DeNA(★2対3☆)巨人 =リーグ戦17回戦・横浜スタジアム=
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巨人
10010 1000 3100
DeNA
00000 2000 230
勝利投手:メルセデス(3勝0敗0S)
敗戦投手:ウィーランド(4勝7敗0S)
  DAZN
◆巨人が3連勝。巨人は初回、マギーの適時二塁打で幸先良く先制する。その後は、4回表に長野が適時打を放つと、6回には亀井のソロが飛び出しリードを広げた。投げては、先発・メルセデスが9回2失点の完投で今季3勝目。敗れたDeNAは、打線が3安打と振るわなかった。

◆巨人クリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(24)のデビュー以来の連続イニング無失点記録が25回で止まった。  試合前までデビューから3戦にわたり、20イニング連続無失点で記録更新へマウンドへ立った。制球力とテンポの良さで、着々とアウトを積み重ね、無失点に加え、5回まで無安打投球を展開。6回も先頭のウィーランドを抑えたが、柴田に高めに浮いたところを左前へ運ばれ、初安打を許した。さらに桑原に内角への145キロ直球を狙われ、左翼席に1発を浴び、初の失点を味わった。デビューからの連続イニング無失点記録となる63年阪神中井の31回に届かなかった。

◆DeNAが巨人戦3連戦3連敗を喫した。  前日までの大量失点とは打って変わって、ロースコアゲームの展開も、あと1点が奪えず逃げ切られた。年に1度の大イベント「STAR NIGHT 2018」で、ファンで埋め尽くした本拠地で、勝利を挙げることはできなかった。  アレックス・ラミレス監督は「スイングし続けるだけ。1度勢いがつけば、勝つことができる。何も変えることはない。タフな状況はこの2年で経験している。どう克服していくか。苦しい時期があったから、いい時期がある。8月は必ずいい月になる」と、前向きに話した。

◆巨人が4カードぶりの同一カード3連勝をもぎ取った。先発のクリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(24)が9回2失点で来日初完投で無傷の3勝目をマーク。  ここまでデビューから3試合にわたり続いていた連続無失点を続けてきたが、6回1死二塁から桑原に2ランを許し、25イニングでストップした。  それでも後続を打ち取り、最後まで1人で投げきった。「いつも通り低め、緩急を使って投げていこうと心掛けた。すごく暑かったけど、イニング間に水分補給をしてパワーを蓄えた」と熱帯夜で輝いた。  斎藤雅樹投手総合コーチも手放しで褒めたたえた。「(9回のマウンドは)何も迷うことはなかった。どんどん攻めにいっているのが素晴らしい。(初失点後も)精神的な強さ、切替えの早さを持っている。いいピッチングをしてくれた」と評価した。

◆点を失っても、自信は失わなかった。巨人メルセデスが人生初の完投勝利を挙げた。初安打を許した直後の6回1死一塁。DeNA桑原に内角直球を左翼席へ運ばれた。デビューからの連続無失点が25イニングで途切れ、1点差。しかし「内角を狙われた。バッターがうまく打った」と意に介さない。続くソトを空振り三振、ロペスはチェンジアップで三ゴロに仕留めた。  カウントも、気持ちも常に優位だった。9回まで打者30人に3ボールは3度だけ。2時間23分で試合を片付け「制球を意識した練習が身になった。高さだけを気をつけて投げられている」と、簡単にストライクを取れる自信がテンポを上げた。幼少期は母国ドミニカ共和国でソフトボールに熱中。登録は左投げ両打ちながら「全部のポジションを守った。右でも投げられるんだよ」と両投げの器用さが、ボールを操る技術につながった。  1発以外は得点を許さず、3安打2失点で1人で投げきった。「人生で初めてなので、うれしい」と胸を張った。育成出身でデビューから先発3連勝は09年巨人オビスポに並び、プロ野球史上最多タイ。助っ人が出世街道をひた走る。【島根純】

◆巨人メルセデスが来日初完投で3勝目。巨人の外国人投手の完投勝利は16年マイコラス以来だが、左腕では05年8月24日マレン以来、13年ぶり。  6回に2失点し、来日初登板から続いていた無失点は25回でストップ。日本人投手のデビューからの連続無失点記録には63年中井(阪神)の31回があるが、これまで外国人投手の来日初登板からの連続無失点は00年バンチ(中日)の21回2/3が最長。メルセデスの25回はバンチを抜いて新記録となった。

