ロッテ(☆2対1★)ORIX =リーグ戦16回戦・マリンスタジアム=
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ORIX
00001 0000 161
ロッテ
00000 020× 260
勝利投手:ボルシンガー(12勝1敗0S)
(セーブ:益田 直也(2勝4敗1S))
敗戦投手:山岡 泰輔(2勝9敗0S)
  DAZN
◆ロッテが接戦を制した。ロッテは1点ビハインドで迎えた7回裏、1死二三塁の好機をつくると、田村の適時打が飛び出し、逆転に成功する。投げては、先発・ボルシンガーが8回6安打1失点の快投で今季12勝目。敗れたオリックスは、打線がつながりを欠いた。

◆ロッテのボルシンガーが投げた試合でよく打つのが角中勝也外野手(31)。ボルシンガー登板時の角中は30打数15安打、2本塁打、14打点、打率5割をマーク。ボルシンガー11勝のうち、5試合で決勝打を放って同投手を援護している。

◆オリックス吉田正尚外野手が先制の13号ソロを放った。5回、先頭で打席に立つと、ロッテ・ボルシンガーの6球目、内角直球をフルスイング。  右翼席上段に突き刺した。吉田正も「打った瞬間ですね。自分のスイングができました。とにかく先制できてよかったです」とコメント。手応えばっちりだった。

◆オリックス山岡泰輔投手が6回0/3を投げ4安打2失点で9敗目を喫した。6回まで無失点も、7回先頭から2連続四球で降板。2番手吉田一が田村に逆転の2点適時打を浴びた。  これで4月22日楽天戦で2勝目を挙げてから11戦連続で勝ち星なし。山岡は「難しいコンディションでしたが、うまくコントロールしながら投げることができたと思います。ただ、7回の2つのフォアボールですね。なんとか7回までは抑えたかったです」と振り返った。

◆ロッテが逆転勝ちで接戦を制し、2連勝で貯金1とした。  先発のマイク・ボルシンガー投手が8回を6安打1失点に抑え、自身11連勝で両リーグトップの12勝目。5回先頭でオリックス吉田正にソロ本塁打を被弾した以外は、安定感のある投球で9回の益田につないだ。  5月4日から登板11試合全勝と崩れない。シーズン11連勝は外国人では64年スタンカ(南海)15年マイコラス(巨人)に並ぶ最多記録となった。「自分の力だけじゃできない。チーム一体となって試合に臨んだ結果」と喜び、井口資仁監督は「キャンプから直球の球威も変化球の精度も上がっている。チームの中でこれだけ勝って、エースとしてローテーションを回っている投手。最後までこの調子でしっかり投げてほしい」と厚い信頼を寄せた。  打線は7回1死二、三塁から女房役の田村龍弘捕手が逆転の中前2点打を放った。

◆ロッテのマイク・ボルシンガー投手(30)が11連勝を飾った。キレのいい速球と、変化量の大きなカーブを武器にオリックス打線を8回6安打1失点に抑え、両リーグトップの12勝目をマーク。  11試合での11連勝は、球団では1985年(昭60)の村田兆治以来。来日1年目にして、大エースの記録に肩を並べた。  ▼ボルシンガーが5月4日日本ハム戦から11連勝で12勝目を挙げた。外国人投手のシーズン11連勝は、64年スタンカ(南海)15年マイコラス(巨人)に並ぶタイ記録だ。ボルシンガーは5月4日から登板した11試合にすべて白星。シーズンの連勝記録は13年田中(楽天)の24連勝だが、勝敗なしを挟まない連続登板勝利は03年斉藤和(ダイエー)13年田中の15戦15勝が最多。外国人投手の11戦11勝は初めてで、ロッテでは70年成田、85年村田に次いで3人目のタイ記録になる。

◆ロッテのマイク・ボルシンガー投手(30)が11連勝を飾った。キレのいい速球と、変化量の大きなカーブを武器にオリックス打線を8回6安打1失点に抑え、両リーグトップの12勝目をマーク。11試合での11連勝は、球団では1985年(昭60)の村田兆治以来。来日1年目にして、大エースの記録に肩を並べた。   ◇   ◇   ◇  来日1年目のボルシンガーは、開幕11連勝の記録を持つ球団OB、村田兆治氏を知らなかった。通訳から「マサカリ投法」のフォームについてレクチャーされると、想像してくすり。「インターネットでチェックしておくから、今度また『知ってる?』って聞いて」と、ここでも勤勉さをのぞかせた。なお村田氏は8月21日の西武戦(東京ドーム)で始球式に登板するため、調べなくてももうすぐ生で見られます。

