ロッテ(☆4対1★)楽天 =リーグ戦7回戦・マリンスタジアム=
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楽天
00000 0001 180
ロッテ
00013 000× 460
勝利投手:石川 歩(9勝3敗0S)
(セーブ:内 竜也(1勝2敗16S))
敗戦投手:古川 侑利(3勝2敗0S)
  DAZN
◆ロッテは4回裏、無死二三塁の好機をつくると、角中の犠飛で先制に成功する。続く5回には、荻野の適時三塁打などで3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・石川が9回途中1失点の快投で今季9勝目。敗れた楽天は、最終回に追い上げを見せるも及ばなかった。

◆ロッテ石川が2年ぶりの2ケタ勝利に王手をかける。  今日26日の楽天戦へ向けて調整。交流戦トップの4勝をマークするなど自身5連勝中で、勝てば6月の「月間MVP」も視野に入る。ボルシンガーは一足先にリーグトップの9勝目を挙げており「自分もとは思います。負けないように」と"対抗心"を燃やした。

◆ロッテの公式キャラクター「謎の魚」が第5形態に変化した。  5回裏終了後、骨の頭部が巨大化した第4形態の姿で登場。後ろのファスナーが開くと中から、第2形態の青い頭部が小さくなったようなスリムな"ニュー魚"が出てきた。  最終形態とうわさの姿を披露した謎の魚は「魚の中の魚。全世界の魚が憧れる最高の姿に、ファンの方の歓声が東京湾奥深くまで響き渡っていて感動しました。私が12メートルを超える強風を生み出してまで、最高のシチュエーションをつくり上げたかいがありましたね。それにしても、世界中からさまざまな大小の種類の魚が今日のこの舞台を見に東京湾に集結したと聞いています。まったくやじ馬ですね。魚だけど。グフフフフフ」とコメント。  観客席のファンは、若干引き気味だった。

◆ロッテ石川歩投手(30)が、ボルシンガーに並ぶハーラートップタイの9勝目を挙げた。  8回まで5安打無失点と完封ペースで9回のマウンドへ。1死から3連打を許し、1失点で完投も逃したが、8回3分の1を最少失点に抑えて自身6連勝とした。井口監督は「9回最後までしっかり投げてほしかった」と注文。一方で「火曜日ですからね。カード頭をしっかり取ってくれて、役割を果たしてくれる」と変わらぬ信頼を口にした。  石川は「(連勝は)別にどうでもいい。いいピッチング、いいボールを投げたいというだけ。それを継続していきたい」と話した。

◆楽天は先発の古川侑利投手(22)が今季2敗目(3勝)を喫した。  序盤は風速10メートル以上の風が吹く中で好投。「気にはなりましたけど相手も同じ条件。曲がり球はかなり曲がると聞いていたので、そこをうまく使って3回までは投げられていたと思います」と、ロッテ打線を3回まで0点に抑えた。  だが4回に1点を失うと、5回にさらに乱れた。2安打1四球に自らの暴投も加わって3失点。結局6回途中で降板し「自分でランナーを出しちゃって、その後のバッターに打たれる。自滅した感じです」と反省した。  平石監督代行は古川について「悪くはなかった。うまいこと変化球でカウントも整えていて。でも今日は風が...。千葉で投げる場合は、この風をしっかり味方につけるというか。じゃないと真っすぐが吹き上がったりとか難しい」と評価した。

◆ロッテ石川は顔をゆがめてゆっくりベンチに下がった。9回1死。16年9月15日以来の完封まで2アウトのところから3連打を浴びた。ゼロ行進のスコアボードに「1」が刻まれた。  8回1/3を1失点。だがナイスピッチとの声に「自分はそうは思いません」と答えた。リーグ戦再開後の初登板。中盤は風速12メートルを超える浜風をうまく操った。直球が伸び、カーブは大きく落ちた。8回まで散発5安打無失点。「9回も普通にいけるかなと思ったんですけど」。完封というより、完投できなかったことが悔しかった。  それでも6月4戦全勝を含む自身6連勝。ボルシンガーに並ぶハーラートップタイの9勝目を挙げた。3勝に終わった昨季から一転、シーズン前半戦での2ケタ勝利に王手をかけた。「そりゃあ、勝てるなら勝ちたい。でも(連勝は)別にどうでもいい。いいピッチング、いいボールを投げたいというだけ。それを継続していきたい」。徹底した意識が安定した防御率に反映されている。決して調子の良くなかった前週の阪神戦から、きっちり1週間で持ち直した。黒星は石川の前で止まる。そんな安心感がある。【鎌田良美】