◆DeNAが貧打に泣き、本拠地横浜で屈辱的な3連敗を喫した。5回まで無安打。3点を追う6回に、桑原が7号2ランで1点差に詰め寄った。それでも勢いは生まれず、3安打2得点で3連敗。ラミレス監督は「ラインアップを見ればいい打線。すごく強力なのにこういう結果に終わってしまった」。借金は今季ワースト更新する8。順位は下位3チームがゲーム差なしで並ぶ5位に転落した。  横浜開催の巨人3連戦3連敗は、12年8月以来6年ぶりとなった。ラミレス体制では初めてとなる不名誉だ。攻撃は3戦合計わずか3得点にとどまり、守備では3試合連続2桁被安打。どちらも精彩を欠いた。  この日は先発ウィーランドが8安打を浴びながらも7回3失点と試合をつくったが、打線が援護できなかった。それでも同監督は「タフな状況はこの2年で経験している。ここをどう克服するか。8月は必ずいい月になる」と、ただ前を向いた。

◆巨人の亀井が2試合連続の11号ソロを放った。2-0の六回にウィーランドの速球を右中間席中段へ運び「しっかり芯で捉えられた。一振りで仕留めることができて良かった」と喜んだ。  四回には1死一塁から右前打で一、三塁として好機を広げ、長野の適時打につなげていた。好調の5番打者が巧打あり、長打ありの活躍で打線を引っ張った。

◆巨人のクリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(24)が2日、DeNA17回戦(横浜)に先発。六回一死一塁から、桑原に左越え2ランを浴びた。  記録が途絶えた。7月10日のヤクルト戦で初登板してから、試合前まで20イニング連続無失点と、1963年に阪神・中井が記録した31イニング連続無失点の記録に近づいていた。五回まではDeNA打線に1安打も許さない投球を披露。だが、六回一死から柴田にこの日初安打となる、左前打を浴びると、続く桑原に被弾した。  これで、連続イニング無失点は「25」でストップ。だが、後続はしっかりと抑え、追加点を許さなかった。

◆巨人がDeNA相手3連勝。先発のクリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(24)が9回3安打2失点で完投し、今季3勝目(無敗)を挙げた。球数は111で1四死球。五回までパーフェクト投球。六回に桑原に2ランを浴びて連続無失点は25イニングで途切れたが、一人で投げ切った。打っては亀井が11号ソロを放つなどメルセデスを援護した。  酷暑のハマスタでのナイター。DeNAはウィーランドが先発。巨人は一回、一死二塁でマギーが左中間適時二塁打を放ち、1点を先制した。さらに四回一死一三塁、長野の右前適時打で2-0とした。六回は一死で、亀井が右越え11号ソロを放ち追加点を加えた。  メルセデスは五回まで無安打に抑えていたが、六回一死から柴田に左前打を許すと、一死一塁で続く桑原に左翼ポール際へ7号2ランを浴び、3-2とされたが、粘りのピッチングで来日初完投勝利を挙げた。

◆DeNAは2日、巨人に2-3で敗れ、本拠地で同一カード3連敗を喫し、借金は今季ワーストの「8」となった。  打線は巨人の先発、メルセデスの前に凡打を積み重ね、六回一死まで無安打。柴田の左前打で、この試合の初安打が飛び出すと、続く桑原が左越えの7号2ランを放ち、1点差まで迫ったが、追撃はここまでだった。  巨人3連戦は初戦で内海に完封を許すなど、3試合の合計で3得点。相手投手の好投もあったが、打線の元気のなさが心配だ。それでもラミレス監督は「スイングし続けることが大事。一度(打線に)勢いがつけば、必ず勝ち続けることができる。何も変える必要はない」と、テコ入れなどはせずに、流れが好転するまで"我慢"の姿勢を貫く。  「うちの打線のラインアップは強力です。決して悪くない」と選手への信頼は揺るがない。「いつも言っているが、どう始めるかではなく、どう終わるかが大事。8月はこういう始まりとなったが、必ず、いい月で終わります」と強い口調で語った。

◆巨人が3連勝。先発のクリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(24)が9回3安打2失点で完投し、今季3勝目(無敗)を挙げた。球数は111で1四死球。五回までパーフェクト投球。六回に桑原に2ランを浴びて連続無失点は25イニングで途切れたが、一人で投げ切った。来日初完投勝利を挙げ、チームを3連勝に導いた。メルセデスはヒーローインタビューで胸を張った。  --111球での来日初完投  「いつも通り低めに投げることを心がけて、緩急を使って投げてそれがいい結果につながりました」  --今日は風もなく蒸し暑かったが  「非常に暑かったんでイニングごとに水分補給しながらパワーを蓄えてました」  --初登板から3連勝  「この結果は非常に嬉しく思います。いつも激しく練習してたので、それがいい結果につながっているのかなと思います」  --ファームでの経験もある。日本の野球をどのように学んで生かそうと考えているか  「去年はずっと2軍にいまして、自分の課題、特にコントロールというものを克服するために日々練習してきました。今その課題が徐々に克服できて、今このような結果につながっているのかなと思います」  --ファンへのアピールを  「一所懸命やっていくところを見ていってほしいと思います。いつも応援してくれるので、ほんとに感謝の気持ちでいっぱいです」

