ORIX(☆12対5★)広島 =交流戦2回戦・大阪ドーム=
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広島
30020 0000 5110
ORIX
03014 130× 12120
勝利投手:近藤 大亮(2勝1敗0S)
敗戦投手:岡田 明丈(5勝2敗0S)
  DAZN
◆オリックスは4-5で迎えた5回裏、大城、ロメロ、吉田正、西野の4者連続適時打で逆転に成功する。その後は6回に小田のソロが飛び出すなど、終わってみれば12安打で12得点を挙げた。投げては、2番手・近藤が今季2勝目。敗れた広島は、先発・岡田が誤算だった。

◆オリックス小谷野栄一内野手(37)が体調不良のためスタメンを取りやめた。  メンバー発表の際には「5番三塁」で名を連ねていたが、球団発表によると試合直前に体調不良を訴えた。1回表のプレーボール時から三塁守備に西野真弘内野手(27)が入った。

◆オリックス吉田正尚外野手(24)が入団以来3年連続の2ケタ本塁打を記録した。  2点を追う4回の先頭で、岡田の高めの146キロにバットをかぶせてたたき、左中間最深部まで運んだ。「直球一本に絞っていた。打った瞬間、本塁打になると思いました」と満足そうに振り返った。  16年は63試合(258打席)で10本、昨年は64試合(268打席)で12本。今年は61試合目(253打席目)で10本と過去2年とほぼ同ペース。故障に泣かされ出場機会が少なかったこれまでと違い、開幕から主軸として出場を続ける今年は、大幅な上積みが期待される。

◆広島は2連敗でカード負け越しが決まった。  1回に鈴木が先制3ランを放ったが追いつかれ、4回も田中の2点適時打で勝ち越しながら、投手陣が踏ん張りきれずに逆転を許した。12失点は今季ワーストタイ。先発岡田は5回途中8失点で2敗目を喫した。  緒方孝市監督(49)は「京セラにもたくさんのファンが入ってくれているのに、いいところを見せられなかった。しっかり切り替えて、明日は勝ち試合を見せられるようにしたい」と話した。

◆オリックス山岡泰輔投手(22)は今季最短の4回降板を余儀なくされた。初回に鈴木に3ランを浴び、同点にしてもらったものの、4回に2点を勝ち越され、この回限り。96球、6安打で3勝目はならなかった。  広島出身の2年目右腕は、広島戦の公式戦登板は初めて。「打線が3点をすぐに追いついてくれただけに、何とか粘りたかったです」と悔やんだ。その後、逆転に成功したため勝敗はつかなかった。

◆オリックスT-岡田外野手(30)が2本の3ランで大勝に貢献した。1試合6打点は初めてだった。  まずは0-3の2回。初回に鈴木に3ランを浴びた悪い流れを一振りで引き戻した。直球が速い右腕岡田の直球に合わせながら、スライダーに対応した。「少し詰まったが、しっかりと振り切れた。早いイニングに追いつくことができてよかった」と振り返る。  中盤に逆転に成功し、9-5で迎えた7回、内角直球を右翼席に運ぶダメ押しアーチ。「ちょっと内角の直球がにおったので、頭にありました。うまく反応してコンパクトに打てました」と納得の一打だった。  チームは4本塁打で、今季最多の12得点。2桁得点はようやく2度目だ。福良淳一監督は「Tの本塁打がやっぱり大きかった。(1本目は)あれで追いついてくれたんでね。彼とロメロが調子を戻してくれたら、今日みたいにつながりができる」と頼もしそうに話した。

◆オリックス岸田護投手(37)が今季初登板を果たした。この日出場選手登録され、9回に5番手で登板。1安打1四球を出したが、無失点でしのいで試合を締めた。  「緊張しました。やっと開幕しましたね。出ていったらお客さんがワーッと言ってくれて嬉しかったな...」と笑みを浮かべた。本調子とはいかなかったようだが「体は動いている。投げていく中で出力を上げていきたい」と巻き返しに向けて意気込んだ。  開幕から2軍暮らしが続いた投手陣最年長。ナイターでの3時間54分ゲームを終えて「眠い...。最近ずっと早起きだったから。おやすみなさい」と目をこすって愛車に乗り込んだ。

