ORIX(★2対3☆)楽天 =リーグ戦17回戦・大阪ドーム=
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楽天
00000 1002 370
ORIX
00020 0000 261
勝利投手:松井 裕樹(4勝6敗2S)
(セーブ:ハーマン(2勝1敗14S))
敗戦投手:増井 浩俊(1勝3敗23S)
  DAZN https://baseball.yahoo.co.jp/npb/game/2018080204/top ---- プロ野球 - 2018年8月2日 オリックスvs.楽天 - スポーツナビ ---- 楽天が逆転勝ちで3連勝。楽天は1点を追う9回表、田中が適時三塁打を放ち、試合を振り出しに戻す。なおも続く2死三塁の好機から茂木の適時打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、3番手・松井が今季4勝目。敗れたオリックスは、守護神・増井が誤算だった。
◆元中日投手で通算219勝を誇るレジェンド山本昌氏(52=野球評論家)が始球式に登板した。  左打席の楽天田中に対して高め直球をズバッと投げ込んだ山本氏は「左バッターだったんでぶつけないように。試合に迷惑掛けないようにと思って投げました。京セラドームのマウンドが好きだったんで、ああこんな感じだったと思って」と笑顔で話した。  同氏は人気プロ野球ゲーム「ファミスタ」最新作でこの日発売された「プロ野球ファミスタ エボリューション」でオリジナルチーム「ナムコスターズ」の新監督を務める。  この日は同チームの赤色のユニホームで登場。「ファミスタと言えば野球ゲームの王道。ぜひ、みなさんにプレーしてほしい」とアピールしていた。  山本昌氏は、1986年(昭61)に初代が発売された「ファミスタ」シリーズの中に「やまもも」の名で登場する。15年に現役を引退したが、17年1月に「ファミスタ」シリーズ30周年記念イベントに出席し、ナムコスターズに入団して"現役復帰"したことも話題となった。

◆DeNAからトレードで入団したオリックス白崎浩之内野手が移籍後初タイムリーを放った。  6番三塁で出場し、4回2死満塁から楽天美馬の外角球を右前にはじく先制の2点適時打。「どんな形でも、どんな当たりでもいいから、とにかくランナーをかえしたいという気持ちでした」と振り返った。

◆最下位楽天が5位オリックスに逆転勝ちを収め、1・5ゲーム差に迫った。同一カード全て逆転勝利という華麗な3連勝。後半戦が始まり、14戦で12勝2敗。驚くべきは、そのうち8勝が逆転での白星と、土壇場に強さを示す。平石監督代行も「本当に見事というか、根性ですね」とナインの活躍に最敬礼だった。  まさに、最後の最後だった。1点を追う9回2死二塁。前日1日に左右両打席でアーチをマークした田中が、右翼線へ適時三塁打を放ち同点とした。楽天ベンチは一気に盛り上がり、次打者の茂木も続いた。決勝の適時打をセンター前にはじき返し、悲鳴に近い歓喜の声がベンチから響き渡った。茂木は「どの打順からも得点が入るイメージがあるし、負けていても、何か起こる気がする」と、言葉通りにミラクルを体現させてみせた。  逆転の楽天だ。一時は「20」まで膨れあがった借金もついに「10」とした。今日3日は本拠地・楽天生命パークに戻り、4位ロッテとの3連戦。平石監督代行は「我々にとって、2つ勝つか、3つ勝つかは大きな違い。目の前の試合に勝つことだけを考えてやっていきたい」と、一戦必勝で勝ちに行く。【栗田尚樹】

◆オリックスは3試合連続の終盤逆転負けで今季ワーストの借金7となった。  1点リードの9回に守護神増井が登板。2死二塁から田中に右翼線へ適時三塁打を許すと、続く茂木に勝ち越しの中前適時打を浴びた。後半戦に入って3敗目と救援失敗が目立つ増井だが、福良監督は「増井ですから。うちの抑えですから」と責めることはなかった。最下位楽天には1・5ゲーム差に迫られた。

