西武(☆10対5★)阪神 =交流戦3回戦・メットライフ=
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阪神
00000 3020 563
西武
20002 600× 1081
勝利投手:榎田 大樹(5勝1敗0S)
敗戦投手:藤浪 晋太郎(0勝2敗0S)
  DAZN
◆西武は初回、メヒアの適時打などで幸先良く2点を先制する。その後、1点差で迎えた6回裏には、金子侑と山川の適時打などで一挙6点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・榎田が7回3失点で今季5勝目。敗れた阪神は守備の乱れもあり、投手陣が10失点と崩壊した。

◆昨年5月4日ヤクルト戦(神宮)以来、395日ぶりの白星を目指して先発した阪神藤浪は、6回途中7失点で負け投手に。1年ぶりの勝利とはならなかった。  勝ち投手は西武先発の榎田で5勝目。3月まで所属した古巣相手に7回3失点と好投を見せた。熱戦の模様を写真で振り返ります。

◆西武榎田大樹投手が7回5安打3失点で、自己最多となる5勝目を挙げた。  開幕約2週間前に阪神からトレードで移籍。古巣相手に初めての登板だった。3回、4回、5回、6回と得点圏に走者を背負ったが、6回の3失点にとどめた。  お立ち台では「最高ですね。古巣相手で、ちょっと意気込みすぎて、5回でばてて、6回につかまりましたが、なんとか7回まで投げ切れました。意識しないようにしましたが、一緒にやった人が打席に立つと、力が入ってしまいました。粘り強く投げて、野手が援護してくれました」と話した。  また「ここに立つ姿を阪神ファンにも見せられて、良かったです」と恩返しできたことを喜んだ。阪神ファンからも拍手が飛んでいた。

◆阪神が西武榎田大樹投手に敗れた。3月まで阪神に所属し、トレードで西武に移籍した"元同僚"だ。  4回に糸原が中前打を放つまで安打が出ず、序盤は手玉にとられた。4点を追う6回に連続四球から好機をつくり、中谷が適時二塁打。陽川も2点適時打を放ち追い上げたが届かず。  投手陣が6回に6失点して敗れ、榎田に5勝目を献上した。金本知憲監督は「こっちが自滅したようなものですね、今日は」と振り返った。

◆今季初昇格した阪神陽川尚将内野手が、今季初アーチを含む2安打4打点と結果を残した。  「結果にこだわってやっている。少ないチャンスなので、1打席1打席で集中していかないといけない」  7点を追う8回1死一塁。4球目の外角134キロスライダーをうまくバットに乗せた。鮮やな1号2ランで、敗戦の中で虎党を沸かせた。  この日は「6番一塁」で昇格即スタメン起用。プロ入り初の4打点をたたき出し、期待に応えた。  金本監督は「4打点を挙げてくれて、少ないチャンスでしたけどね。ちゃんと結果を出してくれたので」とたたえた。助っ人のロサリオが不振で降格した中、背番号55が存在感を示した。

◆阪神先発の藤浪晋太郎投手(24)は6回途中6安打7失点(自責は4)で2敗目を喫した。1回の先頭秋山に中前打を浴び、続く源田の遊撃へのゴロを植田が失策。1死一、三塁とされてから、重盗で先制点を奪われた。その後メヒアに適時二塁打を浴び、1回に2失点。ただ2回以降は威力抜群の直球を軸に、変化球でもカウントを稼いだ。2、3、4回と3者凡退に抑えた。  しかし5回には糸井の失策などもあって2失点。味方が1点差に追い上げた後の6回には、外崎に二塁打の後、斉藤彰、代打森に連続四球で満塁のピンチを背負って降板した。「点をとってもらって1点差になった直後。勝負どころ、流れをつかむところだと思った。そこで力んで、抑えてやろうと思ってしまった」と猛省。4月20日巨人戦(甲子園)以来、44日ぶりの1軍マウンドで白星をつかむことはできなかった。  藤浪が最後に勝ったのは17年5月4日のヤクルト戦(神宮)。1年以上白星から遠ざかっている。

◆西武が足を絡め、阪神の藤浪を崩した。一回1死一、三塁で一走の源田がスタート。捕手が二塁に送球するのを見て、三走の秋山が本塁に突入した。重盗となり、秋山は「自分の判断。流れをつかめて良かった」と満足そうだった。  2死後にメヒアに適時二塁打が出て、一回に計2点を先制した。久しぶりの登板だった藤浪を足で揺さぶる狙いを実らせた辻監督は「思ったよりも制球が良く、球も速かった。初回にすんなりと行ったら分からなかった」とご満悦だった。

