阪神(★2対5☆)ソフトバンク =交流戦3回戦・阪神甲子園球場=
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福岡
00010 0040 570
阪神
00000 0020 250
勝利投手:中田 賢一(3勝2敗0S)
(セーブ:森 唯斗(0勝2敗10S))
敗戦投手:秋山 拓巳(4勝5敗0S)
  DAZN
◆ソフトバンクが3連勝。ソフトバンクは4回表、デスパイネの適時二塁打で先制に成功すると、8回には中村晃の適時打などで4点を挙げてリードを広げた。投げては先発・中田が8回途中2失点で今季3勝目。敗れた阪神は、先発・秋山が力投するも、打線が援護できなかった。

◆ソフトバンク中田賢一投手(36)が7回2/3、2失点で今季3勝目を挙げた。チームは交流戦3連勝で貯金3とした。  ベンチで試合終了の瞬間を迎えた中田は、ナインとハイタッチをかわした。「(甲斐)拓也と毎回話をしながらやっていったのが、いい結果につながった」とお互いの意見を合わせ、得意のフォークだけでなく、スライダー、カーブと織り交ぜ阪神打線に的を絞らせなかった。三振も9個奪った。  7回に福留、糸井、中谷と3者連続三振でベンチへ戻ってくると花束をもらった。「全然わからなかった。後ろを向いて(スコアボードを見て)やっとわかった」と、史上177人目の1500投球回達成を知った。「ここまで大きなケガなく来られた。(中日、ソフトバンクの)トレーナーや裏方に感謝です」と真っ先に、支えてくれたスタッフに感謝した。  打者としても5回には右前安打を放ち、15年以来3年ぶりに「H」マークを点灯させた。工藤公康監督(55)も「ナイスピッチング。完封ペースだったけどね。長い回を投げてくれて、6、7回(を投げる中継ぎ)の投手を休ませられた」とほめた。中田は通算98勝目。100勝の花束も近い。

◆ソフトバンク森唯斗投手が、今季10セーブ目を挙げた。3点リードの9回、2死から2安打と四球で満塁のピンチ。甲子園の阪神ファンが盛り上がる中、原口の打球は左翼へ高く舞い上がった。あわや、の打球は左翼手の城所がキャッチ。無失点で逃げ切った。  工藤公康監督は「フライが上がったときはヒヤッとしたけどね。結果的には失点してない」と評価していた。  守護神サファテが右股関節手術のため長期離脱。代役と務める5年目右腕が、自信とセーブ数を重ねていく。

◆ソフトバンクが8回2死満塁で福留、糸井と左の強打者を迎える場面で、左腕モイネロではなく右腕の加治屋を送り込んだ。加治屋は福留に左前打され、1点を失ったが、続く糸井を三ゴロに抑え、リードを守った。  工藤監督は加治屋の起用について「加治屋君はボールが動くので、打たれてもヒットと思っていた。モイネロと嘉弥真君は今日は使わないと思っていた」と説明。倉野投手統括コーチも「戦略的なところです。加治屋の方が抑える確率が高いという判断」と話した。

◆阪神鳥谷敬内野手(36)が、勝利への執念を見せた。8回1死一塁、代打で登場。「代打鳥谷」がコールされ、甲子園の大歓声に包まれながら打席に向かうと、ソフトバンク先発中田から、1度もバットを振ることなく四球を選んだ。「ボールはしっかり見えてますんで」。自らの役割を果たし、チャンス拡大に成功した。  その後は二塁の守備に就き、3点を追いかける9回2死一塁でも打席が巡ってきた。フルカウントまで粘った6球目、内角高めにきた142キロカットボールを振り抜き、右前打を放った。  「つないでいけば、チャンスがあると思っていました」  29日ソフトバンク戦(甲子園)で出番が訪れず、新人だった04年9月9日ヤクルト戦から続けていた歴代2位の連続試合出場が1939試合で止まったが、翌30日から2試合連続安打をマーク。今後も勝利のために、背番号1がバットを握り続ける。

