阪神(★2対3☆)ORIX =交流戦1回戦・阪神甲子園球場=
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ORIX
10002 0000 3111
阪神
00020 0000 271
勝利投手:アルバース(7勝1敗0S)
(セーブ:増井 浩俊(1勝0敗15S))
敗戦投手:メッセンジャー(7勝3敗0S)
  DAZN
◆オリックスは初回、小谷野の適時二塁打で幸先良く先制する。その後1-2で迎えた5回表には、吉田正とマレーロに連続ソロが飛び出し、逆転に成功した。投げては、先発・アルバースが7回途中2失点の好投で今季7勝目。敗れた阪神は、打線がつながりを欠いた。

◆阪神が初対戦のオリックス先発アルバースに苦しめられ、関西ダービーの初戦を落とした。  初回に3者連続三振をとられるなど、3回までは1安打に封じ込まれた。4回の2巡目以降は糸原、糸井、福留の3連打で2点を奪ったが、それ以降は打線もつながらなかった。  試合後、金本知憲監督は「打者それぞれがどういう狙い球を絞って何を捨てて、何を打つかという、各自がどう考えたか分からんけどね」。片岡篤史ヘッド兼打撃コーチはアルバースついて「多少(ボールの)動きはあった。ちょっと動くというデータはありました。対応していないということはないと思いますけどね」と説明。  初めての対戦する投手が多い交流戦の中で、どう攻略していくかが勝ち抜く上で大事なポイントになる。

◆オリックス吉田正尚外野手(24)が思い出の甲子園で技ありのアーチを描いた。  逆転を許した直後の5回。メッセンジャーの外角フォークに腕を伸ばした。「片手で泳がされたが、うまくボールがヘッドに引っかかってくれた」。体勢を崩されながらも、バットを振り切った。打球は右翼席に飛び込んだ。続く4番マレーロにも1発が飛び出し、2者連続本塁打で試合をひっくり返した。  吉田正は青学大4年の8月に大学日本代表として、甲子園の土を踏んだ。相手は高校日本代表。早実の清宮が大きな注目を集めていた。この「U-18W杯壮行試合」で2打席連続アーチを放ち、その名を全国に知らしめた。プロ入りから過去2年は故障のため、交流戦を知らない。大学以来の甲子園で、さっそく本塁打を放った。「接戦をモノにしているのは、今のチーム状況。(甲子園は)応援がすごく、黄色一色。そういう中でやれたのはよかった」と笑みを浮かべた。  好調のオリックスは関西ダービー初戦を制し、3連勝で貯金を「2」に増やした。

◆阪神能見篤史投手が「救援デビュー」した。約1カ月ぶりに出場選手登録されると、3番手で2-3の7回に登板し、無失点に抑えた。  16年9月以来、2年ぶりのリリーフ登板。これまで数度の中継ぎ経験はあるが、今回は初めて本格的な転向になる可能性が高い。左腕は「何とかゼロに抑えることを考えていた」と話した。  先頭小田は空振り三振。その後、四球と失策で1死一、二塁としたが、4番マレーロを二飛、続く小谷野を遊ゴロ。右の主軸2人をきっちり打ち取った。試合前には「先発とは全然違う。(試合への)入り方が難しい」と話していたが、まずはきっちりとベテランらしく仕事を果たした。  今季の能見は3試合に先発して未勝利(2敗)と結果を残せていなかった。

◆かつて阪神の外野手として活躍した林威助氏(39)がファーストピッチセレモニーに登場した。  阪神時代の応援歌が流れると、マウンドから右翼席に両手を振ってあいさつ。久しぶりの林氏の、モノマネで左打席に入ったトラッキーから低めの投球で空振りを奪った。同日と6日は「台湾デー」として行われ、台湾出身で日本のファンにも愛された同氏の招待が決まった。  古巣阪神に「今のところそんなに調子がよくないけど、選手はキャンプからしんどい練習をしてきた。夏に向けて乗っていけると思う」とエールを送った。甲子園に来るのは退団以来で「やっぱり懐かしい。甲子園の雰囲気がある。自分の家のように思っている。いろんな人に助けてもらい、ファンの人たちに応援してもらった。思い出はたくさんあります」。07年6月10日のソフトバンク戦で台湾の英雄、王貞治監督の前で延長10回にサヨナラ2ランを放ったことを印象的な思い出に挙げた。  福岡・柳川高校に野球留学し、近大から02年ドラフト7位で阪神入団。13年まで11年在籍し、14年からは故郷台湾の中信兄弟でプレーを続けたが昨年引退。同チームの2軍監督を務めている。  「台湾は今、打者にいい選手が多くて、チャンスがある楽しみな選手がいる。いずれ日本でやってほしいし、そういう選手を育てたい」。当時と変わらぬさわやかなスマイルで現在の夢を明かした。

