ヤクルト(★0対3☆)ORIX =交流戦1回戦・明治神宮=
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ORIX
00200 0001 350
ヤクルト
00000 0000 033
勝利投手:西 勇輝(3勝6敗0S)
(セーブ:増井 浩俊(1勝0敗16S))
敗戦投手:ハフ(1勝4敗0S)
  DAZN
◆オリックスは3回表、西村のプロ初本塁打となる2ランで先制する。そのまま迎えた9回には、2死一三塁から大城の適時打でリードを広げた。投げては、先発・西が7回無失点の好投で今季3勝目。敗れたヤクルトは、打線が3安打無得点と沈黙し、連勝は7で止まった。

◆オリックスのドラ5位ルーキー西村が、プロ初本塁打を放って絶好調のヤクルトを止めた。3回2死三塁。ヤクルト・ハフの1球目チェンジアップを空振りすると、2球目の同じ球種にしっかり合わせた。「絶対打ってやろうと思っていました。感触はあまり覚えていません」。舞い上がった打球は左翼席中段へ。決勝2ランになった。  首脳陣の評価はうなぎ上りだ。5月29日に1軍初昇格。福良監督は「足もあって左にも強いという報告もあった」と、この試合も1番で起用した。社会人時代の15年には右肩を痛めて捕手から外野手に転向。再びマスクをかぶり勝負したい気持ちがあるが「出られるんだったらどこでも」。女手一つで育ててくれた母有希さん(46)はトラック運転手。小4で野球を始めた息子のためにネットを購入し、自宅の庭でのティー打撃につき合ってくれた。母の日には毎年カーネーションを送るという息子は、記念球を手にして「母親にプレゼントします」。チームは15年6月11日からヤクルト戦8連勝だ。【桝井聡】

◆ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(33)が、8日のオリックス1回戦(神宮)で負傷交代した。  8回無死、オリックス小田の左飛を捕球した際、右手がフェンスと接触。9回の守備からベンチに退いた。今日9日の同戦の出場は状態を見て判断される。

◆オリックス西勇輝投手が7回1安打無失点と好投し、4月28日ソフトバンク戦以来となる3勝目を挙げた。  テンポのいい投球でヒットは4回川端に許した二塁内野安打だけ。試合後は「低目中心にしっかりと投げきることができましたし、カウント負けすることも少なくリズムよく投げられたと思います。西村のホームランも大きかったですね」と納得の内容。福良監督も「本当によかった」と絶賛した。  チームは2015年6月11日からヤクルト戦8連勝となった。

◆ヤクルトが今季5度目の無得点負けで、連勝が7でストップした。  オリックス先発の西の前に、打線が7回まで1安打と沈黙。先発ハフが6回2失点と踏ん張ったが援護できず、逃げ切られた。オリックス戦は15年6月11日から8連敗。小川淳司監督は「今日は打線が機能しなかった。西に完璧に抑えられた。ハフは本塁打を打たれても6回2失点ですから。西から1安打1四球では、点数を取るのは難しい。(西は)そういう出来だったと思います。また明日頑張るだけ。それしかないです」と振り返った。

◆ヤクルト先発のデーブ・ハフ投手が1球に泣いた。  3回2死三塁、オリックスのドラフト5位ルーキー西村に、チェンジアップをプロ1号となる先制2ランに仕留められた。失点はその2失点のみで、それ以外は粘り強く打たせて取り、6回3安打2失点でまとめた。  それでも2勝目を手にすることはできず、「今日は調子は悪くなかったけど、本塁打が悔やまれる。6回は(2死)満塁を招いてしまったけど、なんとか抑えることができた。次回はもっと貢献したい」と話した。

◆オリックスのドラフト5位西村凌捕手(22)がプロ初本塁打を放った。「1番右翼」で出場し、0-0の3回2死三塁からヤクルト・ハフのチェンジアップをすくい左翼スタンドに突き刺した。先制2ランがプロ初アーチとなった。  西村は「チャンスだったので絶対打ってやろうと思っていました。なんとか入ってくれましたね。西さんを援護できてよかったです」とコメントした。

◆ヤクルトは8日、オリックス1回戦(神宮)に0-3で敗れ、連勝が7でストップ。球団記録の交流戦8連勝とはいかず、今季5度目の零封負けで5位に後退した。  相手先発・西を崩せず七回まで1安打に抑えられ、小川監督は「結果的に西からヒット1本と四球1つだけだった。完璧に抑えられた感じだった。なかなか(攻略することが)厳しかった」と脱帽だった。  連勝ストップの中でバレンティンが左翼の守備の際にコンディション不良を訴え、九回の守備から途中交代。5日のソフトバンク戦(神宮)で左腕に死球を受け負傷した坂口は2試合連続でベンチスタート。八回に代走で起用されるも、守備にはつかず不安な要素が残った。  それでも指揮官は「これも野球。また明日から(9日)頑張るだけ。それしかない」と切り替えを強調した。 (横山尚杜)