◆この日、1軍に昇格した阪神の陽川が「6番・一塁」で先発し、今季初本塁打を含む2安打4打点と気を吐いた。  六回、中谷の二塁打で1点返してなお無死二、三塁の場面で、元同僚の榎田の外角変化球を右前に2点打。八回は左越えに2ランを運んだ。勝利につながらなかったが「結果にこだわってやっているので、それがいい結果になったと思う」と話した。

◆西武が8安打10得点で快勝した。一回に5番・メヒアの左中間二塁打などで2点を先制。五回に2点を加えると、六回には打者一巡の猛攻で一挙6点を奪った。開幕直前にトレードで阪神から加入した榎田大樹投手(31)は7回111球を投げ、5安打3失点で自己最多の5勝目(1敗)を挙げた。古巣相手に好投した左腕はヒーローインタビューで笑みがこぼれた。  ――ファンから大声援です  「最高ですね」  ――7回3失点  「意気込みすぎて、ちょっと五回でバテてしまって、六回につかまってしまったんですけど、なんとか七回まで投げきれたと思います」  ――古巣相手の登板  「あまり意識しないようにはしてたんですけど、一緒にやってた仲間が打席に立つと、どうしても力が入ってしまいました」  ――5勝目  「なんとか粘り強く投げた結果、野手が援護してくれるので。それこそ(2打点でヒーローの)金子(侑)も打ってくれましたし、ほかの選手の方も打ってくれたので、とても嬉しいです」  ――金子選手は「榎田さんにきょうは何としても勝ってほしかった」と話していた  「すごい嬉しいですね。ここに立って、7年間阪神にいたので、そういう姿を阪神ファンの方にも見せられたらいいなと思って投げられたので、とてもよかったと思います」  ――今後に向けて  「僕はすごいピッチャーではないので、きょうのように粘り強くしっかりと、勝ちというよりもしっかりとゲームを作れるように。その結果、優勝につながっていけばいいと思います」