◆オリックス小谷野栄一内野手が珍しい先制打を放った。  1回2死一、二塁で阪神メッセンジャーの直球をとらえると、打球は左翼ポール手前の芝の上ではずんだ。そのままラバーフェンスに当たったが、手前に跳ね返ることなく、高く舞い上がり、外野スタンドに飛び込んだ。「切れそうだったので、切れないでくれと思いながら、走った。マレーロが四球でつないでくれたし、何とかランナーをかえすことができてよかった」。  思わぬ形のエンタイトル二塁打で関西ダービーを先制した。

◆1軍に再昇格した阪神能見篤史投手が3番手でマウンドに上がり、7回の1イニングを無失点に抑えた。  5月末、香田投手コーチとの会談で配置転換が正式に決まり、能見は1、3日のウエスタン・リーグのソフトバンク戦(タマホームスタジアム筑後)で中継ぎ登板。ともに1イニングずつを完全に抑えた。香田コーチは4日の投手練習後「1日空いたけどボールとか、内容も非常に良かったと報告を受けている」と現状を説明していた。  高橋聡のコンディション不良もあり、ここまで1軍戦力で固定された中継ぎ左腕は岩崎1人だった。能見も今季は先発登板3試合で0勝2敗と苦しんだ。手薄な左腕救援陣の現状を、ベテランの投球でカバーしていく。

◆オリックスは阪神との接戦を制し、3連勝とした。先発した左腕アンドリュー・アルバース投手(32)が6回2/3を投げ、6安打2失点の好投で西武・多和田、ソフトバンク・石川に並ぶリーグトップの7勝目(1敗)を挙げた。阪神は2連敗。  オリックスは一回、二死一、二塁から小谷野がメッセンジャーから左翼線に適時二塁打(エンタイトルツーベース)を放ち、1点を先制した。阪神は四回、無死一塁から福留がアルバースから中越え適時二塁打を放ち同点。さらに無死二塁から糸井の右前適時打で2-1とした。  オリックスは五回、一死走者なしから吉田正が右翼席へソロを放ち同点。続くマレーロも左翼席へソロ本塁打を放ち3-2とした。  オリックスは八回を山本、九回を抑えの増井が無失点でつなぎ、逃げ切った。試合後、アルバースは「打線の援護があって、(捕手の)若月がいいリードをしてくれた」とチームメイトに感謝。甲子園の虎党の大声援にも「4万5000人の熱い応援をいただきながら、そのエネルギーを感じながら投げることができた」とどこ吹く風だった。

◆オリックスの吉田正が逆転された直後の五回、二死から同点ソロ本塁打を放った。メッセンジャーの甘いフォークボールを右翼席に運んだ9号に「少しバットの先だったが、前でうまくさばけた」と納得顔だった。  過去2年はけがによる離脱があった左の大砲にとって、プロ3年目で初めて臨んでいる交流戦だが、中日、巨人との6試合で24打数9安打。高い適応力で打線をけん引し、この日は続くマレーロの勝ち越し本塁打も呼び込んだ。

◆オリックスは阪神との接戦を制し、3連勝とした。先発した左腕アンドリュー・アルバース投手(32)が6回2/3を投げ、6安打2失点の好投で西武・多和田、ソフトバンク・石川に並ぶリーグトップの7勝目(1敗)を挙げた。阪神は2連敗。  オリックスは一回、二死一、二塁から小谷野がメッセンジャーから左翼線に適時二塁打(エンタイトルツーベース)を放ち、1点を先制した。阪神は四回、無死一塁から福留がアルバースから中越え適時二塁打を放ち同点。さらに無死二塁から糸井の右前適時打で2-1とした。  オリックスは五回、一死走者なしから吉田正が右翼席へソロを放ち同点。続くマレーロも左翼席へソロ本塁打を放ち3-2とした。  オリックスは八回を山本、九回を抑えの増井が無失点でつなぎ、逃げ切った。試合後、アルバースは「打線の援護があって、(捕手の)若月がいいリードをしてくれた」とチームメイトに感謝。甲子園の虎党の大声援にも「4万5000人の熱い応援をいただきながら、そのエネルギーを感じながら投げることができた」とどこ吹く風だった。

