巨人(★3対5☆)日本ハム =交流戦1回戦・東京ドーム=
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日ハム
20000 0210 590
巨人
00100 0101 370
勝利投手:マルティネス(5勝4敗0S)
(セーブ:トンキン(2勝0敗11S))
敗戦投手:山口 俊(4勝4敗0S)
  DAZN
◆日本ハムは初回、近藤の2ランで先制に成功する。その後、7回表には西川の2ラン、8回には鶴岡の適時打で追加点を挙げた。投げては、先発・マルティネスが9回途中3失点の力投で、今季5勝目をマーク。敗れた巨人は、9回に亀井のソロで2点差に迫るも及ばなかった。

◆日本ハム西川遥輝外野手の1発が効果的だった。  1点リードの7回2死二塁の場面。山口俊の145キロ直球を右中間へ運んだ。4号2ランで追いすがる巨人を突き放した。「甘い球がずっと来ていなかった」と、それまでの3打席は厳しいコースを攻められ、珍しく見逃し三振を喫する場面もあった。「積極的にいこうと思っていた」と、ようやく甘く入ってきた真っすぐをミスショットせず、会心の打球を飛ばした。  「最近、得点圏で打ててなかったので良かった」と、試合終盤に飛び出した大きなアーチが、交流戦初戦快勝を呼び込んだ。

◆巨人が交流戦黒星発進を強いられた。  立ち上がりの1回に2点を先制され、一時は1点差まで詰め寄るも7回に再び2点差に広げられる展開。日本ハムの背中を捉えきれずに、5連敗に沈んだ。  開幕から47試合目で、不動の2番を務めてきた吉川尚を8番に初めて動かした。2安打をマークし、高橋由伸監督は「そこもね。なかなか苦しんでいるところなんで、いいきっかけになればというところですけど」と不振からの完全脱出を促した。  代わって今季初の2番に座った亀井が、9回に1発を放ち「1本出るのと出ないのとでは大違いだと思いますし、そこは最後に1本が出たので、次につながってくれればいいですけどね」と指揮官。昨季は大いに苦戦を強いられた交流戦が幕を開けた。

◆巨人アレックス・ゲレーロ外野手が「吉永小百合弾」で長いトンネルから抜け出した。  7回2死、日本ハム先発マルティネスの真ん中低めの変化球を捉え、左中間にある女優吉永小百合が起用されているJR東日本の看板にぶち当てた。  21打席ぶりの安打、5月6日のDeNA戦以来となる8号ソロに、ベンチで両手を天にかさした。  この日は試合前に移籍後初の早出特打を敢行し「これだけ打ち込みをしたのは初めて。すぐに結果は出ないものだけど、今日、打てたのでうれしい。少しは肩の荷が下りた」と振り返った。  巨人の助っ人の看板直撃弾は10年4月11日のラミレス以来。東京ドームのビッグボードスポンサー賞を獲得した本塁打は、この日で99号目となった。JR東日本から「びゅー商品券100万円分」が贈られ「新幹線にいっぱい乗りたいね」と上機嫌だった。

◆日本ハムが盤石の試合運びで今季3度目の4連勝を飾った。  先発マルティネスは3本のソロ本塁打を浴びたが、テンポのいい投球で9回途中まで好投。打線は初回に近藤が3号2ランを放って先制。7回には西川が右中間へ4号2ランを運び、8回には鶴岡の適時二塁打と効果的に加点した。最終9回は守護神トンキンが、イニングの途中から登板して、しっかりと抑えきった。  栗山英樹監督は試合後、「巨人戦から始まる交流戦を、なんかうまく生かしたいと思っていた」と、この一戦を重要視していたことを明かした。  平日のナイターながら、4万6786人の観衆が集まった東京ドーム。地上波テレビでも生中継もされていた。オレンジ色のレプリカユニホームを来た巨人ファンの大声援の中での試合に「こういう雰囲気になるから、選手たちも(試合に)入りやすいし、集中しやすいと思っていた。その分、やられるか、やられないかは、すごく重要だと思っていた。だから、その初戦は、ものすごく重要だと思って、こっちはやっていた」。  栗山監督の思いに応えるように、選手は躍動して快勝。貯金は今季最多8となった。「選手たちが、いい形で入ってくれて、こういう形になったことが、すごく良かったと思います」。指揮官は充実感あふれる試合を、うれしそうに振り返っていた。

◆巨人坂本勇人内野手(30)が8戦ぶりの6号ソロを放った。  2点を追う3回2死、日本ハム先発マルティネスのチェンジアップをバックスクリーンに運んだ。内外に動く球を持つ助っ人右腕の攻略に苦戦しそうな状況下で、口火を切る1発を放った。

◆3番左翼で出場した日本ハム近藤健介捕手(24)が先制の3号2ランを放った。  1回1死一塁、巨人山口俊が投じた真ん中やや外寄りの直球を左翼席最前列まで運んだ。「(逆方向への本塁打は)まぐれです。まあまあ良い感触でした。交流戦最初の打席で結果が出てよかったです」。これで4戦3発と急激に調子を取り戻してきた。

◆巨人アレックス・ゲレーロ外野手(31)が「吉永小百合弾」で長いトンネルから抜け出した。  7回2死、日本ハム先発マルティネスの真ん中低めの変化球を捉え、左中間にある女優吉永小百合が起用されているJR東日本の看板にぶち当てた。  21打席ぶりの安打、5月6日のDeNA戦以来となる8号ソロに、ベンチで両手を天にかさした。

◆巨人坂本勇人内野手が8戦ぶりの6号ソロを放った。  2点を追う3回2死、日本ハム先発マルティネスのチェンジアップをバックスクリーンに運んだ。内外に動く球を持つ助っ人右腕の攻略に苦戦しそうな状況下で、口火を切る1発を放った。「(チェンジアップ)芯でとらえて、しっかりと押し込めました」と話した。

