ロッテ(☆8対7★)ORIX =リーグ戦15回戦・マリンスタジアム=
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 123456789 10
ORIX
10302 0001 07150
ロッテ
14100 0010 8171
勝利投手:内 竜也(2勝3敗21S)
敗戦投手:比嘉 幹貴(0勝2敗0S)
  DAZN
◆ロッテがサヨナラ勝ち。ロッテは2回裏、田村と藤岡裕の適時打などで一挙4点を奪い、勝ち越しに成功する。その後、両軍ともに点を取り合い迎えた延長10回、1死満塁の好機から清田の犠飛で試合を決めた。敗れたオリックスは、7番手・比嘉が踏ん張れなかった。

◆オリックスのステフェン・ロメロ外野手が先制の15号ソロを放った。  1回2死からロッテ酒居のスライダーを強振。高く舞い上がった打球はマリンの風に押し戻されたが、左翼席の最前列に着弾。ロメロは「しっかりとらえることができたよ。高く上がった分、風に押し戻されてしまったけど、なんとか入ってくれてよかったよ」とコメントした。

◆一塁コーチのオリックス佐竹学外野守備走塁コーチ(43)が守備妨害を宣告される珍しいシーンがあった。  4回1死。後藤が放った一塁方向へのフライがファウルゾーンへ。一塁手井上が追いかけたが、避けようとした佐竹コーチが妨害する形となった。

◆オリックスが今季初のサヨナラ負けを喫した。  7-7で迎えた延長10回1死満塁。7番手比嘉が清田に左犠飛を許した。  延長戦は今季11度目で2勝5敗4分け。福良監督は「(延長戦は)防戦一方になる」と悔しさをにじませた。ソフトバンクが敗れて同率3位はキープした。

◆ロッテが苦手としていた左腕アルバースを3回でKO。同点の10回には1死満塁から清田が左犠飛を放ちサヨナラ勝ち。後半戦初白星で連敗を4で止めた。  井口監督は勝利のポイントに10回の中村奨吾の打席を挙げた。  中村は1死から死球で出塁。一塁に歩きながらマウンドの比嘉に向かって帽子を取るように求めたところ、オリックスベンチから福良監督らがグラウンドになだれ込んだ。それを見たロッテ側も鳥越ヘッド、井口監督らを先頭に選手たちが飛び出した。  警告試合が宣告されたが、これで闘志に火が付いたロッテは続く井上が中前打。さらに角中が申告敬遠で歩き、1死満塁から清田がレフトへライナー性の犠飛。中村がサヨナラのホームを踏んだ。  井口監督は「奨吾の、デッドボールでも向かっていく気持ちが出て。ここ数試合ベンチは静まってましたし、全員で向かっていくという気持ちがあそこで出た。『みんなで何とかしよう』と勝つことができた」と話した。  一方、試合後、報道陣に囲まれた中村は「今日もリードしていて、追いつかれてという嫌な展開でしたけど、1人ひとりが(雰囲気を)変えようと頑張っていたので、勝てて良かった」と喜んだ。その後「でも何でオレ、何もしてないのにこんなに取材されるんですか?」と話し、メディアを笑わせた。

◆ロッテの鈴木が6月3日の広島戦以来となる適時打を放った。5-4の三回2死二塁でアルバースの甘い直球を右前へ運んだ。  内野ゴロでの打点はあったが、安打による打点は6月12日のDeNA戦で放ったソロ本塁打以来。好機で振るわず、打順が開幕当初の5番から9番に下がっていただけに「頑張るだけ。自分はもうそれだけ」と気合を入れ直し快打した。

◆ロッテ-オリックス15回戦(20日、ZOZOマリン)で、一塁ベースコーチによる守備妨害という珍しいプレーが起きた。  オリックスが攻撃中の四回一死、後藤が一塁側ファウルゾーンに打ち上げた飛球を一塁手のロッテ・井上が追いかける際、オリックスの佐竹学コーチが井上の進路をふさぐような動きとなり、そのまま捕球できなかった。審判団の協議の結果、守備妨害が宣告され後藤はアウトと判定された。  公認野球規則では「攻撃側チームのプレーヤー、ベースコーチまたはその他のメンバーは、打球あるいは送球を処理しようとしている野手の守備を妨げないように、必要に応じて自己の占めている場所を譲らなければならない」と規定。さらに「そのプレイの対象であった走者はアウト」となる。

◆オリックスのアルバースが来日最短の3回でKOされた。11安打で自己ワーストの6失点を喫し「制球することができなかった。早い回に降板してしまい申し訳ない」とうなだれた。  1-0の一回に同点を許すと、1-1の二回は先頭打者から5連続長短打を浴びるなど4点を勝ち越された。打線が追い上げた三回も1失点とリズムに乗れなかった。前半戦で9勝を挙げ、4試合で3勝と得意だったロッテ戦で2桁勝利を狙ったが、返り討ちにあった。