◆神宮の夜空に高々と舞い上がった白球は、オリックスファンの待つ左翼席へ着弾した。ダイヤモンドを悠々と一周したD5位・西村凌捕手(SUBARU)は本塁を踏んでガッツポーズ。プロ初本塁打は決勝2ランだ。  「(本塁打は)初めてです。(ヒーローインタビューも)初めてです! ここまで守備の面で迷惑をかけているので、なんとか打つ方で...という気持ちでした!!」  降り注ぐ「西村コール」のなか、笑顔で声を張り上げた。0-0の三回二死三塁、初球を空振りした後の2球目。ヤクルト先発・ハフのチェンジアップをすくい上げ、プロ17打席目で待望の初アーチだ。  捕手登録だが、打撃センスと50メートル5秒8という俊足を評価され、外野手で起用されている。今季は6試合に出場して打率・294、3打点、1盗塁。一発を放った孝行息子に、福良監督は「西村もよう打ってくれた。足もあって、1番で起用している」と目を細めた。 パンチの効いた打撃は母・有希さん(46)との二人三脚で育まれた。トラック運転手を務めながら子育てしていた母は、わが子が熱を出して学校を休むと自宅に1人で残すことはせず、トラックの後部座席に乗せて看病した。小4で野球を始めると、仕事終わりに練習に付き合う日々。ゴルフ用のネットを買い1時間以上、ティー打撃のトスを上げ続けた。  汗水流して育ててくれた母への感謝の気持ちは1日たりとも忘れたことはない。母の日にはカーネーションやぬいぐるみ付きのお菓子を贈り、プロ入りの契約金の一部も渡した。次は記念球だ。「練習に付き合ってもらったりしていたので、それで母親に」と笑った。  これでチームは2015年6月11日からヤクルト戦は8連勝。「(母は)球場には来ていないですけど、次は来たときに打てるようにがんばりたい」。オリックスにまたひとり、イキのいい若者が登場した。 (西垣戸理大)

◆先発した西は7回を1安打1四球無失点の好投で今季3勝目(6敗)。4月28日のソフトバンク戦(京セラ)以来、約1カ月半ぶりに白星をつかんだ。「久しぶりですね。両サイドをうまく使えたと思う。ムダな四球を出さないように心がけた」。7連勝中のヤクルト打線に対し、完璧な投球。福良監督も「西に勝ちが付いたのは大きい」と笑顔だった。

◆オリックスのドラフト5位ルーキー西村がプロ初本塁打を放って勝利に貢献した。三回2死三塁でハフのチェンジアップを左翼席へ運ぶ先制2ラン。「チャンスだったので絶対打ってやろうと思っていた。何とか入ってくれた」と力強くガッツポーズした。  滋賀県出身で青森山田高からSUBARUを経て入団した22歳。2軍で打率3割2分をマークし、5月29日に昇格した。1軍では本職の捕手ではなく社会人時代に半年ほど経験があるという外野を守る。「出られるんだったらどこでもという気持ち。与えられたところで一生懸命やる」と意気込んだ。

◆ヤクルトの主砲バレンティンが九回の守備で交代した。小川監督によると、左翼の守備で手を負傷したというが、チーム方針で部位や程度などの詳細は明らかにしなかった。

◆ヤクルトは連勝が7でストップした。打線が西の前に沈黙し、七回までは内野安打1本のみで二塁も踏めなかった。八、九回は走者を出したが本塁は遠く、小川監督は「西に完璧に抑えられた。打線が機能しなかった」と完敗を認めた。  山田哲は八回2死一、二塁で空振り三振に終わり「三振だけはしないようにと思ったが、最悪なパターン」とため息をついた。連勝は止まったが「勝つことも負けることもある」と気持ちを切り替えた。

