☆中日 v.s. ★阪神(11回戦・ナゴヤドーム)
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阪神
00000 1000 152
中日
31001 010× 6151
勝利投手:松坂 大輔(2勝3敗0S)
敗戦投手:才木 浩人(0勝1敗0S)
  DAZN
◆中日は初回、福田の適時打などで3点を先制する。その後は2回裏に大島の適時打、5回には京田の適時打でリードを広げた。投げては、先発・松坂が6回1失点の好投で今季2勝目。敗れた阪神は、プロ初先発の才木が立ち上がりにつかまり、打線も振るわなかった。

◆プロ初先発した阪神才木浩人投手が、5回12安打5失点で初黒星を喫した。  「5回投げた中で、3人で切れた回がなかった。毎回ずっと打たれてピンチを作って、攻撃に流れを持ってくることができなかった。そこが反省点です」  平成の怪物、中日松坂との投げ合いで感じた収穫もあった。「松坂さんの投球を見て、テンポがすごくいいなと感じた。そういうところが攻撃のリズムにつながってくる。いいなと思ったところは取り入れたいなと思う」。貪欲に吸収して、次回登板こそプロ初勝利を狙う。

◆阪神長坂拳弥捕手がプロ初スタメン出場を果たし、初安打を記録した。15日に今季初昇格を果たした。この日プロ初先発した才木との同期入団バッテリーで試合に臨んだ。  3回1死での第1打席、外角の変化球をたたき、左中間を破る二塁打。ここまで無安打に抑え込まれていた怪物松坂からこの日のチーム初安打だ。「初ヒットはうれしいですし、松坂さんから打てたのは忘れられない、記念というか、思い出になりますね」。2軍では33試合に出場し、打率2割7分をマーク。大学の先輩でもある矢野燿大2軍監督の指導のもと、昨オフから打撃フォームを改善。1軍スタートのキャンプから打撃好調キープを続ける。  守備でも存在感をみせた。5回1死一塁。松井雅がバントで打ち上げた後方への飛球をダイビングキャッチ。「ボールに食らいついていったというか、捕れると思ったので」。体を張って才木を鼓舞した。  この日の敗戦には捕手として悔しさをにじませた。初回に才木が打ち込まれ、いきなり3点を奪われた。2回には才木の2度に渡る暴投を止めることができなかった。「まずは投手をしっかりリードして、しっかり守らないといけない。それができなかったのは悔しいです」。2年目の24歳が経験を積み重ね、正捕手を目指す。

◆中日松坂大輔投手(37)が6回3安打1失点で、今季2勝目を手にした。この連勝で阪神と入れ替わり4位に浮上したが、森監督は勝利とは別の"松坂効果"を期待した。「まだ1イニングいけます、と松坂は言ったけど、今日はやめとけと言った。小笠原にはそれがない、そんなヤツは使えないから、ファームでのゆっくり調教させてあげます」と、試合後には松坂の話より、ファーム落ち中の小笠原慎之介投手(20)の話に終始した。  今年の開幕投手だった小笠原は、8試合で1勝4敗。前回18日の阪神戦(ナゴヤドーム)では、5回無失点の好投を見せながら、6回に崩れ2点を失って降板。翌日、出場選手登録を抹消したエース候補生を指揮官は酷評した。  この日、松坂は打席でも2安打をマーク。プロ初となるマルチ安打を達成した。ナゴヤドームの試合前練習が終わると、松坂はバットを持って室内打撃練習場へ向かう。「松坂をどう若手たちが見るか期待している」。復活の2勝目以上に、レジェンドの姿勢が投手陣に波及することを指揮官は期待していた。

◆貧打が深刻な阪神は3番福留、5番糸井など大幅に打線を組み替えても5安打1点とつながりを欠いた。12試合連続の1桁安打で4カード連続で負け越し、5位に後退。金本監督は「結果がこれだから仕方がない。一人一人が状態を上げていくしかない」と淡々と話した。  松坂の直球と、球速差の少ないカットボールにてこずり、六回に植田と糸原の連打で1点を返すのが精いっぱい。代打で好結果を出し、今季初めて先発起用された伊藤隼は無安打に終わり「チャンスをもらったのに結果を出せなくてめちゃめちゃ悔しい」と唇をかんだ。

◆中日・松坂大輔投手(37)が阪神戦に先発し、6回を投げ7三振を奪うなど3安打1失点で2勝目(3敗)を挙げた。球数は91で1四球、防御率は3・08。3打数2安打など攻撃でも自らを援護し、チームは阪神と入れ替わり、4位に浮上した。  --球場の拍手と歓声はいかがですか  「1勝目を挙げてから2勝目がまたここナゴヤドームなんですけど、きょうもたくさんの人に来てもらって、さらに気持ちがいいですね」  --中6日という間隔での登板。体調面や不安などは  「前回アクシデントがあって早いイニングで代わってしまったので。それもあって特に中6日でいくことは問題がなかったので、僕は大丈夫だと思ってました」  --味方が一回に援護点  「最初の3点で非常に楽にゲームに入ることができました」  --投球を振り返ってよかった点は  「状態はあまりよくなかったですけど、ここ何試合もカットボールだけは唯一信用のできるボールなので、それを軸にしてなんとかゲームを作れたと思います」  --バットでも2安打  「監督からもバッティングを期待されて、とってもらったので、やっと打ててよかったです。ここ何日もですね、後輩の柳が先にヒット2本打ってたんですけど、毎日のように『松坂さん、僕2本打ってます』って言われるので、やっと追いつけてよかったです」  --今後は柳投手とのヒット争いも楽しみ  「ピッチャー陣のし烈なヒット争いを注目して見ていただけたらと思います」

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
251410.641
(↑0.009)
0
(-)
103188
(+1)
150
(-)
40
(-)
25
(+1)
0.254
(-)
3.49
(↑0.09)
2
(-)
巨人
211910.525
(↓0.013)
4.5
(↓1)
102202
(+2)
169
(+10)
36
(+2)
19
(-)
0.273
(↓0.001)
3.94
(↓0.13)
3
(-)
DeNA
191820.514
(↑0.014)
5
(-)
104155
(+10)
145
(+2)
47
(+6)
28
(-)
0.251
(↑0.004)
3.25
(↑0.03)
4
(↑1)
中日
192210.463
(↑0.013)
7
(-)
101166
(+6)
186
(+1)
25
(-)
25
(-)
0.256
(↑0.004)
4.15
(↑0.08)
5
(↓1)
阪神
182100.462
(↓0.012)
7
(↓1)
104120
(+1)
152
(+6)
20
(-)
25
(+1)
0.222
(↓0.002)
3.44
(↓0.05)
6
(-)
ヤクルト
152310.395
(↓0.01)
9.5
(↓1)
104167
(-)
196
(+1)
34
(-)
23
(-)
0.253
(↓0.001)
4.51
(↑0.08)