◆ロッテがサヨナラ勝ちで連敗を4で止め、勝率を5割に戻した。7-7の延長十回一死満塁から清田の犠飛で勝負を決めた。九回から2回1失点の内が2勝目。オリックスは九回に追い付く粘りを見せたが、比嘉が踏ん張れなかった。

◆ロッテの清田が延長十回1死満塁で左翼へライナー性の鋭い打球で犠飛をマークし、4時間28分の熱戦に終止符を打った。この打席まで4打数無安打。先発した野手でただ一人、安打を打っていなかった。「ヒットと思ったけれど犠牲フライ。でも勝利打点になってくれて良かった」と照れ笑いを浮かべた。  チームは序盤から試合を優位に進めながら投手陣が崩れて追い付かれた。延長十回1死で中村への死球で両チームがグラウンドでもみ合うなど一触即発の雰囲気が漂う中、今季3度目のサヨナラ勝ちで後半戦初勝利を挙げ、連敗を4で止めた。

◆ベースコーチによる守備妨害でアウトになる珍しい場面があった。四回1死無走者でオリックスの後藤が放った当たりは一塁ベンチ前付近への飛球。落下点に向かおうとした一塁手の井上が佐竹一塁ベースコーチと何度かぶつかりそうになった。接触しなかったが、井上は捕球できず、審判団が協議した結果、守備妨害が宣告された。佐竹コーチは「駿太(後藤)の1打席を奪って申し訳ない」と話した。

◆ロッテの20歳、平沢が3年目で初の1試合3安打をマークした。一回に中越え三塁打、二回に中前打を放つと、四回には引っ張って右翼線二塁打。「うれしい。また次の試合も頑張る」と控えめに喜んだ。  延長十回の打席で本塁打が出ればサイクル安打だったが、中堅への大飛球はフェンス手前で失速した。「ちょっと詰まっていたし伸びない風が吹いていたので仕方ない」と淡々。熱戦の疲れもみせず、午後11時を回ってから日課の居残りでの打撃練習に向かった。

◆オリックスは粘りが実らなかった。6-7の九回2死三塁で伏見が抑えの内から適時打を放って追い付いたが、延長戦でサヨナラ負けした。  延長十回の守りでは、1死満塁で左翼手の大城がライナー性の当たりを飛び込んで好捕したものの、三塁走者にタッチアップで決勝の生還を許した。福良監督は「素晴らしいプレーだった」と精いっぱいの努力をねぎらった。

◆今季3度目のサヨナラ勝ちで後半戦初勝利。連敗を4で止め、勝率5割に戻した。延長十回、中村への死球で両軍がベンチを飛び出し、にらみ合いに。その中村が「ちょっと興奮していました。浅いフライでもいくぞといわれていたので」と、清田の浅い左飛で三塁から本塁へ果敢にタッチアップを決めた。井口監督は「(中村)奨吾の向かっていく気持ちで、みんなが何とかしようとなった」とたたえた。 延長十回、左翼へライナー性のサヨナラ犠飛を放ったロッテ・清田 「僕だけ打っていなかったけど、最後は勝利打点になってよかった。使ってくれた監督に感謝です」 六回に登板して通算100ホールドを達成したロッテ・松永 「0点だったらいいと思ってマウンドに上がった。(100Hには)特に何もないです」

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
473410.58
(↓0.008)
0
(-)
61455
(+2)
396
(+7)
103
(-)
90
(-)
0.274
(↓0.001)
4.51
(↓0.03)
2
(-)
日ハム
463610.561
(↑0.005)
1.5
(↑1)
60356
(+6)
322
(+5)
94
(+3)
56
(+1)
0.247
(↑0.001)
3.51
(↓0.01)
3
(-)
福岡
413900.513
(↓0.006)
5.5
(-)
63352
(+5)
344
(+6)
117
(+1)
49
(+2)
0.253
(-)
4.12
(↓0.03)
3
(-)
ORIX
413940.513
(↓0.006)
5.5
(-)
59324
(+7)
316
(+8)
64
(+1)
55
(+2)
0.243
(↑0.002)
3.54
(↓0.05)
5
(-)
ロッテ
414120.5
(↑0.006)
6.5
(↑1)
59334
(+8)
338
(+7)
43
(-)
86
(+2)
0.257
(↑0.003)
3.68
(↓0.02)
6
(-)
楽天
334910.402
(↑0.007)
14.5
(↑1)
60293
(+7)
334
(+2)
76
(+1)
43
(-)
0.241
(↑0.001)
3.81
(↑0.02)