◆DeNAはメルセデスに3安打2得点に抑えられ、3連敗を喫した。ストライク先行で攻めてくる相手に積極的に打って出たが、凡打の山を築いた。結果として淡泊な攻撃となり、ラミレス監督は「直球も良かったし、インサイドに投げられた。ストライクを打てなかった。対応がかみ合わなかった」と脱帽した。  この3連戦は打線が0点、1点、2点と抑え込まれた。それでも「うちのラインアップを見ても強力な打線。勢いがつけば、勝ち続けることができる」と前向きに話した。 ウィーランド(7回3失点で7敗目) 「追い込んでから安打を許してしまったことは反省点。チェンジアップがコントロールできていなかった」 桑原(六回にメルセデスの連続無失点を25イニングで止める2ラン) 「柴田がチーム初安打を打って、いい流れをつくってくれたおかげ」

◆2点リードの六回に亀井が2試合連発となる11号ソロを放った。ウィーランドが投じた147キロの直球を右中間スタンド中段まで運び、「完璧だった。しっかり芯でとらえられた。一振りで仕留めることができてよかった」と汗をぬぐった。坂本勇ら主力が離脱する中で14年目のベテランが打線を支えている。

◆六回一死から柴田がチーム初安打となる左前打で出塁し、続く桑原が左越えに7号2ランを放つも1点差で惜敗。3連敗で5位に転落し、借金は今季ワーストの「8」まで膨らんだ。3戦合計3得点の内容にラミレス監督は「一度勢いがつけば、必ず勝ち続けることができる。何も変えることはない」と我慢を強調した。

◆セ・リーグ2位の巨人は2日、DeNA17回戦(横浜)に3-2で勝利し、3連勝。先発のクリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(24)が9回111球を投げ3安打2失点で来日初完投。3勝目(0敗)を挙げた。  「チームがこういう状況だけど、僕はいつも通り9回を投げることを意識したよ」  抜群の制球力が武器だ。序盤から最速149キロの直球とスライダー、チェンジアップを両サイドに制球した。初登板となった7月10日のヤクルト戦(神宮)から29回を投げ、四球はわずかに3個。巧みなコーナーワークで凡打の山を築いた。  「打たれたことは過ぎ去ったこと。いかに冷静に投げ続けられるかということを考えていた」  1安打も許さずに迎えた六回。一死後、柴田に左前打を許し、続く桑原に左越え2ランを浴びた。デビューから続いていた連続イニング無失点は「25」でストップしたが、冷静にギアチェンジ。3安打で人生初の完投勝利を挙げた。  幼少期から走り続けてきた。「持久力系は得意だったよ」。故郷・ドミニカ共和国で、毎日友人たちと駆けっこなどをして遊んだ。さらに「日本に来て、メニューを増やしてもらって持久力がさらについた」と努力して蓄えてきたエンジンで、最後まで投げきった。  序盤からアクセル全開でチームを3連勝に導いた。これからもチームのために走り続ける。(赤尾裕希)
メルセデスについて巨人・高橋監督 「昇格してからいいピッチングが続いている。失点後もずるずるいかずに立て直した」 メルセデスと4試合連続でバッテリーを組んだ巨人・宇佐見 「いつも真っすぐがいいところにくる。楽しみながら、気持ちよく投げられている」 斎藤投手総合コーチ 「何も言うことはない。最初からどんどん攻めていっているのは素晴らしい。精神的にも強さを持っている」 ★仲良しな2人  同郷のチームメートが、メルセデスに力をくれた。六回に2点を失った後、同じドミニカ共和国出身のマルティネスが「一回から投げていた、いいリズムで投げればいい」と声をかけてくれた。同時期に入団し、私生活でも食事を共にする仲良しな2人。育成から支配下登録を勝ち取ったという同じ境遇の仲間の優しさに「いいときも悪いときも、彼らに助けられている。僕も助けたいと思う」と口にした。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
533610.596
(↓0.006)
0
(-)
53463
(+4)
397
(+10)
115
(+1)
54
(-)
0.262
(-)
4.06
(↓0.07)
2
(-)
巨人
474910.49
(↑0.006)
9.5
(↑1)
46436
(+3)
394
(+2)
94
(+1)
47
(-)
0.26
(-)
3.89
(↑0.02)
3
(-)
ヤクルト
444610.489
(↑0.006)
9.5
(↑1)
52415
(+10)
442
(+4)
88
(+3)
54
(+3)
0.265
(↑0.001)
4.37
(-)
4
(↑1)
中日
435110.457
(-)
12.5
(↑0.5)
48394
(-)
431
(-)
64
(-)
47
(-)
0.261
(-)
4.38
(-)
5
(↓1)
DeNA
414920.456
(↓0.005)
12.5
(-)
51357
(+2)
416
(+3)
109
(+1)
55
(-)
0.245
(↓0.002)
4.17
(↑0.01)
6
(-)
阪神
394710.453
(-)
12.5
(↑0.5)
56338
(-)
387
(-)
52
(-)
45
(-)
0.245
(-)
3.99
(-)