風が運んでくれた」と振り返った。チームはこれで最下位を脱出。「これをきっかけにチーム一丸となって勝ち続けていきたい」と反撃を誓った。
◆ヤクルトは投打にちぐはぐで3連敗を喫した。0-2の七回に、この日昇格したハフが2失点。手薄な中継ぎ強化のために先発から配置転換した小川監督は「七回を任せられるような球ではなかった。今後、どう使うか考えないと」と頭を悩ませた。 打線も山田哲が2試合連続で3三振を喫し、バレンティンも不発で頼みの3、4番が無安打に終わった。7月下旬に7連勝した勢いが消え、8月は1勝4敗。小川監督は「相手投手が上回っていればそう簡単に打てない」と話した。
◆ヤクルトの小川は5回2失点で5敗目を喫した。四回にソトに先制2ランを浴び「狙ったところより高くなってしまった。あの1球だけ」と悔やんだ。 球数も「決め球が決まらなくて、増えてしまった」と5回で101球を要した。6月3日から8試合連続で続けていたクオリティースタート(6回以上で自責点3以下)も途切れた。
◆中継ぎに転向したハフが七回に3番手で登板したが、一死から4連打を浴びて2失点した。出場選手登録を抹消した中尾に代わる『七回の男』に期待した小川監督だが、「最初は良かったが、それ以降は七回を任せられるボールではなかった。今後どういう風にするかは考えないといけない」と厳しい表情を浮かべた。 ハフについてヤクルト・田畑投手コーチ 「1球目はよかったんだけど、そこからいいボールがこなかった。これからも中(継ぎ)でやってもらう」
◆平良が"琉球の絆"で2勝目。六回のキャッチボール中に右ふくらはぎに張りを訴え交代したが、直球で押す強気の投球で5回4安打無失点。「直球で勝負したいと思っていた。もっと長い回を投げるのが理想」と振り返った。DeNAでの通算3勝は同じ沖縄出身の嶺井を女房役に挙げたもので、ラミレス監督も『ハイサイ・コンビネーション』と名付けたほど。嶺井も「お互い成長していきたい」と息を合わせていた。
◆先発の小川が5回で101球を要し、7安打2失点で5敗目(5勝)を喫した。四回無死二塁からソトに投じたチェンジアップを左翼席に運ばれ「本塁打の1球が悔やまれます」。ソト相手には9打数5安打と苦手にしている。8試合連続で続けていたクオリティスタート(6回以上で自責点3以下)も途切れた。右腕は「決め球が決まらなくて、球数も増えてしまった」と反省した。
◆DeNAは7日、ヤクルト15回戦(神宮)に4-1で快勝。連敗を2で止め、セ・リーグ最下位を脱出した。2試合連続で失点していた"ハマの守護神"山崎康晃投手(25)が九回を打者3人で締め、3試合ぶりとなる22セーブ目を挙げた。 「ここまで2試合、ぶざまな姿を見せてしまっていた。きょうの投球はこれからにつながる」 先頭の川端を二ゴロに打ち取った後、リプレー検証で間が空いたが、続く西浦を力強い直球で空振り三振。最後の打者・中村をツーシームで右飛に打ち取り、ホッと息をついた。 3日の広島戦(横浜)では3点リードの九回に登板して3失点。5日の同戦では5-5の延長十回に登板し、1失点で4敗目を喫した。特に本拠地では3試合連続の計9失点。ラミレス監督は、起用法の再検討を示唆していた。 苦しむ守護神に連動し、チームも厳しい状況に立たされていた。「監督に、そう感じさせるのは僕自身に不安要素があるということ。現状を打破して、イチから信頼を取り戻していきたい」と山崎。まずは敵地で、失地回復の結果を残した。 チームは週の始まりとなる火曜日の連敗も9で止めた。「ここから連勝していきたいね」とラミレス監督。鉄は打たれて剣となる。5月29日の楽天戦(横浜)以来となる"火曜日勝利"で勢いをつけ、守護神も、チームもV字回復を目指す。 (佐藤春佳)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
広島 | 56 | 37 | 1 | 0.602 (↑0.004) | 0 (-) | 49 | 485 (+6) | 413 (+2) | 122 (+1) | 54 (-) | 0.265 (↑0.001) | 4.04 (↑0.03) |
2 (-) |
巨人 | 49 | 51 | 1 | 0.49 (↓0.005) | 10.5 (↓1) | 42 | 451 (+4) | 409 (+7) | 100 (+3) | 47 (-) | 0.259 (↓0.001) | 3.87 (↓0.03) |
3 (-) |
ヤクルト | 44 | 49 | 1 | 0.473 (↓0.005) | 12 (↓1) | 49 | 426 (+1) | 459 (+4) | 90 (-) | 54 (-) | 0.265 (-) | 4.41 (-) |
4 (-) |
阪神 | 42 | 47 | 1 | 0.472 (↑0.006) | 12 (-) | 53 | 358 (+7) | 401 (+4) | 54 (+1) | 46 (-) | 0.246 (↓0.001) | 4.01 (-) |
5 (-) |
中日 | 43 | 51 | 2 | 0.457 (↑0.003) | 13.5 (-) | 47 | 375 (-27) | 433 (-9) | 112 (+48) | 57 (+9) | 0.247 (↓0.014) | 4.16 (↑0.2) |
6 (-) |
DeNA | 44 | 54 | 1 | 0.449 (↓0.003) | 14.5 (↓1) | 44 | 404 (+33) | 448 (+16) | 64 (-47) | 49 (-8) | 0.261 (↑0.014) | 4.38 (↓0.19) |
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