◆阪神先発秋山拓巳投手(27)は7回5安打1失点の力投も、援護に恵まれず5敗目を喫した。両チーム無得点の4回に先頭今宮に左前打を浴びた。  暴投や四球などで1死一、三塁とされ、ソフトバンクの5番デスパイネに右翼へ適時二塁打を許した。ただ、その後のピンチは粘り、7三振を奪う力投。次戦の先発を見据えて7回90球で降板となった。  「先制点を許してしまったことは反省しなければいけません。ただ最小失点で抑えることができて、その後もなんとか粘ることはできました。次、頑張ります」と前を向いた。

◆阪神は終盤の反撃も及ばなかった。0-5の八回、四球で出た走者を板山の犠飛と福留の左前打でかえして3点差に迫ると、九回は2死満塁とし、本塁打が出ればサヨナラ勝ち。ここで原口は左翼へ大飛球を放ったが、わずかにスタンドには届かなかった。  金本監督は「いつもの風だったらね」と淡々。5四死球をもらいながら相手先発の中田を攻略しきれず「ストレートも速かったし、変化球は全部低めだった」とお手上げだった。

◆ソフトバンクが敵地で阪神に3連勝。先発した中田賢一投手(36)が7回2/3を投げ2安打2失点の好投で3勝目(2敗)を挙げた。打っては四回にアルフレド・デスパイネ外野手(31)が右中間適時二塁打を放って先制すると、八回に4点を追加し、逃げ切った。  ソフトバンクは四回、一死一、三塁でデスパイネが阪神先発・秋山から右中間に適時二塁打を放ち先制した。八回には一死一塁から中村晃の右越え適時三塁打で追加点。なおも一死満塁から、松田が阪神の3番手・岡本から押し出し四球を選び3-0とした。なおも二死満塁から甲斐の左前2点打で5-0とした。  先発の中田は八回に一死満塁のピンチで板山に中犠飛を許した。この後、糸原に四球を与えて再び満塁としたところで降板した。このピンチに2番手・加治屋が阪神の反撃を1点にとどめ九回へ。最後は森が無失点で試合を締めた。  中田は試合後「最初からいい形でいけていた。一人一人と思って区切って投げていったのがよかった」と充実感を漂わせた。「(捕手の)甲斐と『次の回はどうする』って毎回話しながらやっていったのがいい結果につながった」と女房役に感謝。4月21日の日本ハム戦(札幌D)以来の3勝目に「1イニングでも長くということを、考えている。きょうも回の途中で代わってしまったので、次の課題です」と気を引き締めた。

◆阪神とソフトバンクの一戦は五回を終わって1-0とソフトバンクがリードした。ソフトバンクは四回、一死一、三塁でデスパイネが阪神先発、秋山から右中間適時二塁打を放ち先制した。  ソフトバンクは先発の中田が、五回まで無失点とした。