◆オリックスT-岡田外野手(30)が3ラン2発で逆転勝ちに導いた。プロ初の1試合6打点だった。  逆転劇は背番号55の一振りから始まった。初回にいきなり広島鈴木に3ランを打たれたが、2回に3ラン返しで振り出しにした。「少し詰まったが、しっかりと振り切ることができた。早いイニングに追いつくことができてよかった」と好感触をつかんだ。  これで打線も動き出した。再び2点勝ち越されたが4回、5回で逆転に成功。そして9-5の7回、トドメの8号3ランを右翼席中弾に突き刺した。「内角の直球が"におった"。頭にあったので、うまく反応できました」とアーチストの本能を働かせ、体を回して放り込んだ。福良監督も「自然にバットが出た感じ。うまく打った」と復調を感じ取る一撃だった。  調子は落ちていた。打撃練習でも試行錯誤し、11日は休日返上で打ち込みも行った。「打てないと試合に出られないので毎日本当に必死です」。  6月は打線全体が湿っていた。3点までしか奪えない試合が続いたが、この3試合は5点、4点ときて、一気に今季最多の12点。日替わり打線で首脳陣も苦労しているが、長打力のあるT-岡田が調子を上げれば、得点力は劇的に上がる。2本とも大きかったと強調した福良監督は「あそことロメロが調子を上げてくれたら、今日みたいにつながりができるからね」とキーマンの復活を期待した。【柏原誠】

◆オリックスの山岡は故郷の球団、広島を相手に4回5失点と精彩を欠いた。一回に鈴木に先制3ランを浴びると、3-3の四回は四球やボークが絡んで2死二、三塁にしてしまい、田中の三塁打で2点を勝ち越された。「打線がすぐ追い付いてくれただけに、何とか粘りたかった」とうなだれた。  中10日での登板で調整には万全を期したが、自身4連敗中の流れを変えられず、救いは味方打線の奮起で黒星を免れたことか。福良監督は、先発ローテーションから外す予定はないと明言した上で「独り相撲になっている。ちょっと心配」と話した。 ロメロ(五回に右へ勝ち越し打) 「いいところに落ちてくれて良かった」 小田(六回に2号ソロ) 「しっかりと芯で捉えることができた」 福良監督(体調不良で欠場の小谷野に) 「明日になってみないと分からない。代わりに西野が3本打ってくれたから良かった」

◆オリックスが打ち勝った。3-5の四回に吉田正が10号ソロを放ち、五回に2番大城からの4連続適時打で逆転。六回は小田が一発、七回にはT-岡田がこの日2本目の3ランで突き放した。広島は岡田が自己ワースト8失点と崩れた。

◆広島は岡田が4回1/3で自己ワーストの8失点を喫して2敗目。「点を先に取ってもらって援護してもらったにもかかわらず、守り切れず申し訳ない」と思い返した。  3-0の二回にT-岡田に3ランを浴び、5-4の五回は2四球でピンチを招き、連打で逆転を許してK0された。「初回はいい入りができたので、それ以降の回も続けて投げられるように、次回の登板に生かしていきたい」と必死に前を向いた。 緒方監督 「明日(14日)は勝ち試合を見せられるようにやっていきたい」 田中(本塁打ならサイクル安打達成だったが、八回は四球) 「結果的に本塁打になってくれれば良かったが、しっかりと四球を選べて、きょうで一番いい打席だった」 鈴木(一回に先制3ラン) 「追い込まれてからのスライダーが厄介だから、早めに捉えたかった。本塁打はたまたま」

◆オリックスはT-岡田が3ランを2本放って6打点の荒稼ぎ。出場した過去5試合で12打数で内野安打1本に終わっていた不振から一転、持ち前の長打力を発揮し「しっかりと自分のスイングをすることだけを考えていた」とほっとした表情を浮かべた。  0-3の二回に岡田のスライダーを捉え、右越えへ同点の一撃。9-5の七回は速球を襲い、右翼席へ豪快にたたき込んだ。無安打だった12日の試合後にティー打撃に取り組むなど、完全復活へ懸命の大砲は「きょう打って、明日が大事になってくる」と気を緩めなかった。