◆阪神・藤浪晋太郎投手(24)が西武戦に先発し、5回1/3を投げ6安打7失点(自責4)で2敗目(未勝利)を喫した。球数は101で5奪三振、3四死球。西武の先発、榎田大樹投手(31)が古巣相手に7回5安打3失点で5勝目(1敗)を挙げた。  約1カ月半ぶりの1軍マウンド。藤浪は一回、先頭の秋山に中前打。続く源田の遊撃へのゴロを植田が失策して無死一、三塁。浅村は見逃し三振に仕留めたが、山川の打席に重盗され、西武に1点を先制された。山川は三邪飛。この後メヒアに左中間適時二塁打を浴び、2点目を奪われた。外崎には変化球が抜け、背中に死球。二死一、二塁とピンチが続いたが、斉藤は空振り三振に斬った。  二回は3者凡退。三回は先頭の源田を二ゴロ。浅村、山川を2者連続で見逃し三振に仕留めた。四回はメヒアからの打席で3者凡退。五回は一死二塁で秋山に右前打を浴び、糸井がファンブルした間に二走・金子侑に生還された。なおも二死三塁で浅村に中堅への適時打を浴び、0-4とされた。阪神は相手先発の榎田から点を奪えなかったが、五回に中谷の適時二塁打、陽川の右前2点打で1点差に迫った  しかし、藤浪は六回に一死から外崎に二塁打。斉藤を四球で歩かせた後、代打・森の打席で暴投し、一死二、三塁。この後、森に四球を与えたところで降板した。この後、西武は一挙6点を奪った。阪神は八回に2点を返したが、大量失点が響いた。  藤浪は4月20日の巨人戦(甲子園)で5回6失点と崩れて登録抹消も、降格後は3戦連続好投。戦線に戻ってきた。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
292110.58
(↓0.012)
0
(-)
92248
(+5)
223
(+7)
51
(-)
30
(+2)
0.26
(↑0.001)
4.05
(↓0.07)
2
(-)
DeNA
232420.489
(↓0.011)
4.5
(-)
94200
(+5)
193
(+7)
62
(+3)
31
(-)
0.251
(-)
3.53
(↓0.08)
3
(-)
阪神
242600.48
(↓0.01)
5
(-)
93165
(+5)
189
(+10)
26
(+1)
30
(-)
0.232
(↓0.001)
3.3
(↓0.09)
4
(-)
巨人
242710.471
(↓0.009)
5.5
(-)
91239
(+2)
217
(+3)
46
(-)
24
(-)
0.27
(↑0.001)
3.94
(↑0.01)
5
(-)
中日
242810.462
(↑0.011)
6
(↑1)
90219
(+5)
247
(+2)
37
(+1)
31
(+1)
0.265
(-)
4.41
(↑0.05)
6
(-)
ヤクルト
222710.449
(↑0.011)
6.5
(↑1)
93204
(+3)
237
(+2)
43
(-)
30
(+2)
0.249
(↓0.001)
4.25
(↑0.05)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
312000.608
(↑0.008)
0
(-)
92297
(+10)
224
(+5)
52
(-)
66
(+4)
0.277
(-)
4.07
(↓0.02)
2
(-)
日ハム
312200.585
(↓0.011)
1
(↓1)
90217
(+2)
200
(+5)
59
(+1)
42
(+2)
0.238
(↓0.002)
3.62
(↓0.03)
3
(-)
福岡
292300.558
(↑0.009)
2.5
(-)
91229
(+7)
201
(+5)
66
(+3)
37
(+2)
0.261
(↑0.002)
3.81
(↓0.02)
4
(-)
ORIX
272610.509
(↑0.009)
5
(-)
89193
(+3)
205
(+2)
40
(+1)
32
(+1)
0.233
(↑0.002)
3.56
(↑0.03)
5
(-)
ロッテ
242700.471
(↑0.011)
7
(-)
92216
(+7)
220
(+5)
24
(-)
52
(-)
0.253
(↑0.002)
3.96
(-)
6
(-)
楽天
173410.333
(↓0.007)
14
(↓1)
91162
(+2)
233
(+3)
43
(-)
28
(+1)
0.232
(↑0.002)
4.17
(↑0.04)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
福岡
6001
(-)
0
(-)
1230
(+7)
16
(+5)
9
(+3)
7
(+2)
0.266
(↑0.02)
2.67
(↓0.47)
2
(↑1)
ヤクルト
5100.833
(↑0.033)
1
(-)
1219
(+3)
13
(+2)
4
(-)
3
(+2)
0.223
(↓0.003)
2.17
(↑0.03)
3
(↓1)
日ハム
4200.667
(↓0.133)
2
(↓1)
1241
(+2)
24
(+5)
10
(+1)
8
(+2)
0.253
(↓0.016)
4.08
(↓0.19)
4
(-)
西武
4200.667
(↑0.067)
2
(-)
1243
(+10)
33
(+5)
6
(-)
10
(+4)
0.262
(↓0.004)
5.3
(↑0.06)
5
(-)
ORIX
4200.667
(↑0.067)
2
(-)
1222
(+3)
22
(+2)
5
(+1)
4
(+1)
0.26
(↑0.014)
3.38
(↑0.26)
6
(↑1)
ロッテ
3300.5
(↑0.1)
3
(-)
1225
(+7)
22
(+5)
2
(-)
4
(-)
0.282
(↑0.013)
3.63
(↓0.07)
7
(↓1)
DeNA
2300.4
(↓0.1)
3.5
(↓1)
1324
(+5)
23
(+7)
9
(+3)
2
(-)
0.251
(↑0.007)
4.6
(↓0.74)
8
(-)
巨人
2400.333
(↓0.067)
4
(↓1)
1221
(+2)
24
(+3)
6
(-)
3
(-)
0.244
(↑0.014)
3.72
(↑0.06)
9
(-)
広島
2400.333
(↓0.067)
4
(↓1)
1232
(+5)
44
(+7)
5
(-)
4
(+2)
0.307
(-)
6.79
(↓0.19)
10
(↑1)
中日
2400.333
(↑0.133)
4
(-)
1225
(+5)
39
(+2)
4
(+1)
3
(+1)
0.282
(↓0.002)
6.75
(↑0.99)
11
(↓1)
阪神
1500.167
(↓0.033)
5
(↓1)
1220
(+5)
29
(+10)
2
(+1)
3
(-)
0.24
(↓0.011)
3.81
(↓0.74)
12
(-)
楽天
0500
(-)
5.5
(↓1)
1311
(+2)
24
(+3)
3
(-)
5
(+1)
0.263
(↑0.015)
4.23
(↑0.56)