◆DeNAとの交換トレードでオリックスに移籍した白崎浩之内野手(27)が2日、楽天戦(京セラ)で移籍後初タイムリーを放った。0-0の四回二死満塁で、楽天の美馬が投じた外角145キロの直球を右前へ。2者が生還し、加入後23打席目で待望の適時打をマークした。  白崎は7月9日にオリックス、DeNA両球団から発表された、オリックスから伊藤光捕手(29)、赤間謙投手(27)、DeNAから白崎、高城俊人捕手(25)とのトレードでオリックスに加入していた。

◆オリックスの白崎が移籍後初の適時打で均衡を破った。四回、安打と2四死球で二死満塁となって打席へ。美馬の外角の145キロを逆らわずに右前にはじき返し、2者を迎え入れた。  7月にDeNAからトレードで加入した27歳の内野手。4試合ぶりの先発起用に応え、7月25日の西武戦以来の打点を記録し「どんな形でも、どんな当たりでもいいから、とにかく走者をかえしたいという気持ちだった」と話した。

◆西武が快勝。今井が速球を軸に攻め、7回2失点で2勝目を挙げた。打線は1点を追う二回に外崎の13号2ランと中村の12号ソロなど打者一巡の猛攻で7点を奪った。ソフトバンクは石川が甘い球を打たれ、二回途中7失点と崩れた。

◆右肘の炎症のため出場選手登録を外れていた楽天の美馬が復帰登板し、5回2失点だった。立ち上がりから内外角を制球良く攻め、テンポよく打ち取った。四回に2四死球と2安打で2点を奪われたものの、先発として最低限の役割は果たし「感覚良く投げられていた」と振り返った。  ただ、「試合になると張りはちょっと強くなった」といい、72球で降板。まだ万全な状態とはいかないようだ。 藤田(六回に適時打) 「得点圏のチャンスをつくってくれたので、いいところで1本打つことができて良かった」

◆オリックスは増井がリードを守れず、3試合連続の逆転負け。2-1で九回に登板、二死二塁までこぎつけたが、田中に右翼線への同点三塁打を許し、続く茂木には勝ち越しの中前打を浴びた。信頼を裏切る投球となった守護神は「全力を尽くした結果なので」と声を落とした。  福良監督は「うちの抑えですから。やられることもある」と救援失敗を責めることはしなかった。ただ、後半戦に入ってチームは3勝12敗と負けが込み、借金は今季最多の7に膨らんだ。 ディクソン(6回1失点) 「毎回のように走者を背負ってピンチを招いてしまったけど、何とか長打を打たれなかった分、最少失点でしのげたと思う」 吉田雄(五回に中前へプロ初安打) 「うれしいよりほっとした。打てないんじゃないかと思う時期もあって、5年かかってやっと打てたという感じ」

◆オリックス・吉田雄人外野手(23)が2日、楽天戦(京セラ)でプロ初安打をマークした。  2-0の五回に一死から楽天先発・美馬のシュートをとらえ、中前打。高卒5年目にして待望の「H」ランプを灯した。  「うれしかったというより、ホッとしました。1打席目が終わって、福良監督から『当て逃げみたいになっちゃっているからもっと大胆にいけ』と言われて、それだけを意識していました。打席のなかでも振れていて、ボールも見れていてよかった」  指揮官の助言を生かした見事な一打。「打てないんじゃないかな、と思う時期もあって、もう5年目になった」と苦悩ぶりを明かしつつ、「次は戦力になれるようにしたい」と力を込めた。

◆すべて逆転で3連勝。この日は九回二死二塁からひっくり返し、平石監督代行は「根性ありますね。すごいと思う」と選手をたたえた。後半戦は終盤の集中力が際立つ。決勝適時打の茂木が「どの打順でも点が入りそうな雰囲気がある」と言えば、同点三塁打の田中も「ベンチにいて、負けている雰囲気が一切ない」。前半戦終了時に20あった借金は、半分の10に減った。

