西武(☆7対4★)日本ハム =リーグ戦14回戦・メットライフ=
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日ハム
04000 0000 491
西武
13003 000× 771
勝利投手:榎田 大樹(8勝2敗0S)
(セーブ:ヒース(3勝0敗2S))
敗戦投手:高梨 裕稔(5勝6敗0S)
  DAZN
◆西武は3点ビハインドの2回裏、中村の3ランで同点とする。そのまま迎えた5回には、2死一二塁から外崎の3ランが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・榎田が5回4失点で今季8勝目。敗れた日本ハムは、先発・高梨が7失点と試合をつくれなかった。

◆ゲームスポンサーをマルコメ株式会社が務めた。同社のイメージキャラクター「マルコメ君」が試合前、西武ベンチを訪問。辻発彦監督に「85勝で優勝目指しましょう!」と、メッセージを送った。  この日は、8月5日。背番号85の辻監督にちなんだ企画が実施された。同社は、8月5日を「発酵の日」としており、マルコメ君も背番号85のユニホームを着用した。  西武は前日までで55勝。50試合を残している。辻監督は「いいね。30勝20敗だね」と応じていた。

◆8月5日の日付から、背番号85の西武辻発彦監督にまわつわる企画が複数、実施された。  その1つとして「プロ野球人形 イレコミ君」の辻監督バージョンが、製造元であるタカラトミーの協力のもと、作成され、試合前に同監督に贈呈された。  贈呈者は、球団OBのオレステス・デストラーデ氏が務めた。久しぶりの再会に、両者は肩を抱き合った。

◆日本ハム先発の高梨裕稔投手(27)が、5回7失点で降板した。「こういうピッチングになってしまって、本当にチームに申し訳ないです」。  6被安打のうち、3ラン2発が痛かった。3点リードの2回は中村に同点14号3ランを献上。5回は外崎に左中間へ勝ち越し14号3ランを打たれた。ともに、安打→四球→本塁打という悪循環で失点した。「リリーフ陣にも迷惑をかけてしまったし、点を取ってくれた野手の方にも申し訳ないです」とコメントした。

◆日本ハムのオズワルド・アルシア外野手(27)が1点を追う2回、2試合連続アーチとなる11号2ランを放った。  西武の先発榎田から8球粘って右翼席中段へ運んだ。「彼(榎田)のボールは外に流れていくので、最初は左方向へ打ち返すことを意識していた。ホームランの直前の2球で少し振り遅れていたので、少しポイントを前にしたら、いい形で打てた。(一時)逆転はしたけれど、試合はここから。これからの打席もヒットでも何でもいいので、しっかりと出塁してチームに貢献していきたい」と、コメントした。  その後、中島のスクイズと相手失策で2点を加えた。アルシアの2ランを含めて4得点で逆転に成功したが、その裏に先発高梨が西武中村に14号3ランを被弾。序盤から打ち合いとなった。

◆西武OBのオレステス・デストラーデ氏(56)が来場し、試合前にホームランチャレンジに臨んだ。  打撃投手はメヒアが務めた。5球スイングしたが、ゴロと空振りが続いた。おまけの1スイングで、6球目はライナーでレフト方向へ。フェンスオーバーはしなかったが、ファンを沸かせた。  西武球団40周年事業のゲストで来場。同氏が活躍した90年代前半のユニホームで登場した。「メヒアは、僕がおじいちゃんだと思って、ゆっくりしたボールしか投げなかったからね。あれじゃ、ホームランは難しいよ。まあ、それは冗談。このユニホームでファンの前に立つことができた。うれしいよ」と笑顔で話した。  10年ぶり優勝を目指すチームへのエールを求められると「頑張って欲しい。工藤公康のチームに勝ってほしいと、辻監督にも言ったんだ」と、当時のチームメートだったソフトバンク工藤監督の名前を出して、盛り上げた。