◆オリックスの山岡は故郷の球団、広島を相手に4回5失点と精彩を欠いた。一回に鈴木に先制3ランを浴びると、3-3の四回は四球やボークが絡んで2死二、三塁にしてしまい、田中の三塁打で2点を勝ち越された。「打線がすぐ追い付いてくれただけに、何とか粘りたかった」とうなだれた。  中10日での登板で調整には万全を期したが、自身4連敗中の流れを変えられず、救いは味方打線の奮起で黒星を免れたことか。福良監督は、先発ローテーションから外す予定はないと明言した上で「独り相撲になっている。ちょっと心配」と話した。 ロメロ(五回に右へ勝ち越し打) 「いいところに落ちてくれて良かった」 小田(六回に2号ソロ) 「しっかりと芯で捉えることができた」 福良監督(体調不良で欠場の小谷野に) 「明日になってみないと分からない。代わりに西野が3本打ってくれたから良かった」

◆オリックスはT-岡田が3ランを2本放って6打点の荒稼ぎ。出場した過去5試合で12打数で内野安打1本に終わっていた不振から一転、持ち前の長打力を発揮し「しっかりと自分のスイングをすることだけを考えていた」とほっとした表情を浮かべた。  0-3の二回に岡田のスライダーを捉え、右越えへ同点の一撃。9-5の七回は速球を襲い、右翼席へ豪快にたたき込んだ。無安打だった12日の試合後にティー打撃に取り組むなど、完全復活へ懸命の大砲は「きょう打って、明日が大事になってくる」と気を緩めなかった。

◆オリックスの小谷野栄一内野手(37)が13日の広島戦(京セラ)を欠場。「5番・三塁」と発表されていたが、体調不良を訴え、開始直前で西野真弘内野手(27)に変更された。病状は不明で、福良監督も「わからない。あしたの様子を見て」と心配していた。

◆美しい放物線を2度、描いた。オリックスファンの待つ右翼スタンドへ届けた豪砲。歓声を一身に浴び、T-岡田は悠々とダイヤモンドを回った。2本の3ランで、プロ初の6打点だ。  「(1本目は)変化球にうまく反応できました。(2本目は)内角の真っすぐが2球あって頭にあったので、うまく反応できた。打たないと試合に出られないので、毎日必死にやってます」  まずは0-3の二回。一死一、二塁から広島・岡田のスライダーをすくい上げ、右翼2階席へ7号3ラン。福良監督が「T(-岡田)の本塁打は大きかった」と感謝した同点弾の次は、9-5の七回二死一、二塁だ。  またも右翼へトドメの8号3ラン。5月6日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)以来、自身14度目の1試合2発で勝利に貢献。チームも今季最多12得点を奪い、セ・リーグ2連覇中の王者に2連勝で勝ち越し。貯金は最多タイの「2」だ。 キッカケがあった。前日12日、2004年に三冠王に輝いた元ソフトバンクの松中信彦氏(現野球評論家)が来場。同じ左打者として、助言を受けた。身ぶり手ぶりの指導に、主将も「いままでは(上半身と軸足が)一緒に回ってしまっていたので、左手を左足のところに落としてくるイメージで。左足の内転筋ももっと使って」と納得。下半身の力を、パワーロスさせることなくバットに伝える。翌日に即、結果につなげてみせた。  「練習しないと打てない。この世界では当たり前。あしたが大事になってくる」  慢心はない。まだまだ打ち足りない。危機感を胸に、バットを振り続けていく。 (西垣戸理大)