◆ソフトバンクのデスパイネが四回に先制の二塁打を放った。1死一、三塁で阪神の秋山が投じた外寄りの変化球を逆らわずに右中間へ鋭くはじき返す。「先制できて良かった。良い打球が打てた」と納得のコメントを残した。  二回に3試合ぶりの安打を中前に運び、複数安打は7試合ぶり。前日まで12本塁打ながら、打率は2割8厘と確実性が低かっただけに「次からも打てるようにしたい」と前を見据えた。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
281910.596
(↓0.013)
0
(-)
95234
(+7)
205
(+12)
48
(-)
27
(-)
0.257
(↑0.001)
3.93
(↓0.11)
2
(-)
DeNA
232120.523
(↑0.011)
3.5
(↑1)
97189
(+4)
175
(+3)
56
(+2)
31
(-)
0.252
(↓0.002)
3.37
(↑0.02)
3
(-)
阪神
232400.489
(↓0.011)
5
(-)
96150
(+2)
172
(+5)
24
(-)
29
(-)
0.231
(↓0.001)
3.19
(↓0.04)
4
(-)
巨人
232510.479
(↓0.01)
5.5
(-)
94232
(+2)
210
(+4)
45
(+1)
24
(+2)
0.273
(↓0.001)
4.08
(-)
5
(-)
中日
232610.469
(↑0.011)
6
(↑1)
93209
(+9)
223
(+2)
35
(+1)
30
(+2)
0.266
(↑0.003)
4.17
(↑0.04)
6
(-)
ヤクルト
192710.413
(↑0.013)
8.5
(↑1)
96193
(+3)
231
(+1)
42
(-)
27
(-)
0.252
(-)
4.4
(↑0.07)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
291900.604
(↑0.008)
0
(-)
95280
(+12)
209
(+7)
49
(+1)
58
(-)
0.28
(↑0.002)
4.01
(↓0.07)
2
(-)
日ハム
292100.58
(↑0.009)
1
(-)
93193
(+4)
190
(+2)
53
(+1)
36
(-)
0.236
(↓0.002)
3.64
(↑0.03)
3
(-)
福岡
262300.531
(↑0.01)
3.5
(-)
94211
(+5)
190
(+2)
59
(-)
34
(+1)
0.259
(↓0.001)
3.82
(↑0.04)
4
(-)
ORIX
252510.5
(↓0.01)
5
(↓1)
92186
(+2)
198
(+9)
39
(+1)
30
(-)
0.232
(↑0.001)
3.66
(↓0.12)
5
(-)
ロッテ
222600.458
(↓0.01)
7
(↓1)
95198
(+1)
206
(+3)
22
(-)
49
(-)
0.247
(-)
3.94
(↑0.01)
6
(-)
楽天
173110.354
(↓0.008)
12
(↓1)
94156
(+3)
222
(+4)
42
(+2)
26
(+2)
0.23
(↑0.001)
4.22
(↑0.01)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(↑1)
福岡
3001
(-)
0
(-)
1512
(+5)
5
(+2)
2
(-)
4
(+1)
0.229
(↓0.007)
1.67
(↓0.17)
2
(↑1)
DeNA
2001
(-)
0.5
(-)
1613
(+4)
5
(+3)
3
(+2)
2
(-)
0.273
(↓0.082)
2.37
(↓0.37)
3
(↑1)
西武
2100.667
(↑0.167)
1
(-)
1526
(+12)
18
(+7)
3
(+1)
2
(-)
0.296
(↑0.033)
5.6
(↓0.69)
4
(↑2)
日ハム
2100.667
(↑0.167)
1
(-)
1517
(+4)
14
(+2)
4
(+1)
2
(-)
0.224
(↓0.047)
4.85
(↑1.5)
5
(↑3)
ヤクルト
2100.667
(↑0.167)
1
(-)
158
(+3)
7
(+1)
3
(-)
0
(-)
0.247
(↓0.007)
2.33
(↑0.67)
6
(↓5)
ORIX
2100.667
(↓0.333)
1
(↓1)
1515
(+2)
15
(+9)
4
(+1)
2
(-)
0.273
(↑0.008)
4.85
(↓2.35)
7
(↑4)
中日
1200.333
(↑0.333)
2
(-)
1515
(+9)
15
(+2)
2
(+1)
2
(+2)
0.311
(↑0.046)
5
(↑1.5)
8
(↓3)
ロッテ
1200.333
(↓0.167)
2
(↓1)
157
(+1)
8
(+3)
0
(-)
1
(-)
0.227
(↑0.017)
2.88
(↓0.23)
9
(↓2)
巨人
1200.333
(↓0.167)
2
(↓1)
1514
(+2)
17
(+4)
5
(+1)
3
(+2)
0.265
(↓0.039)
5.67
(↑0.83)
10
(↓1)
広島
1200.333
(↓0.167)
2
(↓1)
1518
(+7)
26
(+12)
2
(-)
1
(-)
0.296
(↓0.001)
7.39
(↓0.76)
11
(↓1)
阪神
0300
(-)
3
(↓1)
155
(+2)
12
(+5)
0
(-)
2
(-)
0.229
(↓0.025)
2.67
(↓1.17)
12
(-)
楽天
0200
(-)
2.5
(↓1)
165
(+3)
13
(+4)
2
(+2)
3
(+2)
0.268
(↑0.011)
5.6
(↑2.28)