◆DeNAから加入した白崎が移籍後初タイムリー。0-0の四回二死満塁で右前へ2点打を放った。加入後23打席目で待望の今季初適時打。「先制のチャンスでしたし、伏見がああいう形(死球)でつないだ打席だったので、どんな形でもどんな当たりでもいいから、とにかく走者をかえしたいという気持ちでした」と振り返った。福良監督も「いいタイミングで打ってくれた」と評価した。

◆楽天・茂木の打球は、無情にも中前で弾んだ。盛り上がる三塁ベンチ。オリックス・増井は、唇を噛みしめた。守護神が救援失敗。3試合連続で勝ちパターンの投手が打たれ、3試合連続の逆転負け。自慢の勝利の方程式でも勝てない。福良監督は憔悴しきった様子で会見場に姿を見せた。  「増井でやられたら仕方がない。うちの抑えですから。やられることもある」  悲劇は2-1の九回だった。一死からペゲーロにストレートの四球。球場に嫌な空気が漂うと、暴投もからんで一死二塁に。代打・岡島は空振り三振に斬ったが、田中に右越えの同点三塁打。続く茂木には勝ち越し打を浴びた。  1回を2失点で今季3敗目。DeNAからのトレードで加入した白崎の移籍後初タイムリーで2点を先行。七回の岩本、八回の山岡の新セットアッパーで1点リードでしのぎ、つないだバトンを、守護神が勝利に結びつけられなかった。  「ボールの強さはあったと思うけど...。全力を尽くした結果なんで...」  右腕は前を向いたが、打線も再三の好機で追加点が奪えず、今季6度目の同一カード3連敗。初戦、2戦目はセットアッパーの吉田一で、この日は増井で負けた。借金は今季ワーストの「7」。前半戦の躍進劇の立役者だった必勝リレーに、ほころびが生じ始めた。  梨田監督が辞任した6月16日時点で「11・5」あった楽天とのゲーム差は、気がつけば1・5。尻に火は付いた。これ以上、負けられない。  指揮官が「またあしたからやってもらうしかない」と奮起を求めたように、いまこそオリックスナインの底力を見せてほしい。 (西垣戸理大)
★楽天戦3戦連続逆転負けVTR  7月31日の初戦は4-2の八回に登板した吉田一が1死も取れず、0/3回4失点で今季3敗目。福良監督は「(吉田)一将や増井でいかれたら仕方ない」とかばったが、右腕は「全体的にボールが高かった」と反省した。  前日1日の2戦目は2-1の八回に近藤が田中に同点弾を浴び、延長戦に突入。延長十二回に登板した7番手の吉田一が2点を失い、2日連続の黒星で今季4敗目。試合後、2軍で調整することが決まった。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
543610.6
(↑0.004)
0
(-)
52515
(+10)
438
(+2)
123
(+2)
97
(+1)
0.276
(↑0.001)
4.48
(↑0.04)
2
(-)
日ハム
523910.571
(-)
2.5
(↓0.5)
51415
(-)
365
(-)
103
(-)
59
(-)
0.25
(-)
3.6
(-)
3
(-)
福岡
444510.494
(↓0.006)
9.5
(↓1)
53405
(+2)
405
(+10)
128
(-)
56
(-)
0.257
(↓0.001)
4.33
(↓0.07)
4
(-)
ロッテ
434530.489
(-)
10
(↓0.5)
52369
(-)
389
(-)
46
(-)
90
(-)
0.257
(-)
3.92
(-)
5
(-)
ORIX
424940.462
(↓0.005)
12.5
(↓1)
48353
(+2)
371
(+3)
73
(-)
64
(-)
0.24
(↓0.001)
3.68
(↑0.01)
6
(-)
楽天
415110.446
(↑0.006)
14
(-)
50349
(+3)
374
(+2)
89
(-)
48
(+1)
0.244
(-)
3.77
(↑0.02)