◆3年目の吉田正が3-5の四回に、左中間へ追撃の10号ソロ。ルーキーイヤーから3年連続2桁本塁打は、球団では1987年の熊野輝光氏(現阪神スカウト)以来31年ぶりだが、「あくまで通過点なので、あしたからも続けられるように」と冷静。3打数3安打2打点と今季5度目の猛打賞も記録し、連続試合安打は「11」に伸ばした。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
332410.579
(↓0.01)
0
(-)
85274
(+5)
251
(+12)
58
(+1)
31
(-)
0.258
(↑0.001)
4.01
(↓0.15)
2
(-)
阪神
272900.482
(↓0.009)
5.5
(-)
87191
(+7)
211
(+8)
29
(-)
31
(-)
0.237
(↑0.003)
3.31
(↓0.1)
2
(-)
ヤクルト
272910.482
(↓0.009)
5.5
(-)
86243
(+4)
265
(+7)
52
(-)
33
(+2)
0.249
(-)
4.17
(↓0.06)
4
(-)
DeNA
262820.481
(↓0.01)
5.5
(-)
87224
(+1)
227
(+6)
69
(+1)
34
(-)
0.251
(-)
3.71
(↓0.03)
5
(-)
巨人
283110.475
(↓0.008)
6
(-)
83272
(+2)
245
(+4)
56
(+1)
30
(-)
0.268
(-)
3.87
(↓0.01)
6
(-)
中日
283210.467
(↑0.009)
6.5
(↑1)
82246
(+6)
277
(+3)
42
(+1)
33
(-)
0.265
(↑0.002)
4.3
(↑0.04)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
352300.603
(↑0.007)
0
(-)
85334
(+7)
254
(+4)
65
(+2)
72
(+3)
0.276
(↑0.001)
4.09
(↑0.02)
2
(-)
日ハム
332700.55
(↑0.008)
3
(-)
83249
(+8)
240
(+7)
66
(+2)
46
(+2)
0.239
(↑0.001)
3.78
(↓0.06)
3
(-)
福岡
312800.525
(↑0.008)
4.5
(-)
84253
(+4)
237
(+2)
75
(+2)
38
(-)
0.256
(-)
3.9
(↑0.04)
4
(-)
ORIX
312910.517
(↑0.009)
5
(-)
82224
(+12)
231
(+5)
50
(+4)
35
(-)
0.234
(↑0.002)
3.6
(↓0.03)
5
(-)
ロッテ
292900.5
(↑0.009)
6
(-)
85243
(+6)
236
(+1)
29
(-)
59
(+2)
0.259
(↑0.001)
3.66
(↑0.05)
6
(-)
楽天
203910.339
(↓0.006)
15.5
(↓1)
83181
(+3)
260
(+6)
48
(+2)
30
(-)
0.228
(-)
4.08
(↓0.02)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ヤクルト
10300.769
(↓0.064)
0
(-)
558
(+4)
41
(+7)
13
(-)
6
(+2)
0.239
(↑0.001)
2.92
(↓0.36)
2
(-)
西武
8500.615
(↑0.032)
2
(↑1)
580
(+7)
63
(+4)
19
(+2)
16
(+3)
0.266
(↑0.002)
4.75
(↑0.14)
3
(-)
ロッテ
8500.615
(↑0.032)
2
(↑1)
552
(+6)
38
(+1)
7
(-)
11
(+2)
0.291
(↑0.002)
2.51
(↑0.12)
4
(↑1)
ORIX
8500.615
(↑0.032)
2
(↑1)
553
(+12)
48
(+5)
15
(+4)
7
(-)
0.251
(↑0.008)
3.65
(↓0.12)
5
(↓1)
福岡
8500.615
(↑0.032)
2
(↑1)
554
(+4)
52
(+2)
18
(+2)
8
(-)
0.238
(↓0.002)
3.69
(↑0.14)
6
(↑3)
日ハム
6700.462
(↑0.045)
4
(↑1)
573
(+8)
64
(+7)
17
(+2)
12
(+2)
0.248
(↑0.005)
4.61
(↓0.21)
7
(↓1)
広島
6700.462
(↓0.038)
4
(-)
558
(+5)
72
(+12)
12
(+1)
5
(-)
0.273
(↑0.003)
5.13
(↓0.63)
8
(↓1)
巨人
6800.429
(↓0.033)
4.5
(-)
454
(+2)
52
(+4)
16
(+1)
9
(-)
0.251
(↓0.001)
3.55
(↓0.06)
9
(↑1)
中日
6800.429
(↑0.044)
4.5
(↑1)
452
(+6)
69
(+3)
9
(+1)
5
(-)
0.271
(↑0.007)
4.94
(↑0.23)
10
(↓2)
DeNA
5700.417
(↓0.038)
4.5
(-)
648
(+1)
57
(+6)
16
(+1)
5
(-)
0.247
(↓0.004)
4.86
(↓0.07)
11
(-)
阪神
4800.333
(↓0.031)
5.5
(-)
646
(+7)
51
(+8)
5
(-)
4
(-)
0.258
(↑0.015)
3.58
(↓0.43)
12
(-)
楽天
31000.231
(↓0.019)
7
(-)
530
(+3)
51
(+6)
8
(+2)
7
(-)
0.228
(↑0.003)
3.75
(↓0.1)