◆首位西武が逆転勝ちした。2位日本ハムとの3連戦を2勝1敗で勝ち越し、ゲーム差を3・5に広げた。  高梨からの3ラン2発で打ち勝った。1-4の2回、中村剛也内野手が左中間へ14号同点3ラン。5回には、外崎修汰内野手が左越えに14号勝ち越し3ラン。  中村の3ランについて、辻発彦監督は「試合の流れから言って、またいけるという気持ちにさせてくれた。勇気の出るホームランだった。他の打席でも、ボールを見極めながら振っている。この1週間、暑いメットライフドームでスイングの速さがある。見事なホームランだった」と褒めちぎった。  外崎の3ランについては「何かやってくれそうな感じはあった。(初球を打ち)1球目から振れる球を振るという気持ちが、ホームランを生んだと思う」と評価した。  日本ハム3連戦に勝ち越したことには「戦前は3連敗はしないよう、1つでも勝てばという気持ちだった。もちろん、1試合1試合では全部勝つつもりだったが、2勝できたのはうれしい」と話した。

◆西武は榎田、日本ハムは高梨が先発した。西武は一回、先頭の秋山が左越え三塁打を放ち、一死後、浅村の中犠飛で1点を先制した。  日本ハムは二回、先頭の中田が左前打。一死後、アルシアが右越え11号2ランを放った。さらに二、三塁とし、中島のスクイズ(記録は投前犠打野選)と捕手の送球エラーで2者生還。この回4点を奪って逆転した。

◆西武が球団を所有して40年となることを記念し、1990年から3年連続で本塁打王に輝いたデストラーデ氏が招待され、試合前に「ホームランチャレンジ」を行った。6スイングで柵越えゼロに終わったが、大声援を浴び「一生、西武ファミリー。リスペクトされているのを感じてうれしい」と笑顔だった。  10年ぶりの優勝を目指すチームには「ファイトして、努力すれば結果は残る」とエールを送った。

◆西武は二回、先頭の森が右前打、続く外崎が四球で無死一、二塁とし、中村の14号3ランで同点に追いついた。西武は五回、二死から山川が左前打、森が四球で一、二塁とし、外崎の14号3ランで3点を勝ち越した。

◆日本ハムのアルシアが2試合連発の11号2ランを放った。0-1の二回1死一塁で、榎田の内角球をうまくさばいて右翼席へたたき込み「少し振り遅れていたので、少しポイントを前にしたらいい形で打てた」と手応えを口にした。  これで5試合連続安打。前日4日に7月16日以来の一発を放って来日1年目で2桁本塁打に到達し、調子を上げてきた。

◆日本ハムは西武との首位攻防3連戦を1勝2敗で終えた。0-1の二回に4点を挙げて逆転したが、その裏に高梨が粘れず追い付かれると打線は三回以降は無得点に終わった。  5併殺を喫するなど拙攻を繰り返した。西武とのゲーム差は3・5に広がり、栗山監督は「監督の頭が機能していなかった。勝たせてあげられなかった。ごめんなさい」と険しい表情で話した。

◆西武の中村が2試合連発となる同点の14号3ランを放った。1-4の二回無死一、二塁で甘く入った速球を左中間席へ。失策が絡んで4点を失ったその裏の一発に「すぐにいい感じで追い付けたのは良かった」と笑顔を見せ、辻監督も「勇気の出る本塁打だった」と絶賛した。  後半戦に入って早くも9本目と過去6度の本塁打王に輝いた本領を発揮し始めた。「前半戦、全然打ってなかったので、もっと打ちたい」と力強く言った。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
563710.602
(↑0.004)
0
(-)
49529
(+7)
451
(+4)
126
(+2)
97
(-)
0.275
(↓0.001)
4.46
(↑0.02)
2
(-)
日ハム
534110.564
(↓0.006)
3.5
(↓1)
48428
(+4)
379
(+7)
107
(+1)
63
(-)
0.251
(-)
3.63
(↓0.04)
3
(-)
ロッテ
454630.495
(↓0.005)
10
(↓1)
49376
(+2)
394
(+4)
47
(-)
91
(+1)
0.256
(-)
3.84
(-)
4
(-)
福岡
454710.489
(↓0.006)
10.5
(↓1)
50416
(+4)
417
(+6)
131
(+2)
59
(-)
0.258
(↑0.001)
4.3
(↓0.02)
5
(-)
ORIX
445040.468
(↑0.006)
12.5
(-)
45365
(+6)
382
(+4)
76
(+1)
67
(+2)
0.24
(-)
3.66
(↑0.01)
6
(-)
楽天
425310.442
(↑0.006)
15
(-)
47354
(+4)
381
(+2)
91
(+2)
48
(-)
0.243
(↑0.001)
3.71
(↑0.02)