◆オリックスのD5位・西村凌捕手(22)=SUBARU=が8日、ヤクルト戦(神宮)でプロ初本塁打。0-0の三回二死三塁から左翼へ先制2ランを放った。  「打ったのはチェンジアップだと思います。チャンスだったので絶対に打ってやろうと思っていました。なんとか入ってくれましたね。(先発の)西さんを援護できてよかったです」  社会人卒の西村は捕手登録ではあるが、高い打撃センスと俊足を評価され、外野手として出場中。この日は「1番・右翼」としてスタメン出場し、第2打席で待望のプロ初アーチを描いた。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
312210.585
(↑0.008)
0
(-)
89263
(+7)
234
(-)
54
(+2)
31
(-)
0.261
(↑0.002)
3.97
(↑0.08)
2
(-)
阪神
252700.481
(-)
5.5
(↓0.5)
91169
(-)
193
(-)
26
(-)
30
(-)
0.232
(-)
3.25
(-)
3
(↑1)
DeNA
242620.48
(↑0.011)
5.5
(-)
91213
(+5)
212
(+2)
66
(+2)
32
(+1)
0.25
(↑0.001)
3.7
(↑0.03)
4
(↑2)
中日
263010.464
(↑0.009)
6.5
(-)
86234
(+5)
264
(+4)
39
(+1)
31
(-)
0.265
(↑0.001)
4.39
(↑0.01)
5
(↓2)
ヤクルト
242810.462
(↓0.009)
6.5
(↓1)
90220
(-)
249
(+3)
49
(-)
30
(-)
0.249
(↓0.002)
4.19
(↑0.04)
6
(↓1)
巨人
253010.455
(↓0.008)
7
(↓1)
87251
(+4)
232
(+5)
50
(+1)
27
(+1)
0.268
(-)
3.91
(-)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
342000.63
(↑0.007)
0
(-)
89319
(+5)
236
(+4)
60
(+1)
69
(-)
0.279
(↑0.001)
4.06
(↑0.01)
2
(-)
日ハム
322400.571
(↓0.011)
3
(↓1)
87230
(+2)
213
(+5)
60
(-)
43
(+1)
0.236
(↓0.002)
3.58
(-)
3
(-)
福岡
292600.527
(↓0.01)
5.5
(↓1)
88242
(+4)
222
(+5)
71
(-)
38
(-)
0.258
(↓0.001)
3.98
(↓0.03)
4
(-)
ORIX
292710.518
(↑0.009)
6
(-)
86200
(+3)
209
(-)
43
(+1)
33
(-)
0.233
(↓0.001)
3.45
(↑0.06)
5
(-)
ロッテ
262800.481
(-)
8
(↓0.5)
89229
(-)
230
(-)
27
(-)
53
(-)
0.259
(-)
3.86
(-)
6
(-)
楽天
193610.345
(↓0.007)
15.5
(↓1)
87172
(-)
248
(+7)
46
(-)
29
(-)
0.228
(↓0.001)
4.16
(↓0.06)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(↑1)
西武
7200.778
(↑0.028)
0
(↑1)
965
(+5)
45
(+4)
14
(+1)
13
(-)
0.281
(↑0.004)
4.87
(↑0.11)
2
(↓1)
ヤクルト
7200.778
(↓0.097)
0
(-)
935
(-)
25
(+3)
10
(-)
3
(-)
0.231
(↓0.015)
2.52
(↑0.07)
3
(-)
福岡
6300.667
(↓0.083)
1
(-)
943
(+4)
37
(+5)
14
(-)
8
(-)
0.247
(↓0.004)
4.07
(↓0.18)
4
(↑1)
ORIX
6300.667
(↑0.042)
1
(↑1)
929
(+3)
26
(-)
8
(+1)
5
(-)
0.251
(↓0.011)
2.74
(↑0.34)
5
(↓1)
日ハム
5400.556
(↓0.069)
2
(-)
954
(+2)
37
(+5)
11
(-)
9
(+1)
0.236
(↓0.01)
3.68
(↑0.03)
6
(-)
ロッテ
5400.556
(-)
2
(↑0.5)
938
(-)
32
(-)
5
(-)
5
(-)
0.303
(-)
3.16
(-)
7
(-)
広島
4500.444
(↑0.069)
3
(↑1)
947
(+7)
55
(-)
8
(+2)
5
(-)
0.299
(↑0.011)
5.4
(↑0.68)
8
(↑1)
中日
4600.4
(↑0.067)
3.5
(↑1)
840
(+5)
56
(+4)
6
(+1)
3
(-)
0.276
(↑0.005)
5.66
(↑0.19)
9
(↑1)
DeNA
3500.375
(↑0.089)
3.5
(↑1)
1037
(+5)
42
(+2)
13
(+2)
3
(+1)
0.242
(↑0.006)
5.27
(↑0.48)
10
(↓2)
巨人
3700.3
(↓0.033)
4.5
(-)
833
(+4)
39
(+5)
10
(+1)
6
(+1)
0.243
(↓0.002)
3.63
(↓0.04)
11
(-)
阪神
2600.25
(-)
4.5
(↑0.5)
1024
(-)
33
(-)
2
(-)
3
(-)
0.238
(-)
3.34
(-)
12
(-)
楽天
2700.222
(↓0.028)
5
(-)
921
(-)
39
(+7)
6
(-)
6
(-)
0.225
(↓0.008)
4.12
(↓0.43)