◆ロッテのマイク・ボルシンガー投手(30)が11連勝を飾った。キレのいい速球と、変化量の大きなカーブを武器にオリックス打線を8回6安打1失点に抑え、両リーグトップの12勝目をマーク。11試合での11連勝は、球団では1985年(昭60)の村田兆治以来。来日1年目にして、大エースの記録に肩を並べた。  ファンに「ボル神ガー」と呼ばれるのも納得の勝ちっぷりだった。ロッテ・ボルシンガーは感慨深げに喜びをかみしめた。「自分の力だけじゃできない記録。チーム一体となって試合に臨んだ結果だよ」。5月4日から無傷の11連勝。64年スタンカ(南海)15年マイコラス(巨人)の外国人最多記録に並んだ。登板11試合で11勝は、ロッテでは85年の「サンデー兆治」こと村田兆治までさかのぼる。  強風でボール先行になり、4度先頭打者に安打されても、8回をソロ1発のみの最少失点に抑えた。「大丈夫。いつでもゴロを打たせられる武器がある」。持ち球のナックルカーブが心の余裕を生む。マウンドで焦ることはまずない。  日本流の調整で日本の夏に順応した。自宅のある米テキサスをも上回る湿度と猛暑には和食で。「日本のものでパワーをつけたい。ご飯は力になる」。白米に肉野菜炒めをのせ、魚も積極的に食べた。また元来の勤勉な性格に、日本野球はハマった。投げない日もノートを持参し、配球を研究。登板前日に球場でその日の試合映像を見た後、家でも前回の自身のオリックス戦登板を復習する。「日本に来て、初めてルーティンが確立できた。日々の準備、努力1つ1つが実を結んでいると実感する」。 12勝も防御率2・07もリーグトップ。既に球団オプションで来季残留の方針が固まっており、井口監督は「球威、精度ともに上がっている。『エース』としてローテーションを回ってくれている。このまま最後まで投げてほしい」と最大限の賛辞を贈った。 12勝中7勝がZOZOマリンで、本拠地登板は7戦全勝。ヒーローインタビューにももう慣れた。お立ち台に立つともらえる球団マスコット「マーくん」のぬいぐるみは自宅にたんまりある。「(6月末に生まれた)息子と奥さんと、たくさんのマーくんで家族写真を撮りたいね」。マーくんが家族の一員に思えてくるほどロッテになじんだ助っ人が、井口ロッテを中心で支える。【鎌田良美】
 ▼ボルシンガーが5月4日日本ハム戦から11連勝で12勝目を挙げた。外国人投手のシーズン11連勝は、64年スタンカ(南海)15年マイコラス(巨人)に並ぶタイ記録だ。ボルシンガーは5月4日から登板した11試合にすべて白星。シーズンの連勝記録は13年田中(楽天)の24連勝だが、勝敗なしを挟まない連続登板勝利は03年斉藤和(ダイエー)13年田中の15戦15勝が最多。外国人投手の11戦11勝は初めてで、ロッテでは70年成田、85年村田に次いで3人目のタイ記録になる。

◆オリックスはロッテに2連敗を喫した。  先発山岡が6回まで無失点も、7回先頭から2連続四球で降板。2番手吉田一が田村に逆転の2点適時打を浴びた。11戦勝ちなしで今季9敗目の山岡は「四球がもったいなかった」とガックリ。福良監督は「1点ではね。きついですね」と攻めきれない打線を嘆いた。ソフトバンクが敗れて同率3位は変わらないが、5位ロッテとはゲーム差なしとなった。

◆ロッテは接戦を制し、2連勝。先発したマイク・ボルシンガー投手(30)が8回6安打1失点の好投を見せ、自身の登板で11連勝。両リーグトップの12勝目(1敗)を挙げた。1点を追う七回に田村龍弘捕手(24)の2点打で逆転した。  ボルシンガーが投げれば、勝てる。助っ人の力投が勝利を手繰り寄せた。まだ暑い日差しが少し残る午後5時開始の試合でも、テンポ良い投球は変わらず。140キロ台中盤の真っすぐに変化球を織り交ぜ、丁寧なピッチングだった。五回に1点を失ったものの、力投を続け味方打線の援護を待った。  すると1点を追う七回に打線が奮起。連続四球と犠打で一死二、三塁とすると、女房役の田村が逆転の中前2点打を放ち、試合をひっくり返した。  勝ち投手の権利を得たボルシンガーは八回もマウンドへ。二死から走者を出したものの、続く大城を右飛に仕留めて降板。九回を益田が抑えて接戦をものにした。  試合後、ボルシンガーは「信じられないくらい興奮している。ここまでの活躍は田村の存在が大きい。素晴らしいリード、僕のいいところを引き出してくれる」と感謝。「個人的には長い試合じゃなくてテンポよくリズムのいい試合をしたいと思っている。きょうは野手に助けられながら粘っていいピッチングができた」と自身の投球を振り返った。「この球場の風は大好き。風を味方につけて、今後ともいいピッチングをしたい」と大歓声に応えた。