◆日本ハムのニック・マルティネス投手が9回途中3失点の好投で5勝目を挙げた。  立ち上がりからストライクゾーンで勝負し、テンポよくアウトを積み重ねた。「失投を、よく捉えられた」と、ソロ本塁打を3本浴びた。ただ、走者を置いた場面では制球を間違えることはなかった。  普段は立たない打席では、2回1死二塁の場面で一ゴロを放って進塁打。8回無死一塁の場面では犠打をきっちり決めた。  あの米国のトランプ大統領が在籍していたフォーダム大卒の右腕は当時、レギュラー二塁手として活躍。投手としても中継ぎとして投げていた二刀流選手だった。  11年に投手としてレンジャーズからドラフト指名され、以降は投げることに専念してきた。ただ、交流戦へ向けた打撃練習ではセンスの良さを披露。この日は同僚から、投球だけでなく、打撃も期待されていた。安打は放てなかったが、「少し感覚は鈍っていたけど、バントがしっかり出来て良かった」と笑顔。投球についても「完投できなかったのは残念」と悔やんだが「しっかり長いイニングを投げられた」。チームを今季3度目の4連勝に導く、投打の活躍だった。

◆巨人の山口俊は7回4失点で4敗目を喫した。1-2の七回、西川に右中間へ2ランを運ばれるとグラブで顔を覆った。直球が高めに入り「正直、外に投げておけばという意識はあった。悔やまれる一発」と表情をこわばらせた。  一回、近藤に先制2ランを許した後は、10三振を奪うなど粘っていたが、勝負どころで崩れた。

◆セ・リーグ4位の巨人は5連敗となった。昨年、交流戦前から続いた連敗が「13」まで伸びるなど6勝12敗に終わった交流戦の開幕戦でつまずいた。先発の山口俊は一回一死一塁から、近藤の左翼席へ先制の3号2ランを運ばれ、先制点を許した。  巨人は三回、二死から坂本勇がバックスクリーン左へ6号ソロを放ち1点差に迫ったが、七回二死二塁から山口が西川に右中間席へ4号2ランを浴び、1-4とリードを広げられた。  巨人はその裏、二死からゲレーロが左中間席後方の看板に直撃する8号ソロを放ち、2-4に迫ったが、八回二死二塁からマシソンが鶴岡に左中間適時二塁打を許し、再び3点差とされた。  巨人は九回、亀井の右越え4号ソロで1点を返したが、あと一歩及ばなかった。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
271810.6
(↓0.014)
0
(-)
97219
(+3)
186
(+7)
47
(+1)
26
(-)
0.252
(↓0.002)
3.76
(↓0.07)
2
(↑1)
DeNA
222120.512
(↑0.012)
4
(↑1)
98185
(+9)
172
(+2)
54
(+1)
31
(+2)
0.254
(↑0.003)
3.39
(↑0.03)
3
(↓1)
阪神
232200.511
(↓0.012)
4
(-)
98145
(-)
161
(+1)
24
(-)
27
(-)
0.231
(-)
3.16
(↑0.07)
4
(-)
巨人
222410.478
(↓0.011)
5.5
(-)
96221
(+3)
198
(+5)
43
(+3)
21
(-)
0.272
(↓0.001)
3.99
(↓0.02)
5
(-)
中日
222510.468
(↓0.01)
6
(-)
95199
(+5)
216
(+8)
34
(+1)
28
(-)
0.265
(↑0.002)
4.2
(↓0.09)
6
(-)
ヤクルト
172710.386
(↓0.009)
9.5
(-)
98186
(+1)
229
(+5)
40
(+1)
27
(-)
0.251
(↓0.001)
4.55
(↓0.01)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
281800.609
(↑0.009)
0
(-)
97261
(+7)
194
(+3)
47
(+1)
56
(-)
0.279
(-)
3.88
(↑0.02)
2
(-)
日ハム
282000.583
(↑0.009)
1
(-)
95181
(+5)
179
(+3)
51
(+2)
35
(+1)
0.237
(↑0.001)
3.55
(↑0.01)
3
(-)
福岡
242300.511
(↑0.011)
4.5
(-)
96200
(+1)
185
(-)
57
(-)
30
(-)
0.259
(↓0.002)
3.88
(↑0.08)
4
(-)
ORIX
242410.5
(↑0.011)
5
(-)
94179
(+8)
188
(+5)
38
(+3)
28
(-)
0.232
(↑0.002)
3.59
(↓0.01)
5
(-)
ロッテ
222400.478
(↑0.011)
6
(-)
97196
(+5)
199
(+1)
22
(-)
49
(+1)
0.248
(↓0.001)
3.94
(↑0.06)
6
(-)
楽天
173010.362
(↓0.008)
11.5
(↓1)
95153
(+2)
218
(+9)
40
(-)
24
(+1)
0.229
(↑0.001)
4.23
(↓0.07)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
DeNA
1001
0
179
2
1
2
0.355
2
2
西武
1001
0
177
3
1
0
0.316
3
3
ロッテ
1001
0
175
1
0
1
0.233
1
4
ORIX
1001
0
178
5
3
0
0.324
4
5
日ハム
1001
0
175
3
2
1
0.257
3
6
福岡
1001
0
171
0
0
0
0.176
0
7
阪神
0100
1
170
1
0
0
0.25
0
8
巨人
0100
1
173
5
3
0
0.212
5
9
中日
0100
1
175
8
1
0
0.333
8
10
ヤクルト
0100
1
171
5
1
0
0.2
5
11
広島
0100
1
173
7
1
0
0.156
7
12
楽天
0100
1
172
9
0
1
0.257
7.88