◆阪神は1点を追う五回の拙攻が響いた。先頭の大山の二塁打と犠打で一死三塁としてメッセンジャーの代打の北條が初球スクイズを試みたが、投手の真正面に転がしてしまい、三走は突入できず。捕球ミスに救われて一、三塁にしても、植田もスクイズを決められずに三振。後続も倒れて同点機をふいにした。  金本監督は「ああいうタイプだから打力を期待して出しているわけじゃない。普段から意識を持って練習しないと」と若手内野手によるバント失敗を嘆いた。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
292110.58
(-)
0
(-)
92248
(-)
223
(-)
51
(-)
30
(-)
0.26
(-)
4.05
(-)
2
(-)
DeNA
232520.479
(↓0.01)
5
(↓0.5)
93201
(+1)
201
(+8)
62
(-)
31
(-)
0.25
(↓0.001)
3.62
(↓0.09)
3
(-)
阪神
242700.471
(↓0.009)
5.5
(↓0.5)
92167
(+2)
192
(+3)
26
(-)
30
(-)
0.232
(-)
3.29
(↑0.01)
4
(-)
巨人
242810.462
(↓0.009)
6
(↓0.5)
90240
(+1)
221
(+4)
46
(-)
25
(+1)
0.269
(↓0.001)
3.94
(-)
5
(↑1)
ヤクルト
232710.46
(↑0.011)
6
(↑0.5)
92216
(+12)
243
(+6)
46
(+3)
30
(-)
0.252
(↑0.003)
4.29
(↓0.04)
6
(↓1)
中日
242910.453
(↓0.009)
6.5
(↓0.5)
89220
(+1)
251
(+4)
37
(-)
31
(-)
0.264
(↓0.001)
4.4
(↑0.01)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
322000.615
(↑0.007)
0
(-)
91305
(+8)
225
(+1)
56
(+4)
69
(+3)
0.278
(↑0.001)
4.01
(↑0.06)
2
(-)
日ハム
312200.585
(-)
1.5
(↓0.5)
90217
(-)
200
(-)
59
(-)
42
(-)
0.238
(-)
3.62
(-)
3
(-)
福岡
292400.547
(↓0.011)
3.5
(↓1)
90235
(+6)
213
(+12)
69
(+3)
37
(-)
0.261
(-)
3.96
(↓0.15)
4
(-)
ORIX
282610.519
(↑0.01)
5
(-)
88196
(+3)
207
(+2)
42
(+2)
33
(+1)
0.235
(↑0.002)
3.53
(↑0.03)
5
(-)
ロッテ
252700.481
(↑0.01)
7
(-)
91220
(+4)
221
(+1)
25
(+1)
52
(-)
0.255
(↑0.002)
3.9
(↑0.06)
6
(-)
楽天
183410.346
(↑0.013)
14
(-)
90166
(+4)
234
(+1)
44
(+1)
29
(+1)
0.23
(↓0.002)
4.11
(↑0.06)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(↑1)
ヤクルト
6100.857
(↑0.024)
0
(↑1)
1131
(+12)
19
(+6)
7
(+3)
3
(-)
0.25
(↑0.027)
2.71
(↓0.54)
2
(↓1)
福岡
6100.857
(↓0.143)
0
(-)
1136
(+6)
28
(+12)
12
(+3)
7
(-)
0.262
(↓0.004)
3.92
(↓1.25)
3
(↑1)
西武
5200.714
(↑0.047)
1
(↑1)
1151
(+8)
34
(+1)
10
(+4)
13
(+3)
0.271
(↑0.009)
4.69
(↑0.61)
4
(↑1)
ORIX
5200.714
(↑0.047)
1
(↑1)
1125
(+3)
24
(+2)
7
(+2)
5
(+1)
0.266
(↑0.006)
3.18
(↑0.2)
5
(↓2)
日ハム
4200.667
(-)
1.5
(↑0.5)
1241
(-)
24
(-)
10
(-)
8
(-)
0.253
(-)
4.08
(-)
6
(-)
ロッテ
4300.571
(↑0.071)
2
(↑1)
1129
(+4)
23
(+1)
3
(+1)
4
(-)
0.294
(↑0.012)
3.25
(↑0.38)
7
(-)
DeNA
2400.333
(↓0.067)
3.5
(-)
1225
(+1)
31
(+8)
9
(-)
2
(-)
0.241
(↓0.01)
5.19
(↓0.59)
8
(↑1)
広島
2400.333
(-)
3.5
(↑0.5)
1232
(-)
44
(-)
5
(-)
4
(-)
0.307
(-)
6.79
(-)
9
(↓1)
巨人
2500.286
(↓0.047)
4
(-)
1122
(+1)
28
(+4)
6
(-)
4
(+1)
0.243
(↓0.001)
3.76
(↓0.04)
10
(-)
中日
2500.286
(↓0.047)
4
(-)
1126
(+1)
43
(+4)
4
(-)
3
(-)
0.27
(↓0.012)
6.34
(↑0.41)
11
(↑1)
楽天
1500.167
(↑0.167)
4.5
(↑1)
1215
(+4)
25
(+1)
4
(+1)
6
(+1)
0.241
(↓0.022)
3.69
(↑0.54)
12
(↓1)
阪神
1600.143
(↓0.024)
5
(-)
1122
(+2)
32
(+3)
2
(-)
3
(-)
0.236
(↓0.004)
3.69
(↑0.12)