◆オリックスの吉田正が0-0の五回にソロを放った。フルカウントからボルシンガーの内寄りの速球を右翼席中段にたたき込み「打った瞬間でしたね。自分のスイングができた」とうなずいた。  プロ3年目で自己最多を更新する13本塁打となった。チームでただ一人、全試合出場を続ける若き左の大砲は「全部の面でタイトル争いするのが今年の目標。一本一本積み重ねていきたい」と気を引き締めた。

◆オリックスの山岡は七回途中2失点で9敗目を喫した。1-0の七回に先頭打者から連続四球を与えて降板。後続が逆転を許して黒星が付き「何とか七回までは抑えたかった」と悔やんだ。  2年目の今季は4月22日の楽天戦で2勝目を挙げて以降、前半戦中は10試合、白星から遠ざかった。「また一から」と臨んだ後半戦最初の登板でも勝利はならなかった。打線の援護に恵まれなかったが「こういうところで勝てないと」と責任を背負った。

◆ロッテの田村が攻守でチームを引っ張った。0-1の七回1死二、三塁で2番手の吉田一の落ちる球を中前へ運び、逆転の2点適時打とし「何とかバットに当てようとしただけ」と安堵の表情を浮かべた。  守備では変化球が浮き気味だったボルシンガーを粘り強くリード。12勝目を挙げた相棒とお立ち台に並び「本当にすごい投手」と褒めちぎった。

◆ ロッテは21日、オリックス16回戦(ZOZOマリン)に2-1で勝ち、2連勝で貯金を1とした。先発のマイク・ボルシンガー投手(30)は外国人投手タイとなる11連勝で、リーグを独走する12勝目を挙げた。  うだるような暑さも、抜群の安定感には影響しない。一回、二回と先頭打者を出しても「パニックにならず武器を使えばいいんだと、自分に言い聞かせた」とボルシンガー。カーブ、スライダーで打ち気をそらし、ピンチの芽を摘む。結局、五回に吉田正に許した本塁打1本のみ、8回6安打1失点で仕事を終えた。  パ・リーグでダントツの12勝。外国人投手のシーズン11連勝はプロ野球では1964年のスタンカ(南海)、2015年のマイコラス(巨人)に並び、登板11戦連続での勝利はボルシンガーが初の偉業だ。  「信じられないことだが、決して自分の力だけではない。(捕手の)田村がいつもリードしてくれるし、チーム一丸となって戦ってきた結果の数字」と控えめだ。  初めての日本だが、適応力の高さがボルシンガーの真骨頂。練習のルーティンをつかんだのも日本なら、「納豆だけは駄目だけど、日本人がよく食べるエネルギー源だから」と白米食を取り入れるなど、新しいチャレンジが支えている。  最多勝のタイトルも見えてくるが「魅力的だけど、次もクオリティスタートを目指してマウンドに上がることだけ」ときっぱり。まだまだ神がかりな投球は続きそうだ。(芳賀宏) 11連勝のボルシンガーにロッテ・井口監督 「投げるたびに調子を上げている。安定しているし、うちのエースです」

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
473510.573
(↓0.007)
0
(-)
60462
(+7)
405
(+9)
108
(+5)
91
(+1)
0.274
(-)
4.55
(↓0.04)
2
(-)
日ハム
473610.566
(↑0.005)
0.5
(↑1)
59359
(+3)
324
(+2)
95
(+1)
56
(-)
0.246
(↓0.001)
3.49
(↑0.02)
3
(-)
福岡
414000.5062
(↓0.007)
5.5
(-)
62354
(+2)
347
(+3)
117
(-)
49
(-)
0.253
(-)
4.1
(↑0.02)
3
(-)
ORIX
414040.5062
(↓0.007)
5.5
(-)
58325
(+1)
318
(+2)
65
(+1)
55
(-)
0.243
(-)
3.53
(↑0.01)
5
(-)
ロッテ
424120.506
(↑0.006)
5.5
(↑1)
58336
(+2)
339
(+1)
43
(-)
87
(+1)
0.256
(↓0.001)
3.65
(↑0.03)
6
(-)
楽天
344910.41
(↑0.008)
13.5
(↑1)
59302
(+9)
341
(+7)
78
(+2)
43
(-)
0.242
(↑0.001)
3.83
(↓0.02)