◆ロッテの荻野が8試合連続安打となる2点三塁打を放った。1-0の五回1死一、二塁で古川の直球をコンパクトに捉えると、打球は逆風を突いて右中間を破り「(前の)平沢が粘ってつないでくれたし、何とか点を取りたいと思っていた。打てて良かった」と喜んだ。  普段から「打てる球は積極的にいく」と話しているとおり、初球よりも甘く入った2球目を逃さなかった。
菅野(1軍に復帰して先発出場し1安打) 「1軍では簡単にいい結果は出せないので、一本出てほっとした。これで波に乗っていきたい」

◆ロッテは四回に角中の犠飛で先制し、五回に荻野の2点三塁打と暴投で3点を加えた。石川は九回途中まで1失点と好投し、6連勝でリーグトップに並ぶ9勝目を挙げた。内が試合を締めて16セーブ目。楽天は打線がつながりを欠いた。

◆楽天の古川は六回途中までで4失点し、2敗目を喫した。悔やまれるのは、失点につながった四回の先頭打者への四球。「あそこを抑えていたら結果は違った。痛い四球だった」とうなだれるように話した。  三回までは強い風を利用し、変化球を中心にして相手を幻惑した。ただ四回からは「直球が(風で)浮き上がってしまった」と振り返った。
平石監督代行(石川を打ち崩せず) 「完敗。的を絞れなかった。気持ちよく投げさせてしまった」

◆人気キャラクター「謎の魚」が予告通り、五回終了後にバックスクリーン付近に登場。巨大な頭の後頭部のファスナーが開き、中から青い頭部と背びれの姿で第5形態を披露した。昨年の登場以来、次々と変化。これが"最終形態"としており、「魚の中の魚。全世界の魚が憧れる最高の姿に、ファンの方の歓声が東京湾奥深くまで響き渡っていて感動しました」とコメントした。

◆ロッテは26日、楽天7回戦(ZOZOマリン)に4-1で勝ち、貯金を1とした。先発の石川歩投手(30)は九回途中1失点、自身6連勝でリーグトップに並ぶ9勝目を挙げた。  たった1つのプレーが、石川の"ゾーン"を消し去った。  「あのベースカバーが遅れて...。悔しいです」  いつもは淡々としている男が、珍しく感情をあらわにした。今季初完封も目前だった九回一死。一、二塁間を抜けそうな島内の当たりを一塁・三木が抑えたが、送球を受けベースを踏んだ石川の足がわずかに遅かった。そこから連打を浴び1点を奪われ、マウンドを抑えの内に託し完投もなくなった。「八回に出し切った感もあったが、九回もいけると思った」と投げきる覚悟を決めて臨んだ最終イニングだっただけに、悔しさが募る。  それでも、この日は一回に二塁打された以外は「試合中に修正できた」と、楽天打線を寄せつけない高い次元の投球を披露。2年ぶりの2桁勝利に王手をかけたが「勝てるなら勝ちたいけど、いい球を投げたい」といつもの"石川らしさ"で締めくくった。 (芳賀宏)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
392800.582
(↓0.009)
0
(-)
76373
(+2)
294
(+4)
74
(-)
83
(-)
0.277
(↓0.001)
4.11
(-)
2
(-)
日ハム
393000.565
(↑0.006)
1
(↑1)
74300
(+5)
271
(-)
81
(+2)
52
(-)
0.245
(-)
3.68
(↑0.06)
3
(-)
福岡
363100.537
(↓0.008)
3
(-)
76290
(-)
274
(+5)
92
(-)
41
(-)
0.251
(↓0.003)
3.88
(↓0.02)
4
(-)
ORIX
353220.522
(↑0.007)
4
(↑1)
74260
(+4)
253
(+2)
55
(+1)
40
(-)
0.236
(↑0.001)
3.42
(↑0.02)
5
(-)
ロッテ
343300.507
(↑0.007)
5
(↑1)
76265
(+4)
264
(+1)
33
(-)
69
(-)
0.257
(-)
3.6
(↑0.04)
6
(-)
楽天
254310.368
(↓0.005)
14.5
(-)
74218
(+1)
286
(+4)
57
(-)
37
(-)
0.235
(-)
3.91
(↓0.01)